2月2022

Zoomで配信 オンライン月例会 見学ご希望の方々へ

Zoomで配信 オンライン月例会 見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、2月16日(水)まで、添付「オンライン例会見学申込み書」に必要事項を記入の上、entry@washiken.sakura.ne.jp(例会委員専用アドレス)にお申し込み下さい。見学詳細(配信URLなど)はこちらからご連絡いたしますので、必ずメール@を明記して下さい。もし、明記がない場合は、受付・配信はできません。なお、見学は5回まで可能です。1回あたり500円必要ですので、〒振替口座に事前にお振込みいただくことになります。

FAX 申し込み書<Wordファイルです

◆ 2月オンライン例会
日 時:2月19 日(土)13:30 ~15:00
配 信:Z00M(ズーム) 希望者にはURLを送信
13:30 ~ 14:30 「紙風船について」(下記参照)
14:40 ~ 15:00 「和紙より優秀な“伝統韓紙”、耐久性は8000年 ??」
15:00  退出

*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
*また、時間が多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。

 

 

「紙風船」
                           増田勝彦 副会長

紙風船は日本が発信地らしいのですが、風船に使われている紙については、書かれたものが見つかりません。
また、球形なのに船の文字が付くのも不思議です。
紙風船の歴史として、1.風船は熱気球、2.風船から紙風船へ、3.紙風船と紙手鞠次に、紙風船の紙として、1.紙風船を手漉き和紙で作る、2.空気を通す程度、3.障子紙と透気度和紙研究会会員として、紙風船を取り上げたのですから、一番の狙いは紙にあります。ただ紙そのものの理学的性質というのではなく、紙風船という物を作る材料としてどのようなアイデアを拡げることが出来るか、という興味があったので、次の様な展開を考えて材料と集めました。
素材の転換:先ず、紙風船を手漉き和紙で造った。
新聞紙や、広告チラシで造った。
透気度の測定による利用可能な紙の選定でガンピとした
構成の転換:従来の色構成から、新しい色構成へ
ピンク・紺などと白の組み合わせ
構成ユニット数による形態の変化:
ユニット1枚から8枚まで、ユニット数の違いによる形態変化を
試した。

 

「和紙より優秀な“ 伝統韓紙”、耐久性は8000 年 ??」
                           稲葉政満 会長

KBS(韓国放送公社)は 2015/07/29 に「イタリアの研究機関が直接比較実験した結果、日本の和紙の耐久性は1750 年、 韓紙はそれより4 倍を超える8 千年に至るものと出ました。」と報じました
https://yomogi.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1438172295/)。
しかし、その報文を入手してみると修復用紙として、和紙も韓紙も同等に用いることができるとなっておりましたので、その内容を紹介させていただきます。
Calvini, Paolo F. ; Fornaciari da Passano, Chiara ; Poggi, Nella ; Whymark, Francesca(BookEditor)
Use of the Korean mulberry paper hanji in book and paper conservation: when a traditionalmaterial meets new techniques
Adapt & evolve 2015: East Asian materials and techniques in western conservation: proceedings from the international conference of the Icon Book & Paper Group, London 8?10 April 2015.