6月2017

◆会員情報

「マッキー先生の屏風「落葉」出前授業LIVE」 
                  福井県和紙工業協同組合・福井県関連
 
 福井県では、平成26年度から日本画を活用した美術教育の推進に取り組んでおり、小学校では墨による表現を、中・高校では岩絵の具による日本画を制作しています。また、鑑賞学習では、福井県立美術館所蔵の屏風「落葉」(菱田春草筆)を題材として、鑑賞の授業を各学校で実施しています。
 県文化振興課では、その鑑賞授業の推進を図るため、屏風「落葉」の出前授業を実施してまいりました。平成26年度から28年度で、授業回数は約200回、訪問校は130校を越えています。
 今後は、県内だけでなく、東京都など県外でも屏風「落葉」による鑑賞の授業を紹介していきたいと思っており、今回は「福井県アンテナショップ南青山291」において「出前授業LIVE」を開催し、日本画や和紙の魅力を感じていただくとともに、福井県の魅力も知っていただく機会になることを願っています。
 
場 所:ふくい南青山291(福井県アンテナショップ2階)
    〒107-0062 東京都港区南青山5441 グラッセリア青山内  
     電話 03-5778-0291  FAX 03-5778-0305 
会 期:平成29年6月23日(金)~25日(日)11時 13時 15時 

http://www.kyoubi.or.jp/data_files/view/238

問合せ:
福井県観光営業部文化振興課 文化振興グループ 主任 牧井正人
TEL:0776-20-0580 FAX:0776-20-0661
E-mail:m-makii-qb@pref.fukui.lg.jp

開催概要・申込書

◆和紙情報

碧い石見の芸術祭 から2つ紹介
「第4回 石州和紙デザインコンペ」         石州和紙関連

開催概要:
日本を代表する伝統文化「石州半紙の技」を生かした石州和紙を素材として、現代を生きる私たちに生活にうるおいや、楽しみ、くつろぎを与える様々なデザインの提案を広く募集します。
募集内容:
募集コンセプト:『石州和紙を活かしたもの』
出品規定:石州和紙を主な素材として使用した作品
サイズ:1m x 1m x 1m 以内
応募期間
1次審査提出期間:2017.7.3(月)~7.31(月)(審査発表:8月初旬)
2次審査提出期間:2017.10.2(月)~10.6(金)(審査:10.9)
詳細は
https://www.artaoiiwami.com/デザイン2017/

 

「第4回 石州和紙うちわアート展」

募集締切:~2017年7月7(金)(審査発表:7月中旬)
作品受付:芸術と文化のまちづくり事業実行委員会 事務局 
出品規定:専用の石州和紙うちわキットを使用した作品
展示期間:2017年7月18(火)~9月10(日) 
展示会場:アクアみすみ ロビー
浜田市三隅町古市場589 火~土9:00~21:00/日・月9:00~17:00)
詳しくは
https://www.artaoiiwami.com/うちわ2017/

どちらも問い合わせは:
芸術と文化のまちづくり事業実行委員会
〒699-3225 島根県浜田市三隅町古市場589番地 三隅中央会館内
電話:0855-32-0098 FAX:0855-32-0172

◆和紙文化パネル

和紙文化研究会6月の拡大例会
和紙文化パネル‐workⅣ「和紙に見る藍と紫、日本人の美意識」

 今年6月で拡大版例会「和紙文化パネル」も4回を迎えます。例会と同じ時間帯を使い講演会と総合討議を行なう小和紙文化講演会として定着しつつあります。 
 今回は平安古筆の装飾料紙に迫ってみます。近年コンピューターにUSB接続で簡単に利用できるDMS(デジタルマイクロスコープ)の普及が著しいですが、それを使って、非破壊で平安古筆の紙質調査を試みました。
 藍と紫を主とした平安時代を代表する打雲・飛雲・羅紋・墨流し・藍紙などの美しい加飾は、日本人の美意識が作り出した和紙装飾の最高傑作の一つです。これまで想像の域を出なかったそれらの紙素材・装飾模様・表面加工などを科学の目でのぞくとどんなものが見えてくるのでしょうか。
 この調査・研究の成果が日本書道史や古筆研究の新たな研究の扉を開け、さらに日本の紙文化や日本人の美的感覚の再発見につながることを願っています。
 また、この研究調査を元に平安古筆の装飾料紙の再現も試みており、その試作品も会場に展示する予定です。(なお、やむを得ない事情により予定を変更する場合がありますのでご了承下さい。)

