和紙文化研究会 > 和紙研お知らせ

◆和紙だより

〖季刊 和紙だより54号 2017夏号の紹介〗
目次
〈越前和紙への提言〉…… 1頁
近藤陽子さん(王朝継ぎ紙研究会主宰)
「料紙装飾の至宝、王朝継ぎ紙を深め、広める」
〈取組紹介〉「ののすておりがみ」郷土の産業資源をヨシ紙に託して…… 2頁
〈レポート〉…… 3頁
講演会 村田健一氏(福井県文化財調査特別顧問)「文化財の宝庫五箇、千五百円の軌跡と奇跡」
〈情報欄〉…… 4頁
七夕吹き流しコンテスト、カワソさん祭り、など 
〈速報〉…… 4頁
「越前生漉き鳥子紙保存会」異例の早さで国指定・重要無形文化財に認定される。
バックナンバー一覧(下記URL)からダウンロードできます。
http://washidayori.jimdo.com/

2017夏号 1頁100

2017夏号 2頁100

2017夏号 3頁100

2017夏号 4頁100

◆会員情報

特別公開 〈東京都指定有形文化財〉
祐天寺【旧崇源院霊屋宮殿】           田中正武 会員関連
日 時:10月13日(金)・14(土) 10:00~16:00
会 場:明顕山 祐天寺 本堂 〒153-0061 東京都目黒区中目黒5-24-53 
        TEL:03-3712-0819
入場料:無料
解 説:見どころ解説として、両日、①10時~、②11時~、③13時~、④14時~、⑤15時~の5回、約20分の解説が予定しております。自由参加。

関連HP  http://www.yutenji.or.jp/index.asp

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、9月14日(木)まで、添付「Web申し込み書」に必要事項を記入の上、下記例会委員専用アドレスへ添付してお送り下さい。entry@washiken.sakura.ne.jpまた、HP担当の日野宛に「FAX申し込み書」(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細はこちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです>

 

◆ 9月例会
  日 時:9 月16 日(土)13:30 ~17:00   
  会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
  13:00 ~ 13:30 フリートーク
            ※会員相互の情報交換の時間としてご利用ください。
  13:30 ~ 14:40 2017 年度 第3回宍倉ゼミ宍倉佐敏 会員(下記参照)
  14:40 ~ 14:50 休憩 
  14:50 ~ 16:40 「アメリカ議会図書館の保存修復」竹内真寿美会員
  16:40 ~ 16:50 事務連絡
  16:50 ~ 17:00 片付け・退出
※当日の進行状況により、スケジュールが多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。

 

 

2017年度 第11回 宍倉ゼミ         プロジェクター・DMS使用
題名:和紙の歴史・近世の紙-3

「和紙の歴史 近世の和紙 -3『ワラで紙ができたのは何時頃、その製法は、紙質の特徴は、洋紙にも使うの?』」
                女子美術大学特別招碑教授  宍倉佐敏

 正倉院文書の中にワラ紙と思われる名称が出てくるが、製法も紙の現物も観えない。中国では竹紙と共に、ワラ紙も8 世紀頃にはつくられていたと思われる文章があるが、原料はイネかムギかも定かではない。
 中国のワラ紙は竹紙同様にレッチング法で繊維化していたが、化学製品が発明され薬品蒸煮法が採用されて今日に至っているが、初期のワラ紙は繊維が短く、ヘミ・セルロースが多いので、紙は脆弱で単独では良質紙に成り難いので他の繊維に混合して使用された。
 世界中に繁茂する草や藁類の繊維を茎幹繊維と呼び、各地で特色ある紙を製造していることも話題にする。

 

