例会
月例会見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、12月18日(木)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03−5685−7780)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたします。なお、当日見学代として2,000円ご用意下さい。
また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい
FAX 申し込み書<Wordファイルです>
12月例会 日 時:12月21日(土)13:30〜17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室(「小津和紙ご案内」参照)
13:30~14:00 原典講読「造紙説 越前紙漉図説」中本絵里子会員
14:00 ~15:30 会員発表 下記参照
15:30~15:45 休憩
15:45~16:45 産地交流と講演会越前開催関連1 (次頁参照)
DVD「紙祖神 岡太神社・大瀧神社式年大祭・御開帳」放映
16:45~17:00 事務連絡・片付け・退出
会員発表
題名「小津360年のあゆみ」 松浦節也(Matsuura Setuya)会員
伊勢松坂出身の小津家三代目、清左衛門長弘が現在地(日本橋本町三丁目、旧町名大伝馬町一丁目)に紙店を創業して今年で360年がたつ。
明治維新、関東大震災、昭和の金融恐慌、小津創業家の撤退、戦後の混乱期、石油危機等々、時代、時代の多くの困難を乗り越え今日に至った。
今回は小津創業のいきさつ、その場所である大伝馬町(現、日本橋本町三丁目)について、そして今日までの小津のあゆみを概観すると共に、なぜ360年永続できたかも考えてみたいと思う。
明治時代の小津本店 (東京)
小津清左衛門旧宅(松阪)
【発表会員プロフィール】
和紙文化研究会会員 1938年生まれ
現在小津商店・小津史料館勤務
2013年12月10日 |
トピック:例会
月例会見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、10月16日(水)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、月例会担当の日野宛(東京文物)にFAX(03−3759−7103)でお申し込み下さい。なお、当日見学代として2,000円ご用意下さい。
会場の関係で先着10名様までといたしますのでお早めにご連絡下さい。
FAX 申し込み書<Wordファイルです>
日 時:10月19日(土)13:30〜17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:30~14:15 原典講読
「造紙説 越前紙漉図説」阿久津智広会員
14:15 ~15:45 会員発表 下記参照 PC・プロジェクター使用予定
15:45~16:00 休憩
16:00~16:30 会員発表 下記参照
16:30~16:45 特別報告 下記参照
16:45~17:00 事務連絡・片付け・退出
会員発表
題名「洋紙の製造法 〜和紙と対比して〜
紙の博物館 前学芸部長 丸尾敏雄
洋紙を主体に製造法全般について説明し、和紙との対比を行う。洋紙製造工程は全て機械化され、品質向上に努めながら徹底的に生産性向上・効率化が図られてきた。しかし抄紙原理や紙表面の加工方法は両者ともに原理的にはほとんど同じであり、一部に相違が存在する程度である。「洋紙とは、和紙とは」の区分については和紙研のみなさんと一緒に考えてみたい。
現在の最新の洋紙製造法を紹介するに際し17世紀のヨーロッパの手漉きによる洋紙製造法から、抄紙機の発明者・ルイロベールを経て発展してきた抄紙機械の歴史を簡単に振り返る。また、製紙原料や原料処理設備の発展の経緯や製紙用薬品、更に洋紙の寸法についても触れる。
【講師プロフィール】
丸尾敏雄(まるおとしお)1936年生まれ 77才
紙の博物館OBボランティア・前学芸部長 東京都江戸川区在住
九州大学理学部化学科卒業後、日本パルプ工業に入社。’79年の合併で王子製紙社員。研究所、工場研究技術部、本社の研究開発部、技術サービス部、技術部を歴任。’98年に退職し、紙の博物館に勤務。
著書 共著:『紙のなんでも小辞典』(講談社) 監修:『紙の歴史』(創元社)
共同監修:『紙の文化事典』(朝倉書店)
特別報告
題名「アイオワ大学漉き返し紙実験結果報告」
ケンタッキー州立大学図書館資料保存課資料保存専門司書 日沖和子先生
現在国立公文書館で、資料保存関係のプロジェクト参加のため筑波センターに短期出張中のお忙しいところ例会に参加いただきました。以下関連HP。
http://sinnombrepress.wordpress.com/2013/08/28/historic-recycled-papermaking/
2013年10月2日 |
トピック:例会
月例会見学ご希望の方々へ 特別企画「神田神保町古書街を10倍楽しむ法」
見学希望の方は、9月18日(水)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03−5685−7780)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたします。なお、当日見学代として2,000円ご用意下さい。
また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。
FAX 申し込み書<Wordファイルです>
9月の例会のお知らせ
特別企画「神田神保町古書街を10倍楽しむ法」
今回はこのテーマでミニ講演会・シンポジウムを開催します。
数百年経った本が当たり前のように店頭に並び、中には数百円という破格値のものもある。こんな世界中でも類を見ない珍しい古本屋さんの街、神田神保町。この街は時空間の旅人として歴史的な資料を蒐集するには欠かせない、多くの人々の垂涎ものであるが、どれほど上手く利用できているのであろうか ? また、インターネットの普及で我が家に居ながらにして日本中の古書が買える時代となって、この街の意味も薄らいでいくのだろうか。今後の研究・調査の方法も踏まえて和紙研風にこの街を眺め、その魅力を確認したい。
