月例会・見学

Zoomで配信 和紙研オンライン月例会・見学のご案内

◆ 12月オンライン例会
日 時:2022年12月17日(土) 13:30~15:10
会 場:Zoomによるオンライン配信のみ
13:30~14:30 宍倉ゼミ「和紙原料に使う植物 第3回」 宍倉佐敏 会員
14:40~15:10 「和紙の材料であるコウゾ属の分類のよる
渡来経路の解明の試み」本橋令子氏(静岡大学教授)
*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
※ プログラムや機材の関係で、時間が変わる可能性があります。予めご了承ください。

宍倉ゼミ 和紙原料に使う植物 第3回
「椿の研究 (Ⅰ) ー和紙原料で最も量が多く重要なコウゾー」
                            宍倉佐敏 会員

古い日本の田舎の風景画などに観られる、 畑の周りに植えられたクワやコウゾを見ると人々は心が安らぐ、 なぜこれらの植物は心安らぎ、そこに植えられているのだろうか?
実際のコウゾを詳しく観察すると枝葉の姿が異なる物や成長の仕方が違う物がある、 よく考えるとコウゾにはいくつかの種類があるのかもしれない、 これらの違いが在るなら何故なのか、 種類か? 生産地の差か? 紙の原料の他に何か使用目的があるのか?
楮の繊維は長いと言われるがどの位の長さで、種類によってどの様な違いがあるのか、紙にすると、どの様な特徴が生まれてくるのか、 楮は本当に強いのか等を検討します。(資料は和紙文化研究第五号)

招聘講師発表                        
「和紙の材料であるコウゾ属の分類のよる渡来経路の解明の試み」
                        静岡大学教授 本橋令子

古くから日本の紙の原材料としてクワ科コウゾ属が使用されることが多い。コウゾ属はカジノキ(B.papyr i fera)、ヒメコウゾ(B.kazinoki)、及びツルコウゾ(B.kaempfer i)の3 種と、ヒメコウゾとカジノキの交雑により生じた雑種コウゾ(B.kazinoki×B.papyr i fera)によって構成されているが、分類学的背景が非常に複雑で、現在も明確な区分わけがされていない。また、日本においてカジノキは外来種とされており、いつどのような経路を辿って日本に渡来したのか未だ解明されていない。日本全国のクワ科コウゾ属、クワ科クワ属、海外のコウゾ属の葉の標本について、母性遺伝する葉緑体ゲノムのPS-ID,Tand-2,Tand-3 領域、父親と母親それぞれから遺伝情報を反映する核ゲノムのTOPO6 領域の配列を決定し、コウゾ属の分類を行った。葉緑体ゲノムを用いた解析結果では、5 つのグループ型に分類することができ、Ⅰ型には日本本土のカジノキ、Ⅱ型には沖縄や奄美大島のカジノキ、Ⅲ,Ⅳ型にはヒメコウゾ、
雑種コウゾ、ツルコウゾ、Ⅴ型にはクワ科クワ属のヤマグワが分類された。日本には日本本土のカジノキ、沖縄のカジノキの2つの葉緑体ゲノム型(母親の祖先が異なる2つのグループ)が存在し、カジノキとそれ以外の種に分けることができた。

発表者プロフィール
本橋令子(MOTOHASHI Reiko)
所 属:静岡大学 学術院農学領域、分子育種研究室、教授・副学長
学 位:博士(農学)東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻
    論文名『 レトロトランスポゾンp-SINE1 の解析とイネ系統の分類への応用』
    平成 9 年 3 月東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 博士
    後期課程 学位取得
職 歴:平成9年4月 理化学研究所ゲノム科学総合研究センター植物ゲノム機能情
           報研究グループ
    平成16年4月 静岡大学 農学部植物変異開発研究チーム 研究員 
専 門:葉緑体の機能解明 (植物分子遺伝学)

 

和紙研オンライン月例会の見学について

12月の見学は、下記2つの方法のいずれかで、専用〈申し込みフォーム〉からWeb申込みができます。(お手数をかけますが、これまでの方法では申込みができません)参加料金500円は同じですが、事前入金締切りは12月13日となりますのでご注意ください。

