◆和紙情報

碧い石見の芸術祭「第4 回 石州和紙デザインコンペ 優秀作品」
テーマ:石州和紙を活かしたもの   
会場:石州和紙会館 〒699‐3225島根県浜田市三隅町古市場589
   TEL 0855-32 -0098
会期:2017年10月24(火) ~ 11 月26日(日) 9:00 ~17: 00
   (月曜休館、祝日の場合開館・翌平日休館)
主催:芸術と文化のまちづくり事業実行委員会
開催概要:
日本を代表する伝統文化「石州半紙の技」を生かした石州和紙を素材として、現代を生きる私たちに生活にうるおいや、楽しみ、くつろぎを与える様々なデザインの提案。
募集内容:
募集コンセプト:『石州和紙を活かしたもの』
出品規定:石州和紙を主な素材として使用した作品
サイズ:1m x 1m x 1m 以内
関連HP
https://www.artaoiiwami.com/デザイン2017/

「碧い石見の芸術祭」は日本画家である石本正画伯(1920~2015)の「石見の地に、心ある本物の作品と文化を残したい」という思いをもとに生まれたもので、石本正日本画大賞展を柱にいくつか地元の文化を織り交ぜた展覧会を開催し発信しています。このコンペもその一つです。
関連HP:https://www.artaoiiwami.com/

チラシ石州和紙デザインコンペ 優秀作品展200

◆研修会

第9回 ミニ研修会のお知らせ    
企画展「あの人、こんな字!―歴史上の人物たち―【中国編】」〈第4期〉

日 時:2017 年12 月2 日( 土) 1 3:3 0 より
会 場:台東区立 書道博物館 (要入場料)
    東京都台東区根岸2-10 – 4 TEL 03 -3872 – 2645
展示:【重文】「三国志呉志第二十残巻」など〔研究員の部分解説予定〕

書道博物館は、洋画家であり書家としても有名であった中村不折(1866-1943) が蒐集した、中国及び日本の書道史研究上重要なコレクションを収める専門博物館です。殷代の甲骨文や青銅器から、璽印、仏像、文房具、碑拓法帖、経巻文書、文人法書など、重要文化財12 点、重要美術品5 点を含む、時代を鳥瞰できる東洋美術史上貴重な文化財がそろっています。そしてこれらのすべてを不折自身の絵画や書作品の潤筆料から捻出し、博物館として開設した偉業は日中書道史上においても例をみない驚くべきことです。
ここでは、碑拓法帖、経巻文書、文人法書等の類を、テーマに基づいた年4 回の企画展・特別展で紹介しており、今回は「あの人、こんな字!―歴史上の人物たち― 【中国編】」となっており、研修日は第4期です。
歴史上の人物が「どんな文字を書いたか」ということは、多くの場合「どんな紙に書いたか」と置き換えられることができます。秦漢など古い時代は拓本で見ることになりますが、それもどんな紙が使われているのでしょう。書道文化は紙がなければ成立しないものですので、紙から思いをめぐらしても面白いと思います。

集合場所 : J R 鶯谷駅北口改札口
集合日時 12 月2 日 13:00
申込・担当 小井川元慈 044-788 -7261   申込:11月18日(土)まで
関連HP 
http://www.taitocity.net/zaidan/shodou/
http://www.taitocity.net/zaidan/shodou/oshirase/news/1130/

◆会員情報

展覧会
水木喜美男の世界Ⅱ~ KimioMizuki’s World of Washigrap 
                         水木喜美男 会員関連
会 場:EIZO ガレリア銀座 
    東京都中央区銀座7-3 -7 ブランエスパ銀座ビル3 F
    TEL 03-5537-6675
会 期:2017 年11 月1 日(水)~ 11 月11 日(土)10:00 ~ 18 : 30
    (最終日も18:30 まで 定休日:日・月)

今回は、ユネスコ無形文化遺産に登録された埼玉県「細川紙」、また、茨城県
「西ノ内紙」、福井県越前和紙の里「信洋舎製紙所」、兵庫県「杉原紙」の和紙を使用しています。
EIZO ガレリア銀座には、カメラマンやグラフィックデザイナーはじめ各分野で活躍している方々に最適なモニターがあります。展示作品を高解像度液晶モニターCG318-4K で再現した、和紙グラフの世界をじっくりとお楽しみください。 
関連:
 http://www.eizo.co.jp/galleria/ginza/event/

1 あきる野 戸倉和紙 〈楮紙〉2

2 信洋舎製紙所〈局紙(三椏紙)〉1

3 細川紙〈楮紙〉3

4 杉原和紙 楮紙〉4

5 西ノ内紙〈楮紙〉5

 

6 出品リスト・パンフ1-ƒvƒƒtƒB[ƒ‹

 

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、10月19日(木)まで、添付「Web申し込み書」に必要事項を記入の上、下記例会委員専用アドレスへ添付してお送り下さい。entry@washiken.sakura.ne.jpまた、HP担当の日野宛に「FAX申し込み書」(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細はこちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです>

 

