和紙情報

◆和紙情報

要無形文化財の指定及び保持者の認定について答申
越前鳥の子紙(えちぜんとりのこし)が重要無形文化財に指定、
越前生漉鳥の子紙保存会(えちぜんきずきとりのこ ほぞんかい)が保持者の認定         

 文化審議会は,先月21日に開催した同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,別紙のとおり(下記HP参照)重要無形文化財の指定及び保持者の認定等について文部科学大臣に答申しました。この結果,重要無形文化財の各個認定の指定件数は「越前鳥の子紙」を加え79件となり,保持者数は「越前生漉鳥の子紙保存会」を含め115名となります。
 来年、越前和紙(福井県)の神を祀る大瀧神社・岡太神社が1300年の節目を迎えますが、それを前にして正に朗報、と地元で盛り上がりをみせています。また、同時に和紙関係者全体でも話題に上がっていることと感じます。
 そして、この指定を受けて、福井県和紙工業協同組合の石川浩理事長と越前生漉鳥の子保存会の柳瀬晴夫会長を中心に、千三百年に培われた技術を「保持」すると共に、将来を見据えてその技術を活かすための活動を始めているようです。

文化庁HP 「重要無形文化財の指定及び保持者の認定等について」
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2017072105.html

 

文化庁HP 別紙:関連14頁、33~36頁
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017072105_besshi.pdf

 

文化庁 報道発表
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017072105.pdf

 

文部科学省HP「重要無形文化財の指定並びに保持者及び保持団体の認定の基準」
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19541225001/k19541225001.html
参考資料:

1、「越前鳥の子の歴史」PDF

 

2、「越前生漉鳥の子紙保存会関係の一部活動を紹介」PDF

 

1~5 越前生漉鳥の子紙保存会の活動風景

1 (2)

2 (4)

3 (2)

4 (2)

5 (1)
6 敦賀雁皮と試作加飾紙(和紙文化パネル会場)

6 加飾紙
7 試作加飾紙「打雲・飛雲・羅紋など」(和紙文化パネル会場)7 加飾紙
8 和紙文化パネル総合討議 最左が石川浩氏8 和紙文化パネル

◆和紙情報

展覧会
「高知県梼原町の和紙職人 ロギール・アウテンボーガルト × 建築家 隈研吾」   

東京京橋に紙の洞窟、現わる。
何やら不思議な空間に入ると、あたかも洞窟の中にいるような感覚。楮・三椏・コットンで漉いた6m×6mの巨大な装飾和紙が覆いかぶさってきて、奥に進むとどこからともなくスッと冷気が下りてくる。炎暑のもと都会の喧噪からのがれて異空間に迷い込んでみませんか。
               
期 間:2017年7月6日(木)~9月27日(火) 10:00~18:00
会 場:LIXILギャラリー
   104-0031東京都中央区京橋 3-6-18 東京建物京橋ビル
        LIXIL:GINZA 2F Tel 03-5250-6530
入場料:無料

http://www1.lixil.co.jp/gahttp://www1.lixil.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_003807.html
http://www1.lixil.co.jp/gallery/

はがき 表 200

はがき 200
1、7月4日19時のレセプション 隈 研吾氏の挨拶1 (1)
2、同レセプション ロギール アウテンボーガルト氏の挨拶2 (1)
3・4、隈氏とロギール氏 会場にて3 (1)

4 (1)

写真提供:西城明男氏

 

◆和紙情報

展覧会 夏の優品展 料紙のよそおい         

期 間:2017年6月24日(土)〜7月30日(日) 
    10時〜17時(入館は16時30まで)
会 場:五島美術館 

    〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25

    03-5777-8600(ハローダイヤル)/03-3703-0661(テープ案内)
概 要:
館蔵品の中から、「染める」「漉きこむ」「摺る」「撒く」など料紙装飾に関わるキーワードを元に、写経や古筆などの作品約70点を選び展示。書を魅せるため、また信仰の証しとして、様々な技術が施された紙の多彩なよそおいを展観します。
◆体験講座  *募集は終了しました
「雲紙料紙の制作」 
紙漉き職人(福井県和紙工業協同組合員)の指導のもと、藍で染めた繊維により雲文様を漉きこむ「雲紙」の制作を体験します(計4回、各回同一内容)。
日 程:2017年7月16日[日]、7月17日[月・祝]

