◆和紙情報
1500年の歴史をもつ越前和紙を生み出す道具の数々が文化財指定へ
重要有形民俗文化財の指定「越前和紙の製作用具及び製品2,523点」
文化庁HP
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/jyuyou_bunkazai_140117.pdf

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平成25年度特別展
「紙をすく、手のあとをたどる―越前和紙製作用具」
1. 会 期 平成26年2月21日(金)~3月23日(日)
2.会 場 越前市武生公会堂記念館 2階
〒915-0074 福井県越前市蓬莱町8-8 ℡ 0778-21-3900
3.主 催 越前市武生公会堂記念館
4.観覧料 無料
5.展示概要
越前和紙では、越前奉書をはじめ、檀紙・局紙・日本画用紙・各種の模様紙など、多岐に渡る手漉き和紙が今も生産され続けています。
越前市は福井県和紙工業協同組合の協力を得て、和紙を製作するさまざまな用具類の収集・調査を続けてきました。この用具類のコレクション約2500点は、手漉き和紙のわざを伝える全国でも貴重な資料群となり、和紙に関わる専門家達の注目を集めはじめています。
越前市武生公会堂記念館ではこのたび、特別展としてこれまでの研究成果を御覧いただく機会を設けました。全体の構成は、紙漉きの工程の順を追って用具を展示し、あわせて作業風景の写真パネルを見ていただくことで、実際に個々の道具類の使われている姿をよりよく理解できる工夫をします。また、製品としての和紙自体もこのコレクションに数多く含まれており、江戸時代の貴重な紙を中心に、この機会に御覧いただく予定となっています。
6.出品予定点数 約120点
7.関連行事
①講演会
講師 菊池健策氏 文化庁文化財部伝統文化課
主任文化財調査官・文化財保護調整官
演題 「文化財としての越前和紙製作用具とその製品」(仮称)
日時 平成26年3月8日(土)14:00~
場所 越前市生涯学習センター 4階 第1講義室
②ワークショップ
内容 「原料からの紙づくり」
日時 平成26年3月15日(土)9:00~16:00
場所 卯立の工芸館
参加費 500円
対象年齢 小学生以上(大人でも可)
*原料を刈り取り、煮るところから始め、各自で漉いた紙を当日持ち帰る。
③ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日時 平成26年3月1日(土)・3月22日(土) 14:00~
場所 武生公会堂記念館 展示室2
問合せ先 今立歴史民俗資料館
〒915-0231 越前市定友町21-3-1
℡0778-43-0229 Fax0778-42-3566(今立図書館共通)
E-mail: satou-tm@city.echizen.lg.jp 担当:佐藤 登美子
2014年2月10日 |
トピック:和紙情報
◆会員情報

「京表具展」「京創会展」開催のお知らせ 宇佐美直治会員ご紹介
「京表具展」
会期:平成26年3月5日(水)〜6(木)
時間:5日〈10:00〜17:00〉6日〈10:00〜16:00〉
主催:京表具協同組合連合会
後援:京都府・京都市・京都商工会議所・京都府中小企業団体中央会・一般財団法人伝統的工芸品産業振興協議会・京都新聞社
※両日14時より、掛軸・額・屏風・古美術修復伝統工芸士による列品解説あり。

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京の『和』の文化を創る「京創会展」(展示・販売)
会期:平成26年3月5日(水)〜6(木)
時間:5日〈10:00〜17:00〉6日〈10:00〜16:00〉
会場:東京美術倶楽部 (東京都港区新橋6丁目 03―3432―0191)
主催:京創会〔大嶋雁金屋・清水焼団地協同組合・五明金箔工芸・(有)千洋・鳥居(株)・(株)桝表・溝川商店・(株)山崎商店・京表具研究会〕
「京創会」は軸裝・額裝・巻物などの京表具とその関連の原材料・加工品及び加工技術をもつ人々の集まりです。「水引」「金箔工芸」「和紙」など中々見る事のできない王城千年の伝統美と技術を身近で感じてみませんか。
GOLD LEAF INDUSTRIL ARTS "Gomei" Hisashi ITUAKI
五明金箔工芸 五明久
『「金箔」技術を世界へ発信!』箔押しの五明金箔工芸
京都の箔押し師として高水準の技術により長年の仏壇仏具はじめ様々な作品などへの箔押しの実績からの信頼で、大阪城胴瓦・京都市市章・祇園祭鉾頭からティファニー社やルイヴィトン社、近年はエルメス関連社などの作品加工や伝統工芸との融合による独自の作品化、様々な工芸品修復にも対応している。特に工芸材料である世界一薄く美しい「純金箔」を原材料とするため、「純金箔を魅せる!生かす」ための接着剤研究も進めており、『「金箔」の持つ∞(無限大)の可能性をPRする!』目的で、多くの方々に実演を通して、金箔の魅力を発信しています。
平成16年度 経済産業大臣奨励賞受賞(伝統産業に関わる青年会での功績)
平成23年度 京都市「未来の名匠」第一期認定者
京仏具箔押し伝統工芸士 五明 久(いつあきひさし)