申込方法:
1、〈申し込みフォーム〉のURLを下記します。
   https: //sgfm. jp/f/872b2df081aa5ddf39e791bf801dcc2a
2、QRコードから読み込めます。画像を添付します。

申込期間:2022年12月13日(月)まで
参加人数:40名まで(申込み順です)
見学詳細:配信URLなどは和紙研からご連絡いたします。もし、必要事項の 
     明記がない場合は、受付・配信はできません。
見学回数:5回まで(以後は会員登録が必要です)
見学料金:例会1回あたり500円 
料金支払:事前振込制 12月13日締切り
振込口座:郵便振替00140-0-568810 和紙文化研究会

 

Zoomで配信 和紙研オンライン月例会・見学のご案内

 

◆ 11月オンライン例会
日 時:2022年11月19日(土) 13:30~15:40
会 場:Zoomによるオンライン配信のみ
招聘講師:
柴崎幸次氏(愛知県立芸術大学美術部デザイン・工芸科デザイン専攻教授)
大柳陽一氏(文溪堂工房)
神谷直希氏(愛知県立大学大学院情報科学研究科准教授)
吉里 友氏(愛知県立大学情報科学部)
周 業欣氏(愛知県立芸術大学大学院博士後期課程 美術専攻)

13:30~14:00
題名1「データサイエンスによる紙の道の解明―量的
・質的調査とAI多面的解析に基づいて―」
柴崎幸次氏・大柳陽一氏
14:00~14:30
題名2「民生品デジタルカメラを用いたパッチ分類による
紙の繊維推定の現状と課題」
神谷直希氏・吉里 友氏
14:30~14:40 休憩
14:40~15:40
代名3「中国における紙の文化史に関する研究とドキュメンタリー映像の制作
~製紙文化のデジタルアーカイブ、保護と存続に向けて~」
周 業欣氏
*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
※プログラムや機材の関係で、時間が変わる可能性があります。予めご了承ください。

要旨紹介

題 名1.
令和4年度より、愛知県立芸術大学では、科学研究費助成事業 基盤研究(A)「データサイエンスによる紙の道の解明―量的・質的調査とAI多面的解析に基づいて―」に取り組んでいます。
この研究は、現在も不明な点が多い“ 紙の道”(紙の伝播)の解明に焦点をあて、歴史の時系列の中でどのような紙の文化であったかを、データサイエンス領域と共同し、紙の文化に潜んだ真実を明らかにし、その多様性を解明する研究です。民生品のデジタルカメラによる多くのサンプル撮影とディープラーニングによる画像解析を活用し、非破壊で簡易に撮影できる画像を用いた紙質分析の飛躍的な向上を目指します。
また、様々な観察や計測、画像シミュレーションを用いた多面的解析システムによる観察を融合させ研究を進めます。
この報告では、研究概要、今後の研究計画、顕微鏡により構築する紙の解析システム、さらに紙の観察のための「標品」ポリシーについて報告します。

題 名2.
昨今の民生品のデジタルカメラでは、顕微鏡モードによるマクロ撮影が可能であり、レンズ先端から1cm の距離にある被写体に対し、光学ズームと併用することで顕微鏡写真のような拡大撮影が可能です。この機能に着目し紙を対象としたマクロ撮影による画像において、紙の繊維が観察可能なことを確認しました。ここではEfficientNet ベースの紙の繊維推定について、これまでのパッチベース(複数の小さい画像)分類による取り組みを紹介します。また、パッチベース分類からマクロ画像全体における繊維推定への展開や解析対象の拡大に向けた現状のアプローチとその課題について報告します。