歩くルート・店の選び方・古書会館の内容・古書市とは・古書店のルール・昼食の場所はなど、古書捜索の基本から掘り出しものまで、古本通の増田・関野・吉野会員と有名古書店主の方々の協力を得て、専門書から一般書、端本から一枚もの、様々な角度から古本検索と購入の方法を探ってみたい。
日時:2013年9月21日(土)13:30〜17:00
会場:小津和紙本社ビル 6階会議室(「小津和紙ご案内」参照)
13:30 開会と全体の説明 日野楠雄会員
13:45 講演1「神田古書街の略史」 八木書店 八木乾二氏
14:05 講演2「修復用和刻本の世界」 増田勝彦会員
14:25 講演3「古書センター利用の手引き」 吉野敏武会員
14:45 休憩
15:00 講演4「神保町古書街の歩き方」 誠心堂 橋口兼介氏
15:20 講演5「掘り出しものの世界」 関野 勉 会員
15:40 パネルデスカッションと質疑応答
16:40 事務連絡と片付け
- 各演題は仮題です。講師とスケジュールは変更する場合があります。
- 古書街の資料配布予定です。
2013年8月22日 |
トピック:例会
月例会見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、7月17日(水)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、月例会担当の日野宛(東京文物)にFAX(03−3759−7103)でお申し込み下さい。なお、当日見学代として2,000円ご用意下さい。
会場の関係で先着10名様までといたしますのでお早めにご連絡下さい。
FAX 申し込み書<Wordファイルです>
◆7月例会
日 時:7月20日(土)13:30〜17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:15~13:30 特別講義原本観覧と実演レイアウト準備
13:30~14:30 ミニ研修旅行「あきるのふるさと工房」報告
14:30~14:40 休憩
14:40~16:40 特別講義「和刻法帖について」 原本観覧・版木実演
PC・プロジェクター使用
16:40~17:00 事務連絡・片付け・退出
特別講義と実演
題名「和刻法帖について」
招聘講師 日本近世書道史・近世金石研究 岩坪充雄先生
「和刻法帖」とは江戸時代の日本で出版された書道の手本である。現在の芸術「書道」とは意味が大きく異なり、全てが毛筆筆記の時代の中、出版物も毛筆由来の文字に依拠した時代を考える上で、当時の筆記手本「和刻法帖」は日常的であるが故に重要な資料である。明治以降の西洋化で活字・硬筆文化に移行し、それに慣れ切った現代人とは、本質的な感覚が異なる。さらに近年急加速するPCや携帯電話などの電子化も加わって、江戸筆記文化の真相は増々遠のいてしまうのだろうか。
重要資料であるはずの「和刻法帖」研究は遅々として進んでいない。原因は『国書総目録』の未収録扱いから、出版数の厖大な数が想像されるがその全容すらつかめない。現代の図書分類では抜け落ちてしまう部分など考えられるが、和紙研で始まった興味深い紙質調査(「日本の法帖調査研究報告」)なども踏まえて、今回はそのあたりを掘り下げたい。
そして、皆さんに和刻法帖を実感していただくために、江戸時代の版本類に3種の印刷方法に即した左版・凸字版・正面版の原物も展観し、また手に取っていただきたい。原版(版木)を実際に摺る実演もしたい。希望者には摺る体験を通し和刻法帖の理解をしていただきたい。
観覧予定の原本と版木
写真「太極帖 4C
正面版の例:拓本と同様の技法で摺られるもの。この「太極帖」は「草書千字文」「白雉帖」と共に正面版としては最も古いものの一つ。
写真「版木 千字文 4C 「遊蜀 4C
凸字版の例:通常の整版本と同じ原理。千字文の版木と同類の例
写真「十七帖 拓 4C
「版木 十七帖 4C
左版の例:拓本に似た仕上がり。十七帖の版木と同類同箇所の例
【講師プロフィール】
岩坪充雄(いわつぼ みつお)日本近世書道史 1960年生まれ 53歳 文京学院大学職員 東京都荒川区在住 日本中国学会会員 書学書道史学会会員 近世金石研究会会員
善補楽工房主宰 『東隅随筆』は現在359号まで刊行 岩瀬弥助記念書物文化賞受賞
著書『江戸・唐様書道史研究叢稿』 論文「和刻法帖理解のために − 近世毛筆文化理解の一歩−
(『書物・出版と社会変容』研究会刊)ほか
2013年7月4日 |
トピック:例会
2013年度 和紙文化研究会 会員発表・講演会予定(2013.6月現在)
和紙文化研究会の月例会は、原典講読、会員の研究発表や報告、相互の情報交換などを中心に構成されています。また、年間2名の講師を会員以外よりお招きして和紙やその周辺に関する講演をお願いしています。 今年度の予定が以下のように決まりました。各月の会員発表につきましては、これまで通り毎月初旬に詳細をHP上でお知らせいたします。見学希望の方は各月毎にお願いいたします。申し込み方法等も同時にお知らせします。招聘講師関連情報は下記HPをご参照下さい。
今年度の文化講演会は11月30日に東京藝術大学を会場として行ないます詳細につきましては更新時(毎月初旬)に随時ご連絡いたします。
原典講読は2013/8・9・11以外は約60分間「造紙説 越前紙漉図説」(明治5年刊 小杉榲邨旧蔵 現国会図書館蔵)をテキストに行なっています。
回数
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日付
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会員・招聘発表テーマ
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発表者
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備考
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265 |
2013/7/20
