講演会場エントランスの資料展示
今回の講演会では講演会場エントランス部分におきまして、吉野会員による47種、付録7種、合計54種の特別資料展示を予定しております。以下、概要と展示予定品から一部をご紹介いたします。
第19回和紙文化講演会 会場入口展示資料一覧
テーマ:『史料の装幀形態から観る料紙』
所蔵・解説:会員 吉野敏武(元宮内庁書陵部修補師長)
日本と中国に留まらない史料をもとに以下16種の装幀形態で分類し、紙素材・加工・製造時期・内容など総合的に解説した画期的展示となっており、ガラスケースなどに入れず直に観察可能な展示形態を予定しています。
本HPではこの中から8種を選び図版と解説付きで紹介いたします。
1.一枚物・一通物形態 (1〜7) №1、4
2.巻子本形態 「中国名:巻軸」 (8〜10) №8、9
3.旋風葉装 (11)
4.糊綴装形態(冊子本)「中国:同称・胡蝶装・蝶装」 (12〜14)
5.胡蝶装(漢籍)「中国名:同称・蝶装・粘葉装」 (15)
6.大和綴装形態(書誌学名:列帖装・綴葉装) (16〜18) №15、16
7.経折装・経摺装形態「中国名:同称・梵経装」 (19〜21)
8.折本装形態 「中国名:折装」 (22〜25)
9.帖装形態「中国名:碑帖・法帖・蝴蝶式冊頁」 (26〜29)
10.線装本装形態(和漢籍) 「中国名:同称・線装」 (30〜39)
11.金鑲玉装 (漢籍)「中国名:袍套襯・装袍套・活襯」 (40)
12.結び綴装(書誌学名:大和綴装) (41)
13.紙釘装形態 (42)
14.紙縒綴形態 (43〜44)
15.畳み物形態 (45)
16.貝多羅経装・貝葉経装形態 (46〜47) №17、46
付録 (48)
2011年11月7日 | トピック:和紙文化講演会