5月2015

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、5月14日(木)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです>

月例会
日 時:5月16 日(土)13:00 ~17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:00 ~ 13:20  「明暗」修復作業動画放映
13:20  ~ 13:30  例会準備
13:30 ~ 114:40
特別講義「百万塔陀羅尼の料紙」  宍倉佐敏 会員(下記参照)
14:40~15:00   机の配置変更と休憩
15:00~16:50  「2015年度第26期定期総会」
◇前年度事業報告
◇決算報告及び監査報告
◇新年度事業計画及び予算審議
◇人事(担当者選任)
◇その他(特別講義など)
16:50~17:00  事務連絡・片付け・退出

早稲田大学會津八一記念博物館蔵 「明暗」修復作業動画放映(18分)

特別講義                  PC・プロジェクター使用
題 名
「百万塔陀羅尼の料紙」           宍倉佐敏 会員
“百万塔の紙は麻か”長年問われてきたことがあります。今回は宍倉先生に特種製紙収蔵の10点をルーペや実体拡大鏡を使用し、損傷部分・剥落繊維を採取して顕微鏡観察を行った調査(「水茎」第28号「科学の眼で観た奈良朝古経料紙」(2000年3月)として掲載)と、ルーペによる表面観察をした静嘉堂文庫所蔵69点をもとに、画像も合わせて「百万塔の紙」に迫っていただきます。また、その調査をもとに漉いた再現紙と印刷方法を検討した原物資料を見せていただけることになりました。まさに、1245年の時を経て明らかになる百万塔陀羅尼の料紙と印刷の真実をお楽しみ下さい。

小津和紙ご案内200

◆和紙情報

「日々紙々 上埜暁子×平田真澄 二人展」    上埜暁子さん 関連

日時:平成27年3月21日(祝)~5月26日(火) 午前 9時~午後5時
会場:ギャラリー雪あかり (高橋まゆみ人形館 向かい)
飯山市飯山2941-1  0269・67・0139
入場料:無料

雪国いいやまの伝統工芸を代表する工芸品のひとつ内山和紙。楮(こうぞ)の繊維のみを原料として、雪ざらしによって生みだされる、透明感を生かした作品を展示販売いたします。やわらかい光のランプや、使うほど手になじむ小物たち。二人の作家が作り出す、内山和紙の作品をぜひご覧ください。

上埜暁子さんには第18回和紙文化講演会の講師をお願いいたしました。日頃活動している内山和紙手すき和紙体験の家もお立寄り下さい。
http://www.kamisukiya.com/

日々紙々1

日々紙々2

◆会員情報

PDK MERBOK の7人の若者が描くバティック展   花牟禮亜聖 会員関連

期間:5月20日<水>~24日<日>
会場:ギャラリー・ヒッポ  渋谷区神宮前 2-21-15
http://www.gallery-hippo.com/

JICAボランティアとしてマレーシアに赴任している花牟禮亞聖さん(海外赴任のため休会中)が一時帰国。東京渋谷で現地の方々の作品展を開きます。

現在花牟禮さんはマレーシア半島の北西部のタイと国境を接するクダ州の社会福祉局のワンスットップセンターで38カ所ある障がい者施設の作り出す手工芸品やプロダクト製品のデザイン面や質の向上の支援をしています。その施設の作品展を一時帰国に合わせて日本で開く事になりました。
技術的にはまだまだかもしれませんが、それぞれノビノビ自己表現している姿を知ってもらえる良いチャンスだと皆で一生懸命準備して来ましたとのことです。是非ご覧下さい。
トークショー
5月23日<土>17時30分から 詩人の堤江実さんと花牟禮さん

花牟禮 亞聖(ASEI Hanamure)プロフィール
グラフィックデザイナー
紙造形作家
STUDIO ASEI主宰
現在マレーシアでJICAボランティアとして活動

また、竹尾マレーシアから障がい者支援の申し出があり、現在花牟禮さんがコーディネートして新しい障がい者が作れる紙製品の開発もしているそうです。昨年は障がい者の子ども達と、日本のPOEM CONCERTの舞台美術に使われた大きな和紙作品を作ったとのこと。その時の様子を紹介します。

1 みんなで和紙の作品作り
1 みんなで和紙の作品作り

2 これでいいのかな
2 これでいいのかな

3 これでどう
3 これでどう

4 完成しました
4 完成しました

5 完成した作品
5 完成した作品

6 日本のPOEM CONCERTの舞台様子
6 日本のPOEM CONCERTの舞台様子

◆会員情報

「さくら ~王子で楽しむ花見~」    公益財団法人 紙の博物館 関連
会期 2015年3月14日(土)~5月31日(日)
会期中の休館日:月曜日(3/30、4/6、5/4は開館)、3/24(火)、4/30(木)、5/7(木)*会期中一部展示替えあり
会場 公益財団法人 紙の博物館 4階企画展示室(第4展示室)
〒114-0002 東京都北区王子1?1?3(飛鳥山公園内)
TEL:03‐3916‐2320  FAX:03‐5907‐7511
URL:http://www.papermuseum.jp 担当:学芸部 平野祐子・小嶋昌美

趣旨
紙の博物館の立地する北区王子周辺は、江戸時代には四季折々に人々が訪れる、江戸近郊の行楽地として賑わいました。特に飛鳥山のさくらは有名で、花見の名所として現在もなお親しまれています。この王子に、明治8年(1875)、抄紙会社(後の王子製紙王子工場)が開業しました。これを契機に多くの製紙関連工場が周辺に建設され、近代的な工業地帯が形成されました。王子は文明開化を象徴する名所となり、さくらと飛鳥山から見下ろす西洋建築の製紙工場の姿が、王子のシンボルとなりました。
王子の地がそうであるように、さくらと紙には意外なつながりがあるものです。例えば「桜紙」と呼ばれる紙もあれば、桜をモチーフにした紙小物は昔から人気で、千代紙、ぽち袋、ちりめん紙など、様々なものが作られてきました。木材としての桜も、紙製品に欠かせません。浮世絵木版画や金唐革紙などの版木は、山桜が最適とされています。
さらに本展では、20センチ程の奥行きの中に独特の世界を創り出す、ペーパーアーティスト・太田隆司氏の作品を特別展示します。代表作「君暮らす街1」「箱根湯本ロマンシングロード」の2点に加えて、この展示が初お披露目となる新作「明治通り 飛鳥山 さくら Downhill」は、必見です。
抄紙会社が開業して今年でちょうど140年、洋紙発祥の地・王子で、さくらと紙の共演による紙の博物館ならではの花見をお楽しみください。

ⓒTakashi Ohta 2015

関連イベント

●さくら~王子で楽しむ花見~ミュージアムトーク
日時:5月16日(土) 14:30~15:00
費用:無料(入館料別)/定員:20名(当日先着順)
内容:桜の名所であり、明治の開化名所となった王子の歴史や、さくらとは切っても切れない紙製品など、展示の見どころを担当学芸員がご紹介します。

●太田隆司ギャラリートーク
日時:5月24日(日) 11:30~12:00(午前の部)/14:30~15:00(午後の部)
費用:無料(入館料別)/定員:各20名(当日先着順)
内容:ペーパーアーティスト・太田隆司氏を迎え、作品の制作過程や、その世界観について、紹介いただきます。

チラシ表                                                裏

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