11月2011

第22回和紙文化研究会研修旅行

—埼玉県小川・東秩父の紙を訪ねて―

日 時:2011年8月27日(土)・28日(日)の2日間
参加者:24人
参加費:14,000円

日程
27日(土) 11:00 東武東上線小川町駅集合
12:00 埼玉県伝統工芸会館 昼食・見学・和紙漉き体験 ①
13:00 久保昌太郎氏 和紙工房見学 ②
14:00 久保征一氏 和紙工房見学 ③
15:00 久保晴夫氏 工房見学 ④
15:30 小川和紙センター 窪田紙業見学 ⑤
16:00 張り子 嶋田重夫氏 工房見学 ⑥
16:30 吉野商店 和紙資料館見学 ⑦
17:30 宿泊 小川ラドンセンター
18:00 鷹野禎三氏(小川紙工業協同組合理事長)講話⑧
18:30 夕食を兼ねて懇親会

28日(日) 9:00 根岸光一氏 和紙工房見学⑨
10:30 紙工房たかの(鷹野禎三)和紙工房見学 ⑩
11:30 東秩父村 和紙の里 見学・昼食 ⑪
14:00 小川和紙体験学習センター(旧埼玉県製紙工業試験場)
見学・体験・楮の皮剥き ⑫
15:00 解散

講演会場エントランスの資料展示

今回の講演会では講演会場エントランス部分におきまして、吉野会員による47種、付録7種、合計54種の特別資料展示を予定しております。以下、概要と展示予定品から一部をご紹介いたします。

第19回和紙文化講演会 会場入口展示資料一覧
テーマ:『史料の装幀形態から観る料紙』
所蔵・解説:会員 吉野敏武(元宮内庁書陵部修補師長)

日本と中国に留まらない史料をもとに以下16種の装幀形態で分類し、紙素材・加工・製造時期・内容など総合的に解説した画期的展示となっており、ガラスケースなどに入れず直に観察可能な展示形態を予定しています。

本HPではこの中から8種を選び図版と解説付きで紹介いたします。

1.一枚物・一通物形態 (1〜7)  №1、4

2.巻子本形態 「中国名:巻軸」 (8〜10)     №8、9

3.旋風葉装 (11)

4.糊綴装形態(冊子本)「中国:同称・胡蝶装・蝶装」 (12〜14)

5.胡蝶装(漢籍)「中国名:同称・蝶装・粘葉装」 (15)

6.大和綴装形態(書誌学名:列帖装・綴葉装) (16〜18)  №15、16

7.経折装・経摺装形態「中国名:同称・梵経装」 (19〜21)

8.折本装形態 「中国名:折装」 (22〜25)

9.帖装形態「中国名:碑帖・法帖・蝴蝶式冊頁」 (26〜29)

10.線装本装形態(和漢籍) 「中国名:同称・線装」 (30〜39)

11.金鑲玉装 (漢籍)「中国名:袍套襯・装袍套・活襯」 (40)

12.結び綴装(書誌学名:大和綴装) (41)

13.紙釘装形態 (42)

14.紙縒綴形態 (43〜44)

15.畳み物形態 (45)

16.貝多羅経装・貝葉経装形態 (46〜47)  №17、46

付録 (48)