「手漉き和紙&紙の新表現」の写真報告 

 2013年1月30日(水)〜2月3日(日)の間、川越市立美術館市民ギャラリーで開催されました、和紙研会員の新井悦美・湯川浩秀・水木喜美男各人と小津和紙の今井香子さんの4人が紙をテーマに繰り広げた「手漉き和紙&紙の新表現展」が盛会裡に終了しました。

 天井が高く広々とした会場には4テーマである〈刷る〉〈漉く〉〈書く〉〈張る〉が各コーナーに分かれそれぞれの芸術性を主張し、同時に平面と立体の展示形態が紙という線上で融合した会場は、これまでに誰も見たことのない空間を創り上げました。この和紙に生かされ、生かすアーチストの取り組みは、週末には150名を越す観覧者でにぎわいました。

会場 川越市立美術館

 

 

 

 

 

 

 

  会場内では立つ位置によって見える風景が異なるため、会場風景を思い浮かべるには様々なアングルから撮影したものが必要となります。紹介する各写真には、A、Bなどのアルファベットや→がついていますが、例えば「N→L」は下記「四人展会場配置図」のN辺りからLの方向に見ている写真という意味です。色々なアングルや高さから撮影したものをご堪能さい。

 展示配置図 

 会場の様子は以下のPDFファイルからご覧いただけます。

 

A→C             E 和紙花卉 部分

 

E 和紙花卉1        E 和紙花卉2

 

H→A              G→L

 

J 今井さん作品「心」    L 

 

L→K 1            L→K 2

 

L→K 3            M→F 1

 

M→F 2           M→H 1

 

M→H 2          M→H 3

 

M→J             M→L 1

  

M→L 2           N→H

 

N→I             N→K

 

N→L

 

TV局の取材1       TV局の取材2

 

 

“宝くじのデザインに軍道紙“

 会員の北村春香さんが取り組んでいる「軍道紙」がイラストで東京都宝くじに採用されました。発売期間が1月30日〜2月12日です。タイムリーなものですので、ご興味や100円に夢を託したい方はお早めに。

宝くじ(中川幸子さん)

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、2月14日(木)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03−5685−7780)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたします。なお、当日見学代として2,000円ご用意下さい。

また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

 FAX 申し込み書<Wordファイルです>

2月の月例会のお知らせ 

日時:2013年2月16日(土)

会場:小津和紙6F(「小津和紙ご案内」参照)

13:30~14:30 原典購読『造紙説』 美濃図版部分後半、他 

14:30~14:45 休憩

14:45~16:15 会員発表

16:15~16 :30  会員イベント連絡

16:30~17:00 事務連絡・片付け・退出

 会員発表

題名「西洋の手漉き用漉き桁の製作」 稲葉政満(Masamitsu  Inaba)会長 

和紙文化研究会会長 東京藝術大学大学院教授

PC・DVD・プロジェクター使用

 英国の最後の手漉簀製造者であるRon MacDonaldのビデオ(28分間)を紹介する。関連して、西洋の手漉き法と漉簀の発展について簡単に紹介する予定である。

 

MouldsCD表紙

 

 

 

 

 

 

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小津和紙ご案内

小津和紙ご案内250

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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季刊・和紙だより37号

和紙だより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第20回和紙文化講演会「和紙に美と技を求めて━加飾紙の世界━」報告

20回和紙文化講演会「和紙に美と技を求めて━加飾紙の世界━」

盛会裡に終了

 

20121125日(日)昭和女子大学にて第20回和紙文化講演会はお蔭を持ちまして無事終了しました。入場者373名と多くの方々に参加いただき今回の講演会への興味の高さを感じております。

今回は加飾紙の歴史的流れを村上翠亭講師が紹介解説の後、石川満夫講師が江戸時代の越前工芸和紙を解説し、それを受けビデオ映像を使いながら岩野平三郎講師が技術的な部分を中心に対話式講演、その次に小室久講師・並木秀俊講師による講演と実演のライブ中継も評判で、時折会場が盛り上がり、実際みるより細部が見えたとの声もあり、内容はもちろんのこと5者それぞれバラエティーに富んだ進行でした。参加者の方々には充実した一日を味わっていただけたことと思います。

また、講師の方々のご厚意でエントランスホールの展示品も村上先生の平安時代の古筆5点・江戸時代古筆1点、紙の文化博物館所蔵の江戸時代越前美術工芸紙16点、岩野平三郎製紙所製造の紙9点、小室かな料紙工房製造のかな料紙と版木各種、並木氏製造截金作品・截金用道具・平家納経複製など(他に和紙研会員の作品)直接観覧することができ(展示品一覧参照)、一時は会場が満杯となり皆さんの眼は展示品に釘付けとなりました。

後援していただいた毎日新聞社から今回のことが1129日夕刊東京版及び関東地区や滋賀版の「書の世界」に「受け継がれる美と技 和紙文化研究講演会」として掲載されました。

 

会場風景(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)