和紙文化講演会

2014年度 和紙文化研究会 会員発表・講演会予定

和紙文化研究会の月例会は、原典講読、会員の研究発表や報告、相互の情報交換などを中心に構成されています。また、年間2名の講師を会員以外よりお招きし て和紙やその周辺に関する講演をお願いしています。 今年度の予定が以下のように決まりました。各月の会員発表につきましては、これまで通り毎月初旬に詳細をHP上でお知らせいたします。見学希望の方は各月 毎にお願いいたします。申し込み方法等も同時にお知らせします。
今年度の文化講演会は展覧会及び産地見学会も含めて「和紙文化in越前」として11~12月に福井県越前市を会場として行ないます。詳細につきましては和紙文化in越前の専用ページをご参照下さい。

和紙文化研究会 2014年度 月例会予定表

回数

日付

会員・招聘発表テーマ

発表者

備考

276

2014/7/19

写真、プラチナパラジウム印画法における支持体としての和紙

西丸雅之

招聘講師

 

2014/8

休会

 

277

2014/9/20

青苧と和紙 ―山形県大江町、西川町での取り組みー

大山龍

 

278

2014/10/18

日本美術の構造と和紙の位置 2

朽見行雄

279

2014/11/24

和紙文化in越前      22回 和紙文化講演会

福井県越前市開催

280

2014/12/20

(仮)レンブラントの版画用紙

 

281

2015/1/17

(仮)紙漉きを伝えるとは

田村 正

新年会

282

2015/2/21

拓本から見る漢代の造紙図

日野楠雄

 

283 2015/3/21

(仮)リーフキャスティングについ

阿久津智広

284

2015/4/18

外部会場 大学関係

外部講師

285

2015/5/16

【第26期・定期総会】

 

286

2015/6/20

ミニ講演会&シンポジウム「紙を漉くとは」

紙漉き関係者

 

 

※2014/8月と2015/5は月例会が休会ですので見学はできません。

※テーマや担当がまだ決定していない場合もあります。仮題は(仮)を付しております。

なお、発表者・発表内容・スケジュールなど変更になる場合があります。各月のお知らせをご確認下さい

◆第21回 和紙文化講演会について

半田正博講師のご逝去にともない講師変更のお知らせを申し上げます。詳細は改訂版の講師紹介及び講演会チラシをご参照下さい。

 

期 日:1130日(土)

 会 場:東京藝術大学 美術学部中央棟第一講義室

 講師と演題 (都合により変更の場合があります)

   940      開場

 10001010 開会の挨拶 増田勝彦(副会長)

 10101100 「日本画用紙の今日的諸相と抄紙環境」 

                     関 出(東京藝術大学日本画研究室教授)

 11001150 「絵巻に適した鎌倉時代の和紙再現―抄紙と打紙加工について」 

               宮下真理子(会員)

 13201410 「墨の概要および伊藤若冲紙本墨画の使用材料について」 

               宇髙健太郎 (東京藝術大学 専門研究員)

 14101500 「日本画用紙の保存科学」 

                             稲葉政満(会長)

 15201610 「我が国における絵画に使われた紙 ―材料と表現の史的関係を求めて―」

                渡邊明義(一般財団法人 世界紙文化支援財団紙守 代表理事)

 16101650  総合討議 座長 増田勝彦

 1700         閉会

 

(以下画像をクリックすると拡大画像を表示できます)

改訂 第21回講演会チラシ                                  改訂 第21回講演会講師紹

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第21回 和紙文化講演会について

今年度の和紙文化講演会の講師陣・テーマ・スケジュールは以下の通りです。詳細は講演会ページをご覧下さい。

期 日:1130日(土)

 会 場:東京藝術大学 美術学部中央棟第一講義室

 講師と演題 (都合により変更の場合があります)

  940       開場

10001010  開会の挨拶 増田勝彦(副会長)

10101100  「日本画用紙の今日的諸相と抄紙環境」 

            関 出(東京藝術大学日本画研究室教授)

11001150    「絵巻に適した鎌倉時代の和紙再現―抄紙と打紙加工について」 

                      宮下真理子(会員)

13201410    「墨の概要および伊藤若冲紙本墨画の使用材料について」 

            宇髙健太郎 (東京藝術大学 専門研究員)

14101500    「修復現場における紙製文化財の種類と絵画について」 

                       半田正博(会員)

15201610     「我が国における絵画に使われた紙 ―材料と表現の史的関係を求めて―」

               渡邊明義(一般財団法人 世界紙文化支援財団紙守 代表理事)

16101650     総合討議 座長 増田勝彦

1700            閉会

第21回 和紙文化講演会のお知らせ

テーマ:「作画に用いられる様々な和紙~古典から現代まで(仮題)

期 日:1130日(土)

会 場:東京藝術大学 美術学部中央棟第一講義室

講師と演題 (都合により変更の場合があります)

◇現代の日本画用作画紙の種類と多様性 (仮題)

               関 出(東京芸術大学美術館 館長)

◇古典絵画にみる絵巻に適した鎌倉時代の和紙加工〈打紙について〉(仮題)

               宮下真理子(和紙文化研究会会員)

◇伊藤若冲紙本墨画に使用された紙及び墨について(仮題)

                                 宇髙健太郎 (東京藝術大学 専門研究員)

◇修復現場における紙製文化財の種類と絵画について(仮題) 

               半田正博(和紙文化研究会会員)

作画に用いられる様々な和紙~古典から現代まで 総括 (仮題)

                        渡邊明義(一般財団法人 世界紙文化支援財団紙守 代表理事)

 

 

第20回和紙文化講演会「和紙に美と技を求めて━加飾紙の世界━」報告

20回和紙文化講演会「和紙に美と技を求めて━加飾紙の世界━」

盛会裡に終了

 

20121125日(日)昭和女子大学にて第20回和紙文化講演会はお蔭を持ちまして無事終了しました。入場者373名と多くの方々に参加いただき今回の講演会への興味の高さを感じております。

今回は加飾紙の歴史的流れを村上翠亭講師が紹介解説の後、石川満夫講師が江戸時代の越前工芸和紙を解説し、それを受けビデオ映像を使いながら岩野平三郎講師が技術的な部分を中心に対話式講演、その次に小室久講師・並木秀俊講師による講演と実演のライブ中継も評判で、時折会場が盛り上がり、実際みるより細部が見えたとの声もあり、内容はもちろんのこと5者それぞれバラエティーに富んだ進行でした。参加者の方々には充実した一日を味わっていただけたことと思います。

また、講師の方々のご厚意でエントランスホールの展示品も村上先生の平安時代の古筆5点・江戸時代古筆1点、紙の文化博物館所蔵の江戸時代越前美術工芸紙16点、岩野平三郎製紙所製造の紙9点、小室かな料紙工房製造のかな料紙と版木各種、並木氏製造截金作品・截金用道具・平家納経複製など(他に和紙研会員の作品)直接観覧することができ(展示品一覧参照)、一時は会場が満杯となり皆さんの眼は展示品に釘付けとなりました。

後援していただいた毎日新聞社から今回のことが1129日夕刊東京版及び関東地区や滋賀版の「書の世界」に「受け継がれる美と技 和紙文化研究講演会」として掲載されました。

 

会場風景(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)