7月2021

7月オンライン月例会 会員発表

7月オンライン月例会 会員発表            2021/7/17(土)

「和紙― 昨日・今日・明日」               田村 正 会員

田村会員は、和紙を通して自分なりの「過去・現在・未来」を思い、そして問いかけているようです。
〔昨日〕として、『和紙研究』第一号の編集後記について感じること。
〔今日〕として、小学4年生の国語の教科書に掲載された「世界にほこる和紙」増田勝彦著を見て資料を作成しました。田村会員が準備した3枚の紙を会員に郵送で配布し、オンラインでも可能な体験型の実験を行います。その内容は明かされていません。楽しみにして下さい。
〔明日〕として、現在NPO 法人向日庵理事として、昭和8 年に建てられた寿岳邸「向日庵」の保存活動していること。

【プロフィール】
田村 正(TAMUR Tadashi)1954 年 新潟県村上市生まれ
1988 年~90 年 「細川紙」伝統工芸士 江原土秋氏に師事
現在、和紙文化研究会会員・日本文化体験交流塾会員・和文化教育学会会員・NPO 法人向日庵理事・京都工芸繊維大学工芸科学部非常勤講師

関連HP(向日市文化資料館)
https://www.city.muko.kyoto.jp/kurashi/bunka/moyoshi/1449541564567.html

◆会員情報

会員情報
展覧会・イベント・新刊紹介

竹尾+デザインのひきだし+TOBICHI連動企画“和紙のステキさ、再発見”
「和紙の風景」展              (株)竹尾 会員関係

期間:2021年7月19日(月)~8月11日(水)11:00~18:00
休展日は土日および祝日(7月22日・7月23日・8月9日)
会場:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
アクセス:神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営三田線・都営新宿線)A9出口
徒歩8分
竹橋駅(東京メトロ東西線)3b KKR出口徒歩5分

古来より人から人へ受け継がれてきた紙漉きの技。
竹尾の扱う機械抄き和紙を中心に、
各地に伝わる手漉き和紙の流れを汲んだ現代の和紙の魅力をご紹介いたします。

展示内容:竹尾取り扱いの機械抄き和紙ご紹介 てまり/玉しき極薄物/やわらがみシリーズ 他 80種類以上
特別展示:株式会社竹尾創立七〇周年記念出版『手漉和紙』
特別上映:「紙の生まれる風景」
福井県 越前和紙の里/九代目 岩野市兵衛と水/紙祖神 岡太神社
主催:株式会社竹尾
協力:『デザインのひきだし』編集部、TOBICHI
関連HP https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20210719.html

関連イベント:TOBICHI「神田かわいい和紙祭り」
会期:2021年7月22日(木・祝)~8月9日(月・祝) 11:00~19:00
会場:TOBICHI 東京都千代田区神田錦町3-18 ほぼ日神田ビル1F
関連HP https://www.1101.com/tobichi/tokyo/exhibition/detail/?p=8261

新刊紹介『デザインのひきだし43』
特集「日本の各地でつくられる魅力的な紙 和紙のステキさ、再発見」
版元:株式会社グラフィック社(Graphic-sha Publishing Co.,Ltd.)
装丁:B5判・並製・160頁
本体:2,200円
関連HP http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=4&p=44435

「和紙の風景」展は、『デザインのひきだし43』特集「和紙のステキさ、再発見」の刊行記念イベントTOBICHI「神田かわいい和紙祭り」と連動して開催いたします。
TOBICHIでは、『デザインのひきだし43』内で紹介された和紙の実物の展示や、和紙小物の販売、イベントなどが企画されています。

◆和紙情報

展覧会報告  
膠を旅する 表現をつなぐ文化の源流

会 期:2021年5月12日(水)~6月20日(日)
会 場:武蔵野美術大学 美術館
問合せ:武蔵野美術大学 美術館・図書館
電話:042-342-6003 mail:m-l@musabi.ac.jp

この展覧会は、武蔵野美術大学共同研究「日本画の伝統素材『膠』に関する調査研究」の成果発表展として、膠づくりの歴史的・社会的背景を見つめ直す現地調査のドキュメントを中心に、壁面一杯に展示された様々な膠、原料となる幾重にも重ねられた牛一頭分の皮、他にも画材関係・様々な皮の利用風景など貴重な資料が展示され、さらには美術館所蔵の日本画等の膠を用いた作品表現もご紹介されました。
新型コロナ感染症の緊急事態宣言関係で、公開を制限されてしまい、限定した形での一般公開となってしまいましたが、その様子を映像にまとめたものが公開されておりますのでご覧ください。

記念出版:内田あぐり監修『膠を旅する』(青木茂・上田邦介・金子朋樹、他著
2012/5 国書刊行会)B5変形・240頁・本体3,800円

YouTube 「膠を旅する 表現をつなぐ文化の源流」
https://www.youtube.com/watch?v=128vWyMogb0