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展覧会・イベント・新刊紹介
竹尾+デザインのひきだし+TOBICHI連動企画“和紙のステキさ、再発見”
「和紙の風景」展 (株)竹尾 会員関係
期間:2021年7月19日(月)~8月11日(水)11:00~18:00
休展日は土日および祝日(7月22日・7月23日・8月9日)
会場:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
アクセス:神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営三田線・都営新宿線)A9出口
徒歩8分
竹橋駅(東京メトロ東西線)3b KKR出口徒歩5分
古来より人から人へ受け継がれてきた紙漉きの技。
竹尾の扱う機械抄き和紙を中心に、
各地に伝わる手漉き和紙の流れを汲んだ現代の和紙の魅力をご紹介いたします。
展示内容:竹尾取り扱いの機械抄き和紙ご紹介 てまり/玉しき極薄物/やわらがみシリーズ 他 80種類以上
特別展示:株式会社竹尾創立七〇周年記念出版『手漉和紙』
特別上映:「紙の生まれる風景」
福井県 越前和紙の里/九代目 岩野市兵衛と水/紙祖神 岡太神社
主催:株式会社竹尾
協力:『デザインのひきだし』編集部、TOBICHI
関連HP https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20210719.html
関連イベント:TOBICHI「神田かわいい和紙祭り」
会期:2021年7月22日(木・祝)~8月9日(月・祝) 11:00~19:00
会場:TOBICHI 東京都千代田区神田錦町3-18 ほぼ日神田ビル1F
関連HP https://www.1101.com/tobichi/tokyo/exhibition/detail/?p=8261
新刊紹介『デザインのひきだし43』
特集「日本の各地でつくられる魅力的な紙 和紙のステキさ、再発見」
版元:株式会社グラフィック社(Graphic-sha Publishing Co.,Ltd.)
装丁:B5判・並製・160頁
本体:2,200円
関連HP http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=4&p=44435
「和紙の風景」展は、『デザインのひきだし43』特集「和紙のステキさ、再発見」の刊行記念イベントTOBICHI「神田かわいい和紙祭り」と連動して開催いたします。
TOBICHIでは、『デザインのひきだし43』内で紹介された和紙の実物の展示や、和紙小物の販売、イベントなどが企画されています。
2021年7月12日 |
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新刊情報
『正倉院紀要 43号』 日野楠雄 会員関連
『正倉院紀要43号』が宮内庁正倉院事務所から3月に発行され、4月21日に報道発表されました。今回は2016~19年まで4年間に行なわれた正倉院宝物「筆」特別調査の報告が掲載されています。宮内庁のHPでは全頁が公開(カラー)されていますのでご参照下さい。
今回の調査結果における成果は、東アジアの筆の歴史や書の歴史にとって重要は意味をもっており、さらには、中国では消滅したとされる「紙巻筆」が、日本では、奈良時代から綿々と今日まで受継がれていることを示唆するものであり、日本の毛筆文化にとって意義深いものとなりました。(日野)
目次
正倉院宝物特別調査 筆調査報告 日野楠雄・荒井利之・橋本貴朗・
藤野雲平・向久保健蔵
正倉院所蔵の巻筆と書蹟 荒井利之
茶地花樹鳳凰文﨟纈?の文様染め技法に関する一考察 片岡真純
年次報告
正倉院櫃類銘文集成(二)-慶長櫃・元禄櫃― 飯田剛彦・佐々田 悠
正倉院文書にみる筆の諸相-材質を中心に― 杉本一樹
参照(軸と毛の材質調査)
紀要6号「正倉院宝物の竹材筆調査報告」(筆管調査)1984年(昭和59 )
紀要37号「毛材質調査報告」2015年(平成27)
宮内庁 HP
https://shosoin.kunaicho.go.jp/bulletin
関連HP
https://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20210426-OYTNT50180/amp/
「研究用模造品」
2021年5月24日 |
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◆書籍情報 新刊情報
新刊情報
『水墨画入門』
2017年12月に「中世の絵画史について」として講演をいただきました島尾新先生の新刊。墨と、筆と、紙──この,シンプルな素材から生みだされてきた「モノクロームの世界」は,果てしなく豊かで、奥深く、そして愉しい、東アジア独自の筆墨文化に広く目くばりしながら,水墨画の歴史と思想,作品と技法を縦横無尽に読み解く、矢代幸雄の名著『水墨画』から五〇年,あらたな水墨画への道案内。
シリーズ:岩波新書(通し番号:新赤版1819)
著者:島尾 新
版元:岩波書店
発行:2019年12月20日
判型:新書判 228頁
価格:本体920円
目 次
第一章 水墨画とは何か
第二章 水墨の発見
第三章 水墨画の存在様式
第四章 イリュージョニズムの山水画
第五章 水墨画がやってくる
第六章 詩書画の世界
第七章 「胸中の丘壑」から「胸中が丘壑」-水墨表現のさまざま
https://www.iwanami.co.jp/book/b487928.html
『墨』262号
平安古筆に使われた装飾料紙については、2017年6月の和紙文化パネル‐workⅣ「和紙に見る藍と紫、日本人の美意識」や、2018年10月福井県越前市で催された「大瀧神社1300年大祭記念 越前装飾料紙シンポジウム」で紹介されましたが、そのプロジェクトと工房が取り上げられました。
発行:2020年1・2月号
特集:かなと料紙
版元:芸術新聞社
判型:A4変形 256頁
価格:本体2,238円
目 次(部分)
日本文化と紙①
料紙 基礎知識 文/髙城弘一
麗しき王朝美 料紙で味わうかな古筆?文/髙城弘一
田中親美と料紙 文/関口研二
まつかげ帖?福田喜兵衛、古筆手鑑複製本の世界
拡大で見えてくる 料紙研究の“いま” 原料篇 文/野中直之
かなと料紙のハーモニー 講師/日比野 実
拡大で見えてくる?料紙研究の“いま” 加工技法篇 文/野中直之
桑田笹舟──美しき「間」を求めて 文/福井淳哉
美しい料紙を書き手に届ける その一 王朝の美を守り伝える 翠祥堂
よみがえる平安の美 装飾料紙復元への歩み 文/日野楠雄
越前 和紙の里を訪ねて 岩野平三郎製紙所・五十嵐製紙・やなせ和紙
手漉き和紙に書く 竹田晃堂
和紙と花 文/大久保有加
美しい料紙を書き手に届ける その二 伝統と革新を追って 平安堂
日本文化と紙②
http://www.gei-shin.co.jp/sumi/index.html
『和紙 Washi 和紙ってなに? What’s Washi?』
「和紙」とは何か?をマンガや画像でわかりやすく解説。巻末には、全国の和紙産地や資料館・美術館も付いています。また、全編英語で対訳がついているので、英語圏の方々にも紹介ができます。
発行:2020年1月6日
編集:小津和紙編纂室
版元:朝日出版社
判型:A4 58頁
価格:本体900円
目次(部分)
第1章 和紙ってなに?