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和刻法帖について
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岩坪充雄
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招聘講師
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2013/8
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休会
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266 |
2013/9/21
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神田古書街を10倍楽しむ法
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関野勉・吉野敏武、他
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267 |
2013/10/19
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和紙とは、洋紙とは、その区分けについて
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丸尾敏雄
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268 |
2013/11/30
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第21回 和紙文化講演会
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—
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東京芸大
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269 |
2013/12/21
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小津和紙360周年のあゆみ
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松浦節也
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270 |
2013/1/18
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(仮)和紙と墨色 浸透性から見る
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日野楠雄
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271 |
2013/2/15
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(仮)古筆・出雲大社指図の撮影
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影浦淳一
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272 |
2013/3/15 |
(仮)楮数種類の繊維と紙質の分析 |
ロギール・アウテンボーガルト
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招聘講師 |
273 |
2013/4/19
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(仮)日本美の重層性と和紙の位置
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朽見行雄
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274 |
2014/5/17
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【第25期・定期総会】
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275 |
2014/6/21
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ベトナム北部ヤオ族の竹紙づくり
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北村春香
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※2013/8・11・2014/5は月例会が休会ですので見学はできません。
※テーマがまだ決定していない場合もあります。仮題は(仮)を付しております。
なお、発表者・発表内容・スケジュールなど変更になる場合があります。各月のお知らせをご確認下さい
講師関連HP
岩坪充雄講師関連(2013/7)
西尾市岩瀬文庫
http://www.city.nishio.aichi.jp/nishio/kaforuda/40iwase/100th/100th-yasukesyo.html
国会図書館 http://iss.ndl.go.jp/books?op_id=1&any=東隅随筆&ar=4e1f
ロギール・アウテンボーガルト ( Rogier Uitenboogaart )講師関連
かみこや http://kamikoya-washi.com/
高知新聞 http://www.kochinews.co.jp/?nwSrl=296569&nwIW=1&nwVt=knd
2013年6月3日 |
トピック:例会
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