題名3
紙の発祥地は中国であり、2000 年以上の歴史の中で、それぞれの時代の製紙文化の変遷があったと推測されるが、その手漉き紙の多様性は、現状では失われており、技術や文化的背景も学術的には未整理のままで、紙の組成や伝播については不明な点が多い。
また、中国においては急速に文化・経済ともにグローバリゼーションが浸
透する中、現代社会においてどのように伝統文化への関心を喚起し、その
独自性を守り、どのように継承していくかを考えることが、今後の文化遺
産の伝承への課題となっている。
本研究は中国伝統文化の保護と存続の問題に焦点をあて、これまで製紙文化の多様性と存続に携わった人々の活動に敬意を表しながら、ドキュメンタリー映像の制作と中国製紙文化のデジタルアーカイブを構築することである。過去の歴史と、現在の製紙に関する情報を結びつけ、映像、インフォグラフィック、デジタル技術により、製紙文化の再現? 評価? 保存を研究するシステムを築き上げる。具体的には、現地調査と文献調査に基づき、旧来の生産様式や道具などを調査、または推定し、紙のデジタルアーカイブ化を試みる。歴史的な事象の影響により失われてきた多くの伝統的な技術? 製法の歴史的空白部分を明らかにし、記録として残す手法を提案する。

 

和紙研オンライン月例会の見学について

11月の見学は、下記2つの方法のいずれかで、専用〈申し込みフォーム〉からWeb申込みができます。(お手数をかけますが、これまでの方法では申込みができません)参加料金500円は同じですが、事前入金締切りは11月5日となりますのでご注意ください。

申込方法:
1、〈申し込みフォーム〉のURLを下記します。
  https://sgfm.jp/f/27004e3d8497d6101f7ae5d98622f557
2、QRコードから読み込めます。画像を添付します。

申込期間:2022年11月14日(月)まで
参加人数:40名まで(申込み順です)
見学詳細:配信URLなどは和紙研からご連絡いたします。もし、必要事項の 
     明記がない場合は、受付・配信はできません。
見学回数:5回まで(以後は会員登録が必要です)
見学料金:例会1回あたり500円 
料金支払:事前振込制 11月15日締切り
振込口座:郵便振替00140-0-568810 和紙文化研究会

 

 

◆ 10月オンライン例会
日 時:2022年10月15日(土) 13:30~15:40
会 場:Zoomによるオンライン配信のみ
13:30~14:30 宍倉ゼミ
14:40〜15:40 「すべて和紙を使った雑誌をつくって、おもしろかったこと、
驚いたこと、気づいたこと。」津田淳子氏(グラフィック社)
15:50     退出

*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
※プログラムや機材の関係で、時間が変わる可能性があります。予めご了承ください。

 

宍倉ゼミ 和紙原料に使う植物 第2回
「雁皮の研究 ー和紙の製法・仮名文字・西洋印刷機に貢献した雁皮紙ー」
                           宍倉佐敏 会員

和紙は 「流し漉き法」 で地合いの良い綺麗な紙ができる。 楮や麻に水中でヌルヌルする雁皮繊維を混ぜると美しい紙になったことから、ヌルヌルする物質(ネリ剤)を加えてみると雁皮混合紙と同様な紙となることを知り、 今日の和紙製法が確立した。
漢字は字数が多く角があり書くのが難しい、 仮名文字は字数が少なく曲線が多いので書き易い。
雁皮紙は表面が平滑で強いので、柔らかい筆で筆走りが良いので、 紫式部や清少納言などの女流作家や旅に持ち運ぶ俳諧師などに好まれた。
西洋の印刷機が日本に移入された時 雁皮を中心とした紙が適していて「 聖書」などが印刷され海外に輸出された、 鳥の子紙や間似合い紙なども外国人に高い評価を受けた。
今回ゼミでは雁皮の基礎を学びます。

 

 

招聘講師発表                        
「すべて和紙を使った雑誌をつくって、おもしろかったこと、驚いたこと、気づいたこと。」
                       グラフィック社 津田淳子

2021 年6 月刊行の『デザインのひきだし43』では、「和紙のステキさ再発見」と題し、和紙の特集記事を掲載しました。
記事作成のリサーチとして和紙を漉いている/抄いている方々、和紙を販売している方々、和紙を使っている方々からお話を伺う中で感じたことや驚いたことがたくさんありました。
また和紙特集という内容にあわせ、表紙から本文まですべて和紙で雑誌自体を作成しまし、また和紙見本帳も作成し付録しましたが、その制作にはおもしろさと同時に、いくつものハードルもありました。表紙は本誌用にオリジナル和紙を抄いていただきましたが、そのすばらしさや読者からの反応なども大きいものがありました。
現在、本づくりの現場ではほぼ洋紙が使われており、その商習慣や印刷加工適正、納期などに慣れてしまっている者から見た、和紙を使った本づくりで感じたこと、気づいたこと、驚いたことなどを率直にお話しします。洋紙、和紙どちらがいい、という話ではなく、和紙と洋紙でのものづくりの違いをお話しします。