第2章 和紙ができるまで
第3章 和紙と暮らしの歴史
第4章 広がる和紙の世界
問合せ:https://www.ozuwashi.net/
2020年1月5日 |
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新刊情報
『図説 神と紙の里の未来学』 杉村和彦・山崎茂雄・増田頼保 著
発 行:2019年4月
判 型:A5版
製 本:並製 168頁 オールカラー
出版社:晃洋書房
〒615-0026京都市右京区西院北矢掛町7番地 電話075-312-0788
本体価格:1,800円
目次・章立
第一章 変貌する越前和紙の世界の現在
第二章 越前和紙の世界性 アメリカとの対話
第三章 越前和紙の里 工芸観光の中を生きる困難と可能性
第四章 創造知の集積のかたち 神と紙の里の未来の構築のために
終章 神と紙の里の未来へ
内容
なぜ神宿る紙の里に世界が注目するのか。
神宿る神の里にも、新しい時代への胎動がある。本書は、Washiの世界性、観光をf軸に変貌する世界を描き出し、紙の里の未来を展望。
http://www.koyoshobo.co.jp/book/b453606.html
2019年6月9日 |
トピック:書籍情報
◆新刊情報
武田政子の博多演劇史 『芝居小屋から』
狩野啓子 会員関連
著者:武田政子
編者:狩野啓子・岩井眞實
定価:本体2500円+税
版元:海鳥社
発売:2018年6月20日
判型:四六判
装幀:上製・カバー
頁数:246ページ
海鳥社HP http://kaichosha-f.co.jp/
書籍P http://kaichosha-f.co.jp/books/literature-and-record/4771.html
パンフ
編者序文 狩野啓子
人との出会いによって、何かが展開することがある。武田政子さんとの出会いは、
私にとってそういう一例であった。戦後文学研究の一環として、占領政策下での博多の演劇について調べていた私を、武田さんに引き合わせてくれた人がいた。紹介
者は、産婦人科医の天児都さん。武田さんの福岡女学院時代の教え子である。
武田さんへのインタビューの目的は、貴重なお話を伺えたことで十分達せられたのだが、武田さんの話はそれにとどまらず、どんどん時代をさかのぼり、明治の博多の芝居について、まるですぐそばで見ているような臨場感をもって、生き生きと繰り広げられた。その知識と話術に魅了された私は、もっとお話を聴きたくなった。
武田さんが博多の芝居に詳しいのも不思議ではない。政子さんの父親は、大博劇場の経営にたずさわった武田米吉さん。祖父は武田与吉さん。明治時代からの博多の芝居に非常に縁の深い方だったのである。政子さんも小さい頃から、芝居小屋の空気を吸って育った。
夕御飯がすんでから普段着のままで気軽に見物に行ったお芝居の楽しさを、武田さ
んは昨日のことのように語った。呉服町近辺は今のように早々と暗くはならなかったそうである。
武田さんの芝居通いは、上京して、お茶の水の東京女子高等師範学校に在学中も続いたという。帰郷後は数年教壇に立った後、劇場運営を手伝ったが、昭和二十一(一九四六)年以降は福岡女学院に戻り、昭和四十七年の定年まで国語の教員として大勢の生徒を教えてこられた。
退職後、大博劇場のことを調べておきたいという強い思いから、当時須崎にあった福岡県立図書館に通って新聞を読み、関連する記事をノートに書き写す作業を始めた。そのうち、大博劇場にとどまらず、明治以降の博多の芝居について、できるだけ正確に調べてみたいと考えるようになり、東京の国立劇場等にも通い、ノートは膨大なものになっていった。
そのようないきさつをお聞きし、十冊を超えるノートと、「芝居小屋から」と題する文章の構想を拝見し、これは大変な仕事だと思った。とにかく何とか仕上げていただきたい。埋もれてしまうのはあまりにももったいない。江戸の名残をとどめながら、近代化のきざしも表れてくる明治時代の状況は、私自身がぜひ勉強したいところでもあった。近代は近世と切断されてはいないのだから。毎回わくわくしながら武田さんの話に耳を傾けることから、仕事が始まった。…後述略
2018年7月8日 |
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