〈第1回〉7月16日[日] 午前10時30分―午後0時30分

〈第2回〉7月16日[日] 午後2時―4時

〈第3回〉7月17日[月・祝] 午前10時30分―午後0時30分

〈第4回〉7月17日[月・祝] 午後2時―4時

場 所:五島美術館「見晴荘」(第2講堂)

定 員:各回15名(小学4年生以上/小学生は保護者同伴)

参加費:お一人様1000円(当日の入館料は別途)
協 力:福井県和紙工業協同組合・世田谷区教育委員会
問合せ先
〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25
(電話03-3703-0662)

◆ギャラリートーク
「日本・中国の紙の歴史」6月28日[水]

「表具のよそおい」6月30日[金]
「雲紙と飛雲」7月13日[木]
「古書のよそおい」7月20日[木]

各日午後2時―3時頃(開場・受付は午後1時30分)
五島美術館別館講堂 
当日入館者聴講無料 椅子席100名先着順

◆こども美術講座
「キラ刷りを楽しもう」7月23日[日]

「かなを書くための紙とは」7月30日[日]

各日午後2時―3時頃(開場・受付は午後1時30分)
五島美術館集会室 
小・中学生対象・聴講無料 椅子席15名先着順
関連HP
http://www.gotoh-museum.or.jp/index.html
http://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/open.html

◆和紙情報

碧い石見の芸術祭 から2つ紹介
「第4回 石州和紙デザインコンペ」         石州和紙関連

開催概要:
日本を代表する伝統文化「石州半紙の技」を生かした石州和紙を素材として、現代を生きる私たちに生活にうるおいや、楽しみ、くつろぎを与える様々なデザインの提案を広く募集します。
募集内容:
募集コンセプト:『石州和紙を活かしたもの』
出品規定:石州和紙を主な素材として使用した作品
サイズ:1m x 1m x 1m 以内
応募期間
1次審査提出期間:2017.7.3(月)~7.31(月)(審査発表:8月初旬)
2次審査提出期間:2017.10.2(月)~10.6(金)(審査:10.9)
詳細は
https://www.artaoiiwami.com/デザイン2017/

 

「第4回 石州和紙うちわアート展」

募集締切:~2017年7月7(金)(審査発表:7月中旬)
作品受付:芸術と文化のまちづくり事業実行委員会 事務局 
出品規定:専用の石州和紙うちわキットを使用した作品
展示期間:2017年7月18(火)~9月10(日) 
展示会場:アクアみすみ ロビー
浜田市三隅町古市場589 火~土9:00~21:00/日・月9:00~17:00)
詳しくは
https://www.artaoiiwami.com/うちわ2017/

どちらも問い合わせは:
芸術と文化のまちづくり事業実行委員会
〒699-3225 島根県浜田市三隅町古市場589番地 三隅中央会館内
電話:0855-32-0098 FAX:0855-32-0172

◆和紙情報

森のはこ舟アートプロジェクト 
出ヶ原紙復活再生・「森を漉く  滝沢徹也」の成果展示会   
                
期 間:2017年3月18日(土)~5月7日(日)9:00~17:00 休館日:毎週月・火曜日(祝祭日を除く、臨時休館日あり)
会 場:西会津国際芸術村
   福島県耶麻郡西会津町新郷大字笹川上ノ原道上5752
   Tel/Fax 0241-47-3200
入場料:無料
美術家・滝沢徹也氏が2年に渡り取り組んだ出ヶ原紙復活再生プロジェクト。その出ヶ原紙の歴史的背景を素地として取り組んだ 森のはこ舟アートプロジェクト西会津エリアプログラム「森を漉く」の成果展示会。

主 催:福島県・森のはこ舟アートプロジェクト実行委員会事務局:NPOふくしまアートネットワーク
共 催:東京都/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)?協 賛:日本たばこ産業株式会社
協 力:心の復興推進コンソーシアム
助 成:文化庁
問合せ:西会津国際芸術村 TEL:0241-47-3200(楢崎)

http://www.morinohakobune.jp/

http://www.morinohakobune.jp/news/20170306.html
1、 ワークショップ 森を漉くー成果品11 (2)
2、 ワークショップ 森を漉くー成果品22 (2)
3、 出ヶ原紙用具13 (2)
4、 出ヶ原紙用具24 (2)