連絡先 Contacut
五明金箔工芸(ごめいきんばくこうげい)
五明久(いつあきひさし)
〒600−8306京都市下京区新町通正面下る平野町784
Tel:075−371−1880(9:00〜19:00)FAX:075−37ト1872(直通)
E−mail:kyoto@gomei.ne.ip
Cell phone:090−8885−9277
OSHIMA HARIGANEYA Mituteru OSHIMA 大嶋雁金屋 大嶋光照
天保7年京都伏見にて創業
天保14年現在の本店にて結納 水引を創業
大正年間 高島屋様と取引はじめる
平成9年京都府から100年以上の老舗表彰
平成16年京都市から京都市伝統工芸品の認定
平成20年1月ジョンガリアーノ様とデザイン共催
平成23年1月フランクフルト ミュンヘンにて実演
平成24年11月東京銀座三越にて実演

連絡先 Contacut
屋号 大嶋雁金屋
株式会社 大嶋
〒600−8494京都市下京区四条通西洞院西入傘鉾町39番地
大嶋光照
TEL:075(221)3366
Cell Phone:090−2382−8458
E−mail:os@ss.to
TERAIKE寺池工房 寺池尚孝 KOUBOU Naotaka TERAIKE
1972年 京都に生まれる
1994年 同志社大学経済学部卒業
1996年 京都府立陶工高等技術専門校研究科卒
1998年 京都市工業試験場陶磁器コース専修科修了
2000年 第三十二回日展初入選(以後十一回)
2001年 第二十三回日本新工芸展初入
2002年 第二十四回日本新工芸展新人奨励賞
2005年 第二十七回日本新工芸展読売テレビ放送賞
2007年 大丸アートサロンにて初個展
2009年 第三十一回日本新工芸展読売新聞大阪本社賞
2012年 第三十四回日本新工芸展京都商工会議所会頭賞
2013年 第三十五回日本新工芸展審査員他、グループ展等多数
他、グループ展等多数
作品 Works

日展会友 日本新工芸家連盟会員
清水焼団地(協)員外理事 京都伝統産業青年会副会長
連絡先 Contacut
寺池工房
寺池尚孝
607−8322京都市山科区清水焼団地町11−8
TEL:075−581−6482
Cell Phone:090−9251−9882
E−mail:teranao@momo.so.net.ne.jp
2014年2月10日 |
トピック:会員情報
月例会見学ご希望の方々へ
◆2月の例会見学について
2月の例会は下記講演会に振替えになりました。参加ご希望の方は別紙を参照下さい。
書道芸術文化講演会 (資料代:1,500円必要です)
「 墨に息づく、中世・近世文人墨客の心像 」- 特別展示:古梅園伝世秘蔵文物
H25年度書道芸術文化講演会要項
なお、講演会の参加は予約制となっておりすでに締切も過ぎておりますが。定員に満たない場合は、参加ができることもありますので、書道研究所までお問合せ下さい。
〒175-8571東京都板橋区高島平1‐9‐1
大東文化大学書道研究所「書道芸術文化講演会」係 ℡03・5399・7345
2014年2月7日 |
トピック:例会
月例会見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、1月16日(木)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03−5685−7780)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたします。なお、当日見学代として2,000円ご用意下さい。
また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。 FAX 申し込み書<Wordファイルです>
1月例会 日 時:1月18日(土)13:30〜17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室 会場は地図参照
(現在耐震工事中につきご迷惑をかけております)
13:30~14:30 原典講読 「造紙説 越前紙漉図説」
佐々木紫乃 会員
14:40 ~16:10 会員発表 下記参照
16:10~16:20 休憩
16:20~16:50 産地交流と講演会越前開催関連
DVD「紙祖神 岡太神社・大瀧神社式年大祭・御開帳」後半部分放映
16:10~17:00 事務連絡・片付け・退出
17:30〜 新年会
会員発表
題名「和紙と墨色」 PC・プロジェクター使用・実演
会員:日野楠雄(Nanyu HINO)
協力:今井香子(Kyoko IMAI)
発表は二部構成とします。
一部:「和紙と墨色 ―浸透性から見る―」をテーマに、この7、8年調査研究してきた和紙における墨色の変化を整理しながら、今回はその中から浸透性とそのスピードに注目し、4人の漉き手(谷野裕子・三宅賢三・田村 寛・ロギール アウテンボーガルト各氏)に協力していただいた紙などを使い実際の墨色の変化を見ていただきながらその変化と魅力を考察します。
二部:「和紙は書芸術に向くのか」をテーマにして、今井香子さんに協力をお願いして2人でそれぞれの表現をします。なぜ書道関係者は和紙を使わないのか、宣紙や和画仙などをどうとらえているのか、比較使用してその状況を説明します。また、和紙独自の魅力を実演の中や作品から説明し、今後の書道関係者への普及の糸口を探します。
【発表会員プロフィール】 日野楠雄(Nanyu HINO)
1961年山形県生まれ 松窗印会会員 専門は文房四宝(筆墨硯紙)・拓本研究 学生時代より書体字典の編集制作に関わり、長らく書道専門出版社で企画・編集・販売に携わり、現在(有)東京文物(日本拓本社)企画制作部勤務。和紙研では月例会・HP・産地交流担当、「和紙における墨色の変化」及び「和紙の拓本利用」をテーマとして活動。
日野作品3点 (画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
1)泉「Water spring」


