◆会員情報
卓越した技能者(現代の名工)に田中正武会員選ばる 田中正武会員 関連
平成二十七年度 卓越した技能者(現代の名工) 第17部門 表具師として田中正武(73歳 東京都)会員が選ばれましたので御報告いたします。遅ればせながら2月の月例会でも皆さんにお知らせし、田中会員から一言いただいた所です。和紙研としても誇らしい思いで一杯です。
厚生労働省では、今年度(平成27年度)の卓越した技能者(通称「現代の名工」)の田中会員はじめ表彰対象者150名を昨年11月に決定し表彰が行なわれました。この制度は、昭和42年に創設した卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもので、技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し、技能者の地位と技能水準の向上を図ることを目的としています。(厚生労働省HP参照)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000103010.html
田中会員の技能功労の内容
表具の基本ともいえる和紙に深い関心を持ち、その研究に余念がない。その優れた感性や美的感覚を駆使した卓越した技能は高い評価を得ており、寺院等に保護されている数多くの宝物の修理を手掛け、文化財の保存に大いに貢献している。修理等の仕事に関しては、若手同業者に優れた技能・技法を生かせる場を提供し、また技能を継承するための場を提供するなど、業界全体の発展、技能振興、後継者育成のために取組んでいる。
また、和紙関係者では石州の川平正男氏が第13部門で同じく受章しております。心よりお祝いを申上げます。
2016年3月3日 | トピック:会員情報