6月2014
2014年度 和紙文化研究会 会員発表・講演会予定
和紙文化研究会の月例会は、原典講読、会員の研究発表や報告、相互の情報交換などを中心に構成されています。また、年間2名の講師を会員以外よりお招きし て和紙やその周辺に関する講演をお願いしています。 今年度の予定が以下のように決まりました。各月の会員発表につきましては、これまで通り毎月初旬に詳細をHP上でお知らせいたします。見学希望の方は各月 毎にお願いいたします。申し込み方法等も同時にお知らせします。
今年度の文化講演会は展覧会及び産地見学会も含めて「和紙文化in越前」として11~12月に福井県越前市を会場として行ないます。詳細につきましては和紙文化in越前の専用ページをご参照下さい。
和紙文化研究会 2014年度 月例会予定表
回数
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日付
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会員・招聘発表テーマ
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発表者
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備考
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276 |
2014/7/19
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写真、プラチナパラジウム印画法における支持体としての和紙
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西丸雅之
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招聘講師
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2014/8
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休会
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277 |
2014/9/20
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青苧と和紙 ―山形県大江町、西川町での取り組みー
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大山龍顕
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278 |
2014/10/18
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日本美術の構造と和紙の位置 2
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朽見行雄
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279 |
2014/11/24
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和紙文化in越前 第22回 和紙文化講演会
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福井県越前市開催
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280 |
2014/12/20
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(仮)レンブラントの版画用紙
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281 |
2015/1/17
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(仮)紙漉きを伝えるとは
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田村 正
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新年会
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282 |
2015/2/21
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拓本から見る漢代の造紙図
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日野楠雄
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283 |
2015/3/21 |
(仮)リーフキャスティングについて
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阿久津智広
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284 |
2015/4/18
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外部会場 大学関係
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外部講師
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285 |
2015/5/16
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【第26期・定期総会】
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286 |
2015/6/20
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ミニ講演会&シンポジウム「紙を漉くとは」
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紙漉き関係者
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※2014/8月と2015/5は月例会が休会ですので見学はできません。
※テーマや担当がまだ決定していない場合もあります。仮題は(仮)を付しております。
なお、発表者・発表内容・スケジュールなど変更になる場合があります。各月のお知らせをご確認下さい
2014年6月8日 |
トピック:例会, 和紙文化講演会, 研修旅行
◆情報誌情報
【百万塔】 公益財団法人 紙の博物館 発行
和紙関連の機関誌として全国的には『和紙文化研究』(和紙文化研究会発行)と『和紙の里』(越前和紙を愛する会発行)とこの『百万塔』があります。創刊より50年以上を経た歴史ある国内有数の機関誌です。今回はそのご紹介をいたします。
装 幀:並製 頁数は各号によって違う(表紙2色・カラー図版あり)
発 行:公益財団法人 紙の博物館
発行:年3回
価 格:700円(税込み)
購入方法:
一般の場合
ミュージアムショップで販売しております。電話での注文も可能。または、ミュージアムショップページ http://www.papermuseum.jp/shop/
から注文いただくこともできます。
定期購読を希望される場合
「かみはく友の会 A会員」に入会すると、『百万塔』が発行されるたびに、ご自宅に郵送されます(送料は紙の博物館負担)
年会費:3000円
A会員は他に以下のような特典もあります。
・紙の博物館への入館が何度でも無料
・初回入会時に、招待券2枚プレゼント
・紙の博物館広報冊子「紙博だより」(年4回発行)や企画展チラシなどを送付
・ミュージアムショップ商品の10%割引(一部除外品あり)
お問合せは
公益財団法人 紙の博物館
TEL:03-3916-2320 FAX03-5907-7511
http://www.papermuseum.jp/
2014年6月8日 |
トピック:和紙情報
◆会員情報
【手漉き紙四人展2014】 尾村知子・新井悦美 会員関連
会 期:2014年6月23(月)~27(金)
10:00~17:00 (23 日は12:00より、27日は16:00まで)
会 場 :小津ギャラリー 電話03-3662-1184
東京都日本橋中央区日本橋本町3-6-2小津本館ビル8F
紙漉匠:新井悦美 ロギール・アウテンボーガルト 谷口祐次郎 三宅賢三
2014年6月8日 |
トピック:会員情報
◆会員情報
展覧会情報
【第57回 表装作品展】 田中正武 会員関連
会 期:2014年6月21(土)~26(木)
9:30~17:30 (入場は17:00まで)
会 場 :東京都美術館2階第4展示室 東京都台東区上野公園8-36
主 催:東京表具経師内装文化協会
後 援:東京都・読売新聞社・東京都職業能力開発協会・東京都技能士会連合会・全国表具経師内装組合連合会
東京表具経師内装文化協会事務局:
〒110-0015 東京都台東区東上野4-10-14 電話03ー5826―1773
2014年6月8日 |
トピック:会員情報
月例会見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、6月18日(水)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細をこちらからご連絡いたします。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。
FAX 申し込み書<PDFファイルです>
月例会
日 時:6月21日(土)13:30~17:00 会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:00~13:30 フリートーク
13:30~14:30 原典講読 「越前紙漉図説」 島田達生 会員
14:30~14:45 休憩
14:45~16:15 会員発表 「ベトナム北部ヤオ族の竹紙づくりと漢字文書」(下記参照)
16:15~16:25 休憩
16:25~16:45 「和紙文化in越前」など
16:50~17:00 事務連絡・片付け・退出
会員発表
題名「ベトナム北部ヤオ族の竹紙づくりと漢字文書」 北村春香 会員
東南アジアの手すき紙について、7年前から興味を持つようになった。それまでは、東南アジアといえば、和紙の材料である楮(サー)を供給している原料産地という認識しかなかったが、実際訪れてみると当地の紙すきは多様で、多くの刺激を受けた。今回報告する内容は、中国雲南省に隣接するベトナム北部サパ県・ヤオ族(現地ではDao・Zao)の竹紙づくりと漢字文書である。ヤオ族は、西南中国から焼畑農業や狩猟生活をしながら移動してきた民族であり、中国、ベトナム、ラオス、タイに分布する。彼らは、漢族とのかかわりから漢字を習得し、移動生活の便宜を得てきた。その漢字文書を作成するためには、紙を必要とした。彼らは、自ら紙をつくり、祖先の神話や故人の記録を携えて、新たな地を目指していった。竹紙づくりの技法は、澆紙法に分類される技法であるが、東南アジアで広く行われるものとは異なり、瓢箪柄杓で紙料を丹念にかけ流していく。中国で発明された紙は、各地でどのように発展していったのか。澆紙法と抄紙法の広がりにも思いを馳せながら、皆様のご意見を頂きたいと考えている。
1 若竹を竈の灰で4~5日煮て洗浄し、木棒で手打ちする。水中選別後に再び叩く繊維もある。
2 ベトナム北部ヤオ族の竹紙づくり。布簾を張った木枠を中空に架け、瓢箪柄杓で紙料を丹念にかけ流していく。
3 ヤオ族の漢字文書
4 漢字文書の調査。漢字文書は『評皇券牒』か。
5 どこまでも広がる美しいサパの棚田
【発表会員プロフィール】
和紙文化研究会会員
2014年6月5日 |
トピック:例会