会員発表                  PC・プロジェクター使用

題名「アメリカ議会図書館の保存修復」   
                               竹内真寿美会員

 アメリカ議会図書館(LC)はアメリカ合衆国の国立図書館であり、世界最大規模のコレクションを所蔵しています。そのコレクションは幅広く、国内外の図書、写本、新聞、版画、地図、写真、視聴覚資料などが含まれます。その膨大なコレクションの永続的な保存・利用を目指した
 活動を行っているのが資料保存部門( Preservation Directorate)であり、コレクションの保存対策を行っている部やデジタル化などの資料の代替化を行っている部などの4 つの部(Division)からなります。2015 -16 年にかけて、その資料保存部門の中の1 つ、コンサベーション部(Conservation Division)での研修により、本と紙本( 版画、ポスター、手稿など)の資料保存の作業に携わる機会に恵まれました。
 コンサベーション部の業務内容は、傷んだ資料の修復処置の簡易修理から本格修理、さらに保管環境の管理や資料の適切な容器への収納、利用者の資料の取り扱い方の指導など様々です。コンサベーション部での研修経験をもとに、LC がどのように資料保存に取り組んでいるのか、また保存修復作業ではどのような和紙がどのように使われているのかを実際に行った修復事例をもとに紹介します。

 

【講師プロフィール】
竹内真寿美 (MASUMI Takeuchi)
2001~2003 ランビエンテ修復芸術学院にて紙作品修復を学ぶ。
2004    イタリア フィレンツェにある Istituto per l’arte e il restauro
      Palazzo spinelli に留学。
2005~2006 ランビエンテ修復芸術学院にて助手として勤務。
2007~2015 (株)Conservation for Identity(旧アトリエ・スズキ)にて勤務。  
      書籍や紙資料の修復を手がける
2015~2016 米国議会図書館 conservation部門 にてレジデント(研修生)とし
     て勤務。
2016~   独立。現在に至る

 

1: リーフキャスティング1  
2: 没食子インクの処置 2  

2017年度和紙文化研究会月例会予定

2017年度会員発表予定表(エクセルデータ)
 ※2017/8月は休会ですので見学はできません。
※テーマは仮題です。担当がまだ決定していない場合もあります。なお、発表者・発表内容・スケジュールなど変更になる場合があります。各月のお知らせをご確認下さい。

◆和紙情報

要無形文化財の指定及び保持者の認定について答申
越前鳥の子紙(えちぜんとりのこし)が重要無形文化財に指定、
越前生漉鳥の子紙保存会(えちぜんきずきとりのこ ほぞんかい)が保持者の認定         

 文化審議会は,先月21日に開催した同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,別紙のとおり(下記HP参照)重要無形文化財の指定及び保持者の認定等について文部科学大臣に答申しました。この結果,重要無形文化財の各個認定の指定件数は「越前鳥の子紙」を加え79件となり,保持者数は「越前生漉鳥の子紙保存会」を含め115名となります。
 来年、越前和紙(福井県)の神を祀る大瀧神社・岡太神社が1300年の節目を迎えますが、それを前にして正に朗報、と地元で盛り上がりをみせています。また、同時に和紙関係者全体でも話題に上がっていることと感じます。
 そして、この指定を受けて、福井県和紙工業協同組合の石川浩理事長と越前生漉鳥の子保存会の柳瀬晴夫会長を中心に、千三百年に培われた技術を「保持」すると共に、将来を見据えてその技術を活かすための活動を始めているようです。

文化庁HP 「重要無形文化財の指定及び保持者の認定等について」
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2017072105.html

 

文化庁HP 別紙:関連14頁、33~36頁
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017072105_besshi.pdf

 

文化庁 報道発表
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017072105.pdf

 

文部科学省HP「重要無形文化財の指定並びに保持者及び保持団体の認定の基準」
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19541225001/k19541225001.html
参考資料:

1、「越前鳥の子の歴史」PDF

 

2、「越前生漉鳥の子紙保存会関係の一部活動を紹介」PDF


 


1~5 越前生漉鳥の子紙保存会の活動風景

1 (2)

2 (4)

3 (2)

4 (2)

5 (1)
6 敦賀雁皮と試作加飾紙(和紙文化パネル会場)

6 加飾紙
7 試作加飾紙「打雲・飛雲・羅紋など」(和紙文化パネル会場)7 加飾紙
8 和紙文化パネル総合討議 最左が石川浩氏8 和紙文化パネル