Zoomで配信 オンライン月例会 見学ご希望の方々へ 

Zoomで配信 オンライン月例会 見学ご希望の方々へ 

見学希望の方は、5月18日(水)まで、添付「オンライン例会見学申込み書」に必要事項を記入の上、entry@washiken.sakura.ne.jp(例会委員専用アドレス)にお申し込み下さい。見学詳細(配信URLなど)はこちらからご連絡いたしますので、必ずメール@を明記して下さい。もし、明記がない場合は、受付・配信はできません。なお、見学は5回まで可能です。1回あたり500円必要ですので、〒振替口座に事前にお振込みいただくことになります。

FAX 申し込み書<Wordファイルです

◆ 5月オンライン例会
日 時:5月21 日(土)13:30 ~16:00
配 信:Z00M(ズーム) 希望者にはURLを送信
13:30 ~ 14:30 宍倉ゼミ「植物繊維と紙の変遷 第6回」(下記参照)
14:40 ~ 15:40 連続3回シリーズ「宮内庁書陵部の保存・修補について」第二回(下記参照)
15:45 ? 16:00 第33回定期総会
16:10     退出

*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
*また、時間が多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。

 

〔宍倉ゼミ〕『植物繊維と紙の変遷 第6 回「木材パルプの種類と性質」』
                            DMS使用予定
                           宍倉佐敏 会員

 木材繊維の紙が発見されて250 年にも達していない、本材パルプが機械で連続抄紙して造られたのは150 年程前であるが、現在世界の紙の95% 以上が木材繊維で生産されているその発展は驚異的である。
今後も紙の主原料である傾向は継続すると思われるので、木材パルプの種類と性質を知っておくことは意義あると思う。
木材パルプの原料となる樹木には針葉樹材と広葉樹材があり、これらの特徴として針葉樹は三椏に近い長さが有り活用法に依つては和紙にも使える、広葉樹は細く短い繊維なので竹繊維などに類似している、毛筆書画用紙に向いていると思うが、その種類に依っては手漉き紙には無理な繊維もある。
木材を紙にするには当然単繊維化する必要があり、その製法には物理的又は機械的製法と化学的製法が有り、化学的製法の中に木材チツプを酸性薬品で蒸煮するサルファイト法とアルカリ薬品で蒸煮するクラフト法がある。同一樹種でもこれらの製法の違いにより性質は大きく異なり、木材パルプは和紙原料である椿や三椏に比べ大変複雑であるが、身近に在る色々の紙類の原料や、その製法を知ることは紙を勉強する為には重要と考える。

連続3回シリーズ「和紙宮内庁書陵部の保存・修補について」第二回
                  吉野敏武・櫛笥節男・三浦修子 会員

このシリーズでは、宮内庁書陵部及び蔵書史料の閲覧・出納業務や、書庫内での保存管理と閲覧停止本の調査などのほか、修補係の史料修補の道具や修補方法を説明することにしています。
和紙研には書稜部関係者が3名おり、各業務を担当していた者がそれぞれお話しすることにします。
出納係という資料の管理部分は、元出納係書庫担当の櫛笥節男氏にご説明をいただき、修補係という修補部分に関しては元修補師長の吉野敏武が話した上で、現在修補係員で修補をしている三浦修子氏が簡単な虫損直し方法をお見せすることなど、3回に分けて紹介します。
第2回目の今回は、書陵部の保存利用業務を中心に紹介予定です。