11月2014

「和紙文化in越前」の主要事業である第22回和紙文化講演会(24日)・産地見学会(25日)が大盛況

NHKでユネスコの無形文化遺産に登録される「和紙」について取り上げることになり、その関連として「和紙文化in越前」が取り上げられます。明日11月28日午前10時5分~15分「くらし☆解説」という番組ですのでお楽しみ下さい。

NHK くらし☆解説  http://www.nhk.or.jp/kaisetsu/kurashi/

中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20141125/CK2014112502000012.html

【和紙の姿展】ーEchizenwashiを創作するー 和紙文化in越前

「和紙の姿展」ーEchizenwashiを創作するーが和紙文化講演会や産地見学会に先駆けて11月15日(土)に開幕し、12月14日(日)まで1ヶ月間、卯立の工芸館全館にて開催されます。
 この展覧会は和紙文化研究会会員が中心となり、以下のようなジャンルの作家が、伝統性または創造性の中で越前和紙を使いその多様性と可能性を追求し、また再発見・再認識しようとするもので、老若男女全ての方に楽しんでいただける和紙関連の企画展としてはこれまでにないユニークな内容となっています。
 実際には13ジャンル17名の作家が50種以上の越前和紙を使い、100点程の様々な作品が展示されます。伝統的な復刻を手掛け過去の名品を再確認する作家、紙以外のものを同じ条件にしてそれらの紙の違いを比較検討する作家、既製の用途に拘らず色々な試みをする作家、新しい世界を切開いて行こうとする作家など、様々な取組みがなされており、明日へのヒントがたくさん隠れていると思います。
 「和紙文化in越前」のもう一つの柱である産地見学会が「紙の誕生」を知るものならば、この展覧会は “紙の用途”即ち芸術的・技術的な「紙の到達点」を考えることになり、多くの視点から紙を見ることができると思います。是非ともこの機会に多くの“和紙の姿”を見て紙について隣人と語り合ってみてはいかがでしょうか。

会場写真など別ページ【和紙文化in越前】http://washiken.sakura.ne.jp/admission/にて詳しく紹介しています。

期  間:2014/11/15(土)〜12/14(日)
会  場:卯立の工芸館 火曜休館(ただし、11月25日は開館)
      〒915-0232  福井県越前市新在家町9-21-2
      TEL:0778-43-7800
開館時間:9:00〜16:00

出品者とジャンル (会員=和紙文化研究会会員)

1 日本画(水墨)     中野嘉之(多摩美術大学教授) 招聘作家
2 日本画(素描)     長瀬香織(会員)
3 日本画(加飾)     大山龍顕(会員・東北芸術工科大学専任講師)
4 版画(木版画)     三井田盛一郎(会員・東京藝術大学准教授)
5 書             日野楠雄(松白)(会員)
6 書               杉本槑香(招聘作家・地元出身)
7 写真(プラチナプリント)西丸雅之(F・G・I)招聘作家
8 印刷(インクジェット)  水木喜美男(会員)
9 製本             櫛笥節男(会員・元宮内庁書陵部)
10 製本           吉野敏武(会員・元宮内庁書陵部)
11 和紙造形         青木真奈美(会員)
12 紙衣            岡嶋多紀 招聘作家
13 装飾品         黒須敬子(Cross Road)会員推薦
14 照明            岡嶋利英(会員)
15 からくり屏風       田中正武(会員・江戸表具師)
16 屏風           古牧平市(後援団体 東京表具経師内装文化協会)
17 紙布            佐々木理恵(招聘作家・鯖江市)