 

和紙文化パネル‐workⅣ 
全体テーマ「和紙に見る藍と紫、日本人の美意識」

日  時:2017年6月17 日(土)13:15~17:00
会  場:小津和紙本社ビル 3階展示場「小津和紙照覧」→→小津和紙ご案内200
参 加 費: 2,000円
    「和紙文化研究24号」1,500円含む)24号の内容は下記参照。 
     http://washiken.sakura.ne.jp/admission/
一般参加:事前申込が必要です。以下どちらかの方法で申込み下さい。
① Mail 添付エクセルデータに必要事項を記入し下記アドレスに返信して下さい。entry@washiken.sakura.ne.jp  
→→エクセルデータWEB申込書
② FAX 添付「FAX申込書」に記入の上、担当の日野宛にお申し込み下さい。FAX番号は03-3759-7103です。
→→ワードデータFAX申込書
③ 郵送 〒110-8714東京都台東区上野公園128東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存科学専攻保存科学気付
和紙文化研究会事務局宛に〒番号・住所・氏名・電話・所属を記入の上お申込下さい。
定  員:40名 定員になりしだい締切ります。

スケジュールと内容

開 場 
12:50  受付開始:

開 会                       
13:1513:30 開会の挨拶:稲葉政満(和紙文化研究会会長)
         御挨拶 ㈱小津商店                             
基調講演                       
13:30~14:10 名児耶 明 講師 (公益財団法人五島美術館副館長) 
             「平安の古筆に見える加飾紙の種類と多様性」

14:10~14:50 高橋裕次 講師 (公益財団法人大倉文化財団大倉集古館学芸部長)
                「DMSから見えた装飾模様の謎」

14:5015:00 休憩・前半分の質問回収

15:00~15:40 宍倉佐敏 講師  (会員・女子美術大学特別招聘教授)
               「加飾紙のDMS紙質繊維分析の実際」
        DMS操作補助:白井麻美(繊維分析研究)

15:40~15:55 石川 浩 講師  (福井県和紙工業協同組合理事長)
       「打雲製作の伝承と実際」

15:5516:10 休憩・後半分質問回収  講師席準備

総合討議、質疑応答                  

16:15~16:55 
奈良・平安の美から近世、そして現代へ -受け継がれる日本の加飾美-」 

 パネラー:名児耶 明 講師・高橋裕次 講師・宍倉佐敏 講師・石川 浩 講師
 DMS操作:白井麻美  司会:日野楠雄

                            
16:55  閉会の挨拶 増田勝彦(和紙文化研究会副会長)
17:00  和紙文化パネル終了

 

展示品 (予定)
試作加飾紙:打雲・飛雲・羅紋・墨流・藍紙
平安古筆に使われた紙と同じ素材の紙:雁皮紙・オニシバリなど
「繊維判定用 和紙見本帳」(宍倉佐敏 企画編集 紙の温度発行)宍倉講師の講演の際にこれを元に、DMSで実際に繊維観察と繊維分析のやり方を説明。

 

関連告知
◎五島美術館「夏の優品展 -料紙のよそおい-」6月24日7月30日
 展示会中のイベント:7月16日 岩野麻貴子さんの打ち雲体験会
◎ リニューアル「紙の文化博物館」越前市和紙の里通り
◎ 越前生漉き鳥の子保存会と加飾紙プロジェクトについて

 

懇親会のご案内
和紙文化パネル終了後、17:30頃より講師の先生方を囲んで懇親会を予定しております。どなたでも申込できます。参加申込時に併せてお知らせ下さい。
会 場:華味苑(中華料理)講演会場から徒歩5分。
    最寄りの駅は地下鉄日比谷線の小伝馬町駅(徒歩数分)
会 費:3,200円 (当日受付にて徴収)
定 員:30名
山東系の中華料理で癖がない食べやすい料理です。飲み放題・食べ放題となっており、六十品目をこす料理から自由に選択できます。
                                以上