■ 発表者プロフィール
津田淳子(TSUDA Junko)
編集者・デザインのひきだし編集長。1974 年神奈川県生まれ。編集プロダクション、出版社を経て、2005 年にグラフィック社入社。2007 年『デザインのひきだし』を創刊する。デザイン、印刷、紙、加工に傾倒し、それらに関する書籍を日々編集中。

 

和紙研オンライン月例会の見学について

10月の見学は、下記2つの方法のいずれかで、専用〈申し込みフォーム〉からWeb申込みができます。(お手数をかけますが、これまでの方法では申込みができません)参加料金500円は同じですが、事前入金締切りは10月14日となりますのでご注意ください。

申込方法:
1、〈申し込みフォーム〉のURLを下記します。
  https://sgfm.jp/f/29792a9e29db56fbf61713a05f790294
2、QRコードから読み込めます。画像を添付します。

申込期間:2022年9月18日(土)~10月11日(火)
参加人数:40名まで(申込み順です)
見学詳細:配信URLなどは和紙研からご連絡いたします。もし、必要事項の 
     明記がない場合は、受付・配信はできません。
見学回数:5回まで(以後は会員登録が必要です)
見学料金:例会1回あたり500円 
料金支払:事前振込制 10月14日締切り
振込口座:郵便振替00140-0-568810 和紙文化研究会

 

 

Zoomで配信 和紙研オンライン月例会・見学のご案内

◆ 9月オンライン例会
日 時:2022年9月17日(土) 13:30~15:00
会 場:Zoomによるオンライン配信のみ
13:30~15:00 「羊皮紙の基礎・特徴・用途」八木健治氏(羊皮紙工房)
15:10     退出

*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
※プログラムや機材の関係で、時間が変わる可能性があります。予めご了承ください。

 

招聘講師発表
題 名 「羊皮紙の基礎・特徴・用途」    羊皮紙工房 八木健治

東洋で植物繊維から作る紙が生まれ、発展したのと並行して、中東や欧州では動物の皮から作る「羊皮紙」が使われてきました。今回の発表では、「基礎・特徴・用途」という3 つの視点から、羊皮紙について紹介します。
基礎編では、羊皮紙の製法を中心に概説。毛の生えた動物の皮が「紙」になる工程を見ていきましょう。
特徴編では、表裏差、線維、表面処理、品質などについて、数百年前の羊皮紙写本を適宜リアルタイムで拡大表示しながら解説します。用途編では、過去から現代まで、羊皮紙で作られたさまざまな作品を紹介し、今なお活用されている羊皮紙の世界をご覧いただきます。
また、和紙は羊皮紙写本の修復に欠かせないものとして世界中で使われています。和紙と羊皮紙のさらなるコラボを期待し、質疑応答で皆様からのご質問やご意見、ご提案を楽しみにしています。

■発表者プロフィール
八木健治
自宅の風呂場でひつじの毛を剥ぎ羊皮紙を作ることから出発し、現在は羊皮紙の販売、羊皮紙写本等の展示、および羊皮紙や写本に関する執筆・講演等を中心に活動。
『羊皮紙の世界』(岩波書店2022 年)
『羊皮紙のすべて』(青土社2021 年)
『図書館情報資源概論』(分担執筆、ミネルヴァ書房2018 年)
『モノとヒトの新史料学』(分担執筆、勉誠出版2016 年)をはじめ、羊皮紙や中世ヨーロッパの写本などに関する文章を多数執筆。西洋中世学会会員。羊皮紙専門サイト「羊皮紙工房」(https://www.youhishi.com)主宰。

見学希望の方は添付wordファイルをご確認ください。

→→→見学申込み(wordデータ)添付

 