2)至「Arrival」


3)風と鳳「Wind&Phoenix


【協力者プロフィール】 今井香子(Kyoko IMAI)
東京都生まれ 中央大学文学部(ドイツ文学専攻)卒業 玉川大学博物館学芸員課程修了・資格取得 現日会同人・理事 インテリアの書展創立委員 成和会会員(牛窪梧十に師事)照葉会会員 香書会主宰
<現在>
・日本橋小津和紙勤務 文化教室及び小津ギャラリー担当・学芸員
・小津文化教室「たのしむ現代書道」講師
・東日本のこどもたちを応援する会代表
・書文字で書籍題字、Tシャツデザイン、インテリア作品・生活雑貨等デザイン受注制作
<近年の展覧会紹介>
2010年 二人展「蘇る紙展~森羅万象~」開催 (日本橋小津ギャラリーにて)
2011年 和紙絵本展(日本橋めぐりの会主催)書文字で参加(日本橋小津ギャラリーにて)
2011年 東日本のこども達応援チャリティー色紙展 書家仲間と開催(日本橋小津ギャラリーにて)
2011年 第一回香書会展開催 (日本橋小津ギャラリーにて)
2013年 「手漉き和紙&紙の新表現」4人展開催 (川越市立美術館市民ギャラリーにて)
今井作品4点 (画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
作品1
題: 「また桜の季節がやってきた、、、」
分野:近代詩文書
表装:アクリル額
紙 :彩色うずら紙(楮100%) 新井悦美さん2012年製造
作者コメント
淡墨で和紙に書くと、画仙紙に書いたのとまったく違った線がでるので、濃墨で書くよりもずっと効果的だと考えています。いえ、実感しています。

作品2
題 :「あなたはいつも笑顔、、、」
分野:近代詩文書
表装:隅丸木額
紙 :流線紙(糸を使った楮紙) 新井悦美さん製造
作者コメント
かなり濃墨を使いましたが、時々糸に引っ張られました。窓を避けながら書くのに苦労しましたが、面白く文字が踊っていて、優しさが、表現できたのではないかと思います。

作品3
題 :「七福神」
分野:漢字
表装:アルミ額
紙 :西ノ内紙(薄口楮紙)菊地正気氏製造
作者コメント
この滲みは宣紙に慣れた眼で見れば美しいとは言えないかもしれませんが、書家の方々には大変面白がられました。「何が美しいのか」ということを思い返させるのが和紙かもしれません。今までと違った表現にチャレンジしたい人が多くなっているように感じます。

作品4
題 :「しんと静まり返った、、、」
分野:近代詩文書
紙 :漉き返し紙 平澤桂子さん製造
2005年に古墨と都幾川村の原水を使用して書いた宣紙(紅星牌製)の反古紙と楮で作ったもので、あえてチリを残した紙です。
作者コメント
ブルーグレーの色合いで粗さを残して漉いていただいた関係で、ざるのように吸い込んで抜けてしまうところを墨の量と濃度でもたせ、雰囲気を出したいと思いました。

2014年1月7日 |
トピック:例会
◆会員情報
増田勝彦副会長がラヂオ深夜便「明日への言葉」に登場。
NHKラジオ第一放送、ラジオ深夜便の「明日への言葉」というコーナーで増田先生が出演されます。放送日時は25年1月28日午前4時05分ころからで、45分間位、形式はインタビューです。タイトルは「温かな和紙のこころを語る」です。肩書は和紙文化研究会副会長です。和紙つくりの歴史、正倉院のこと、フィレンツェのこと、版画と和紙、表装、増田先生の人生、などなどの予定です。早朝ですが是非とも拝聴下さい。
ラジオ深夜便のHPはhttp://www.nhk.or.jp/shinyabin/です。
2014年1月6日 |
トピック:会員情報
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