◆ 10月例会
  日 時:10 月21 日(土)13:30 ~17:00   
  会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
  13:00 ~ 13:30 フリートーク
           ※会員相互の情報交換の時間としてご利用ください。
  13:30 ~ 14:40 2017年度 第1 回増田ゼミ増田勝彦 副会長(下記参照)
  14:40 ~ 14:50 休憩 
  14:50 ~ 15:50 北村春香 会員(下記参照)
  15:50 ~ 15:55 休憩
  15:55 ~ 16:40 未定
  16:40 ~ 16:50 事務連絡
  16:50 ~ 17:00 片付け・退出 
※当日の進行状況により、スケジュールが多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。

 

 

2017年度 第1回 増田ゼミ         プロジェクター・DMS使用
題名:パピルスについて
                  和紙文化研究会副会長 増田勝彦

 パピルスについて出来るだけ広く話をしようと思います。
 研究会会員にとってのパピルスはなんと言っても、書写や描画の材料ですが、古代エジプトでは生活の様々な場面で利用されていた万能とも言える資材だったようです。例会では、入手が容易になったパピルスを巻き込み、折り曲げなどをして手触りの感触を味わって頂きます。現代にパピルスをよみがえらせたラガブ博士による製作法と博士の事績、各国で行われている和紙を使ったパピルスの保存処置を紹介します。現在お土産品として喜ばれているパピルスについても少し話します。
1 シシリー島のハヒルス増田 1 シシリー島のパピルス
2 ラカフ氏ハヒルス繊維を持つ増田 2 ラガブ氏 パピルス繊維を持つ
3 大英博増田 3 大英博

 

 

会員発表                  PC・プロジェクター使用

題名「東京手すき和紙工房の活動」   
                                北村春香 会員

 東京手すき和紙工房は、あきる野ふるさと工房を退職してから本格的に稼働し始めました。ふるさと工房では中国産楮、土佐楮、地元楮を使用し自家製のトロロアオイで紙すきしていました。地元産楮100%にするには現状なかなか難しく、お客様も手間よりも値段というのが多勢でした。自分の中では原料や水にこだわった和紙づくりをしたいという思いがあり、独立を機に少しずつその思いを実行しています。私自身、何故和紙を作る仕事を選んだのか…それはとても単純なことでつまり「自然との対話」ということになると思います。具体的には楮の実を食べて和紙に共通する滑り気を感じたり、トロロアオイの世話で炎天下草むしりに汗をかいたり、手打ちした楮が水に溶ける瞬間の感動だったり、捨て水や板干しからはがす紙の音だったりする。
 和紙の心地よさを知ってしまったからには、誰かに伝えたいと思うのが基本的な立ち位置で、今はあきる野や檜原村の仲間たちと原料の栽培や手入れをしながら和紙が少しでも身近に感じられるよう試行錯誤している。新築の家主さんと楮原料の刈り取りから障子張りまでしたり、林業家さんの襖を作る際、山の杉皮を漉き込んだ和紙にしたり…多摩産材を求めるお客様もいらっしゃるので内装材としての可能性を探っている。また、檜原村の湯久保宿では、在来種のムラサキを地域資源として活用する際、和紙と融合させて特産品にならないか模索している。
 以前からのライフワークである東京都内の楮を探す散歩が楽しい。あきる野市、檜原村、日の出町はもとより青梅市、八王子市、府中市、国分寺市、東村山市、小平市、新宿区、台東区、世田谷区、中央区などで見かけた。元地理学科としては地図化し、公開する予定で準備している。

■プロフィール
1993 年~ 石川県の能登仁行和紙、奈良県の福西和紙本舗、東京都東村山の田村正氏の元で修行を積み、2006 年~ 2015 年まであきる野ふるさと工房で東京都無形文化財に指定された軍道紙( ぐんどうがみ) を漉いて技術を習得し独立。軍道紙の素朴な伝統を守りながら、工夫して今の時代の和紙、原料や水にこだわった和紙を作っていきたい。和紙文化研究会会員。
ht tps: / / tokyo- tesukiwashikobo. j imdo.com/
tokyo. tesukiwashi@gmai l .com

 

1 野生化した楮の手入れ北村 1
2 楮の刈り取り 北村 2
3 トロロアオイ畑北村 3
4 檜原村での紙すき北村 4
5 アネピートリムパークラボでの紙すき体験北村 5
6 刈り取りから始めた障子張り北村 6
7 あきゅらいずタイニーハウスの壁紙北村 7
8 藤本染工芸の型染め作品北村 8

 

 


小津和紙ご案内200

 

◆会員情報

コンサート
堤江実 ポエムコンサート「ありがとう」20TH ANNNIVERSARY POEM CONCERT 2017    
                        花牟禮亜聖 会員関連

日 時:11月16日(木)
会 場:神楽坂・アグネスホテル東京・アグネスホール
    〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-20-1  TEL : 03-3267-5505
出 演:
〔詩と朗読〕堤江実
〔アルパ 〕志賀昭裕
〔フルートとヴォイス〕 後藤直
〔構成演出〕佐藤よりこ
〔美術・デザイン〕花牟禮亜聖

【TEA TIME CONCERT】テイータイムコンサート
14:00 受付
14:30 から 15:15 / ティータイム
15:15 から 16:30 / コンサート
チケット:7,000円
【DINNER CONCERT】ディナーコンサート 
18:00 受付
18:30 から 19:45 / ディナータイム
19:45 から 21:00 / コンサート 
チケット:15,000円

POEM-CONCERT-2017 花牟禮関連