■10月例会予告
次回の和紙文化研究会のオンライン月例会は10月15日(土)です。
この回は「デザインの引き出し」編集長 津田淳子氏(グラフィック社)招聘しています。
オンライン見学申込みにつきましては、試験的に新しい方法を用意していますので、見学希望の方はすべて(会員・会員以外の方々にかかわらず)、ネットでの申し込みとさせていただきます。
用意ができましたら、ここでお知らせいたしますのでよろしくお願いいたします。

 

Zoomで配信 和紙研オンライン月例会・見学のご案内

◆ 7月オンライン例会
日 時:2022年7月16日(土) 13:30~15:30
会 場:Zoomによるオンライン配信のみ
13:30~14:30  宍倉ゼミ 和紙原料に使う植物 第1回
「三椏の研究」        宍倉佐敏 会員
14:40~15:40 「絵因果経の料紙」      増田勝彦 副会長

*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
※プログラムや機材の関係で、時間が変わる可能性があります。予めご了承ください。

 

宍倉ゼミ 和紙原料に使う植物 第1回 「三椏の研究」
                                                                        宍倉佐敏 会員

近年は繁殖している三椏を見ることが少なくなったが、かつては正月を過ぎると人工栽培や自然に生えた三椏の黄色いかわいい花を山間や近在でも見ることができた。
三椏は楮や雁皮に比べ和紙に使用されたのは遅いといわれるが、三椏はいつ頃から和紙用に、どこで栽培されていたのか、外来種と言われるがどこの国から伝来したのか、三椏の繊維は和紙原料としてどのような特徴を持ち、明治時代に紙幣に使われたいきさつなどを考察し、三椏紙の発展の様子を研究しましょう。

 

「絵因果経の料紙」    
                                    増田勝彦 副会長

一人の和紙愛好家として、観察と推測を重ねて、奈良時代の紙漉き工人に考えをめぐらせました。
1.滲みから料紙を読む
2.奈良時代の麻紙- 絵因果経
3.墨の滲みが物語る奈良時代の紙漉工人
奈良時代の絵画遺品として有名な蓮台寺本過去現在絵因果経ですが、美術書に掲載されている奈良国立博物館所蔵分では、薄墨で描かれている樹木、岩、土坡の線に奇妙な滲みが見られます。
奇妙な滲み方から紙の製造方法、仕上げ方法までを推測しようとしました。
墨の滲み方については、本会会員である日野氏の発表があって、推測を重ねるヒントになりましたし、以前に試作した麻紙も、滲みの実験に役に立ちました。
そうした推測と実験を重ねたところ、納入期限までに時間が少なく念入りな仕事をしたくても出来ない状況だった紙漉き工人の様子まで想像した経緯をお話ししようとおもいます。

 

 

「絵因果経」関連HP
https://www.narahaku.go.jp/collection/757-0.html 
(奈良国立博物館収蔵品データベース)
https://emuseum.nich.go.jp/detail?langId=ja&webView=&content_base_id=100051&content_part_id=0&content_pict_id=0
(e國寶 国立文化財機構所蔵国宝・重要文化財)

 

 

 

Zoomで配信 オンライン月例会・見学のご案内

◆ 6月オンライン例会
日 時:2022年6月18日(土) 13:30~15:30
会 場:Zoomによるオンライン配信のみ
13:30~15:30 宮内庁書陵部の保存・修補について 第3回
吉野敏武会員 三浦修子会員

*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
※プログラムや機材の関係で、時間が変わる可能性があります。予めご了承ください。

連続3回シリーズ「和紙宮内庁書陵部の保存・修補について」第二回
                      吉野敏武・三浦修子 会員

このシリーズでは、宮内庁書陵部及び蔵書史料の閲覧・出納業務や、書庫内での保存管理と閲覧停止本の調査などのほか、修補係の史料修補の道具や修補方法を説明することにしています。和紙研には書稜部関係者が3名おり、各業務を担当していた者がそれぞれお話しすることにします。
出納係という資料の管理部分は、元出納係書庫担当の櫛笥節男氏にご説明をいただき、修補係という修補部分に関しては元修補師長の吉野敏武が話した上で、現在修補係員で修補をしている三浦修子氏が簡単な虫損直し方法をお見せすることなど、3回に分けて紹介します。
第3回目の今回は、書陵部の保存利用業務を中心に紹介予定です。