11月2015

◆和紙情報

和紙研後援展覧会情報
「ペーパー?ペーパー!-世界は紙にも還元できる-」

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会 場:大岡信ことば館
会 期:2015年11月21日(土)~2016年3月6日(日)
休館日:月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日休館)/12月28日~1月4日
入館料:大人1000円/大学生700円/小中高生500円/未就学児 無料
    毎週木曜日はシニア割引デー 60歳以上の方は半額(500円)

 大岡信の膨大なことばの仕事。それは、詩集や評論となり、あるいは新聞紙面でコラムとなり、そのほとんどが紙におさめられています。もちろん、古来より情報の多くは紙によって残されてきました。また、紙は私たちの生活に欠かせないものでもあります。そのような紙についての詩が、大岡信の作品にあります。それが、「世界は紙にも還元できる」です。”その変化を見よ”と結ばれるこの詩には、紙の力が凝縮して表されているようです。
 文学をはじめ、文化や生活を支えてきた紙。本展では、こうした紙を、特に日本古来の紙-和紙-を中心に紹介し、その重要性や可能性を探ります。

大岡信ことば館サイト http://kotobakan.jp/

①Like the waerfall 橿尾正次
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②一本の赤い線 橿尾正次
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③山次製紙所作品
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④滝製紙所作品
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⑤長田製紙所作品
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◆会員情報

新刊情報「筆の源流  巻筆の世界― 攀桂堂雲平筆四百年 ―」

日野楠雄 関連

 

和紙の優位性と多様性を証明する筆があります。「和紙がないと作れない筆“紙巻筆(巻筆)”」を世界で唯一受継ぐ筆師、十五世藤野雲平氏。その工房攀桂堂(はんけいどう)が創業四百年を迎え、記念誌が刊行されました。貴重な存在である巻筆20種と歴代雲平氏の紹介に加えて筆の歴史や構造に触れ、著名な先生方のご寄稿も多数掲載されております。

B5版・並製・160頁(80頁カラー)   

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発行日:2015年10月
発行者:藤野雲平
発行所:攀桂堂
編著者:日野楠雄
企画製作:(有)東京文物

内容
◇ 筆の歴史と巻筆 ◇雲平筆の種類と形状 ◇雲平筆の歴史 ◇略年表 ◇筆師と攀桂堂の所在地 ◇名家書画作品と書簡
◇寄稿(敬称略)
写経と巻筆(荒井湧山)・源氏物語と紙巻筆(右近正枝)・藤野雲平謹製「巻筆」を使ってみて(神崎充晴)・皇室と雲平筆(久能 靖)・有栖川御流「有栖川宮家から高松宮家へ」(佐藤 進)・古画の筆に思いを馳せる(島尾 新)・大仏開眼用筆の復原模造と十四世雲平(杉本一樹)・攀桂堂・巻筆との関わりと普及(高城弘一) ・仮名文字と巻筆(名児耶  明)・現代書を拓いた筆(比田井 和子)・千二百年の伝承が語る世界(宮里 司)・巻筆礼讃(村上翠亭)・筆の歌 筆百首(佐野光一)他
今回は私家版ということで一般流通はいたしませんが、ご興味ある方は
(有)東京文物または攀桂堂にお問合せ下さい。