月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、4月13日(木)まで、添付「Web申し込み書」に必要事項を記入の上、下記例会委員専用アドレスへ添付してお送り下さい。entry@washiken.sakura.ne.jpまた、HP担当の日野宛に「FAX申し込み書」(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細はこちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

  FAX 申し込み書<Wordファイルです>

4月例会    
 日 時:4月15日(土)13:30 ~ 17:0 0     
 会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
  13:00 ~ 13:30  フリートーク      
         ※会員相互の情報交換の時間としてご利用ください。
  13:30~14:40  2016年度 第8回 宍倉ゼミ 宍倉佐敏 会員 (下記参照)
  14:40~14:50 休憩   
 14:50~16:40 研修旅行報告  阿久津智広 会員(次頁参照) 
 16:40~16:50 事務連絡
  16:50 ~ 17:00 片付け・退出 ※当日の進行状況により、スケジュールが多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。

 

2017年度 第8回 宍倉ゼミ         プロジェクター・DMS使用
題名:和紙の歴史・中世の紙-3
『紙を着た僧侶と武将、町人や職人など庶民にも使われた三椏紙 』
                女子美術大学特別招碑教授  宍倉佐敏

 紙は仏教と最も密接にあり、紙の最大の消費者は仏僧であった、彼らは反古紙さえ自身の手で繋ぎ合わせて 衣料として利用したのが紙衣であった。紙衣の歴史と製法を纏めてみる。 室町幕府六代将軍足利義政の時代の書「下学集」に修善寺紙の名が観られ、関東地方の紙の産地として注目 された。この紙は楮や雁皮と異なり、赤褐色で書写材料としては高級紙とは云えないが、表面が平滑で美しく、 生産歩留まりが高く価格が安いので庶民向けの紙として喜ばれた、この紙の本質を探ってみる。

 

 

会員発表                  PC・プロジェクター使用

題名「第 28 回和紙文化研究会研修旅行『出雲安部榮四郎記念館、因州青谷・佐治紙漉場を訪ねて、第6 回ミニ研修旅行『一見!必見!ふすま紙の世界』の報告』                                              阿久津智広 会員 

 和紙文化研究会では、和紙の産地や関係の施設等へ研修旅行を年 1 回、ミニ研修 旅行を年数回行っております。今年度は、以下のとおり行いました。
 ●研修旅行   2017 年 1 月 22 日 ( 日 ) ~ 24 日 ( 火 )  
      「出雲安部榮四郎記念館、因州青谷・佐治紙漉場を訪ねて」
 ●ミニ研修旅行   2016 年 5 月 12 日 ( 木 )  
        「一見!必見!ふすま紙の世界」(菊池襖紙工場・埼玉県草加市)
 旅行に関しては毎回、機関誌『和紙文化研究』で報告を行っておりますが、紙面 に限りがありますので、今年度から月例会で報告することにいたしました。スラ イドを見ながら報告するとともに、いろいろな意見交換や議論の場になればと思 っております。なお、報告は阿久津が行いますが、旅行に参加された方々には適宜補足等を行っていただければ有難く思います。

【講師プロフィール】
1979年栃木県生まれ 日本・イタリアで書籍、版画、素描等の修復を学び、現在、国立公文書館の修復室に勤務。

1、島根県・安部栄四郎記念館安部榮四朗記念館1 JPG

島根県・青谷和紙工房青谷 1

3、埼玉県・菊池襖紙工場菊池襖紙 

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