月例会見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、12月18日(木)まで、添付「Web申し込み書」に必要事項を記入の上、下記例会委員専用アドレスへ添付してお送り下さい。entry@washiken.sakura.ne.jpまた、事務局宛に「FAX申し込み書」(03-5685-7780)でお申し込み下さい。見学詳細はこちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。
FAX 申し込み書<Wordファイルです>
◆ 12月例会
日 時:12 月21 日(土)13:30 ~17:0 0
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:00 ~ 13:30 フリートーク
※会員相互の情報交換の時間としてご利用ください。
13:30 ~ 14:40 第25 回宍倉ゼミ宍倉佐敏 会員(下記参照)
14:40 ~ 14:50 休憩
14:50 ~ 16:40 「紙を見る」 尾村知子会員(下記参照)
16:40 ~ 16:50 事務連絡
16:50 ~ 17:00 片付け・退出
※当日の進行状況により、スケジュールが多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。
第24 回 宍倉ゼミ P C・プロジェクター使用
題 名「和紙 風土・歴史・製法( 柳橋真著) 7『杉原紙』」
女子美術大学特別招聘教授 宍倉佐敏 会員
和紙の歴史の中で身分制度と用紙が対応するのは、鎌倉時代以降で杉原紙は檀紙などと共に高級な公文書用紙となった。
地味であるが品性があり安価な点が、質実剛健を旨とする武士たちに愛でられ武士達の公用紙とされ、生産が発展すれば、多くの人々に使われ大衆化されていった、江戸時代になると、全国の多くの紙産地で杉原紙が漉き始められ、武士の勢力も衰えると杉原谷の杉原紙も明治期に地元格が無くなり生産も中止された。
和紙を代表していた杉原紙の廃絶を惜しみ昭和41 年に「杉原紙発祥の地」の碑が建てられ、杉原紙の本も刊行され、昭和47 年に杉原紙研究所が開所され、多くの人々の努力で杉原紙が再現された。杉原紙の歴史的背景と杉原紙研究所の様子を読み直しましょう。
会員発表 PC・プロジェクター使用
「紙を見る」
尾村知子 会員
2004 年に全国手漉和紙青年の集いが東京で開催されました。それをきっかけに「手すき紙四人展」を小津ギャラリーで開催しています。一回目のメンバーは一代紙漉きである埼玉の新井悦美、和歌山の奥野誠、高知の中嶋久実子、京都の三宅賢三の四氏で、それぞれに個性的な紙および作品を出展していただきました。
伝統的な和紙とは異なる紙は、専門的に和紙を扱う方々からはあまり評価されることがありませんが、三宅氏の竹紙は注目を集めることになりました。今回の発表では数種類の竹紙を見ていただき、その製法を解説します。
また、伝統的な手漉き和紙の中でも国の無形文化財に指定され
た紙を見比べ、皆さまからの感想を伺いたいと思います。
■プロフィール
尾村 知子 (TOMOKO Omura)
1989 年 『和紙の手帖』(全国手すき和紙連合会発行)の製作に関わる
1990 年 『季刊和紙』創刊号より編集に携わる(16 号まで)。
1993 年 和紙文化研究会に入会。
2019年12月5日 | トピック:例会