3月2018

◆会員情報

展示会

2017公募 第30回全国和紙絵画展 東京展    
                          小津和紙会員関連

日 時:2018年3月5日~3月10日(土)10:00~18:00
(初日 13:00より、最終日15:00まで)
会 場:小津和紙ギャラリー  〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-6-2
小津本館ビル TEL:03-3662-1184
入場料:無料

1300年の伝統を受け継ぐ美濃和紙の産地、岐阜県美濃市が主催する巡回展です。
全国公募225点の中から選ばれた多彩な表現、技法の秀作(上位入賞作品)31点、招待作品2点を展示いたします。
美濃和紙による「しおり作り」が無料体験出来ます。

関連HP http://www.ozuwashi.net/gallery.html
http://www.city.mino.gifu.jp/minogami/pages/963
http://www.city.mino.gifu.jp/minogami/pages/637 (第31回展)

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、3月15日(木)まで、添付「Web申し込み書」に必要事項を記入の上、下記例会委員専用アドレスへ添付してお送り下さい。entry@washiken.sakura.ne.jpまた、HP担当の日野宛に「FAX申し込み書」(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細はこちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです

◆ 3月例会
  日 時:3 月17日(土)13:30 ~17:00  
  会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
  13:00 ~ 13:30 フリートーク
            ※会員相互の情報交換の時間としてご利用ください。
  13:30 ~ 14:40 第2回増田ゼミ増田勝彦 副会長(下記参照)
  14:40 ~ 14:50 休憩 
  14:50 ~ 16:40 「朝鮮国王に愛された倭紙」
            イ・ガン(李  壃)招聘講師(次頁参照)
  16:40 ~ 16:50 事務連絡
  16:50 ~ 17:00 事務連絡・片付け・退出
  ■ 新年会

※当日の進行状況により、スケジュールが多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。

 

2017年度 第2回 増田ゼミ      プロジェクター・DMS使用予定

題名:「羊皮紙についてあれこれ」    増田勝彦 和紙文化研究会副会長

最近になって、羊皮紙について文献にあたってみたところ、今まで知らなかったことが見つかりました。
1.羊皮紙も紙もカルタ 
2.羊皮紙の再使用- パリンプセスト 
3.鞣せばただの革 
4.日本における皮と革の混乱 
5.羊皮紙と太鼓皮1 (1)

 

招聘講師発表                PC・プロジェクター使用予定

題名:「朝鮮国王に愛された倭紙」        
                       イ・ガン(李 壃) 招聘講師

朝鮮時代の初期は、新しい国家体制を整備しつつ、増加していく紙の需要に対して量的、質的に円滑に供給していくことが国政の重要な課題の一つであった。この時期は楮繊維の量及び紙の生産量に限界が見え始める一方、書籍刊行に必要な大量の紙を製造しなければならない時期でもあった。中央政府は主導的に紙製造を全国各地の都会所に配分する、あるいは楮を代替できる原料を探して「配合紙」を試造するに至った。この過程の中で、世宗( 在位1418-1450) は、通信使を通して対馬から耐久性の優れた「倭紙」の入手を命じており、それは「雁皮紙」と推定されている。韓国の南海、晋州一帯には朝鮮時代に植えたと考えられる雁皮が今もなお自生している。日韓の文化交流の歴史の中で雁皮紙の導入が意味するところは大きい。
1、1950 年代の雁皮紙 ( 水源市博物館所蔵)1

2、資治通鑑綱目(淸州大学博物館所蔵)2
3、雁皮自生地(晋州)3
 

■ 講師プロフィール
イ・ガン(李 壃)Kang LEE 
筑波大学 生命環境科学研究科所属、日本学術振興会特別研究員、
専門分野は文化財保存科学
【略歴】
 2016年10月 東京学芸大学 文化財科学専攻 非常勤講師
 2014年3月 東京藝術大学 文化財保存学専攻( 保存科学) 博士課程修了
 2011年3月 東京藝術大学 文化財保存学専攻( 保存科学) 修士課程修了
 2009年4月 東京学芸大学 文化財科学専攻 卒業

小津和紙ご案内200

◆和紙だより

〖季刊 和紙だより57号 2018冬号の紹介〗

目次
〈越前和紙への提言〉…… 1頁
河野徳吉さん(和紙流通史研究)「京都の紙、紙の流通の基本は信用」
〈工房探訪〉野田版画工房-空間を彩る抽象絵画のような唐紙…… 2頁
〈漉き場探訪〉(株)滝製紙所「産地の横の繋がりを活かす」…… 3頁

〈和紙ミニコーナー〉 「紙博in京都」開催…… 4頁
〈情報欄〉『和紙の里』38号発行、など…… 4頁

バックナンバー一覧(下記URL)からダウンロードできます。
http://washidayori.jimdo.com/2018冬号-1

2018冬号-2 2018冬号-3 2018冬号-4

◆和紙情報

展示会
和紙に出会う展 ~日本と西洋の伝統手漉き紙が繋ぐ未来~

会 場:港区立エコプラザ 〒105-0013 東京都港区浜松町1-13-1
             TEL 03-5404-7764
会 期:2018年2月18日(日)~3月16日(金) ※2月26日(月)休館日
入 場:無料

エコと和紙作りは共にあると語り、高知県檮原から上京して、港区エコプラザで何度もワークショップを続けているロギール・アウテンボーガルトさんは、原料栽培から紙漉きまでを一貫して行い、伝統の紙漉き技術大事にしている和紙作家。今回は手すき和紙の作品や伝統技法の紙漉きについて紹介する展示会。
会場にはエコに関する書籍や様々な取組みなどが紹介してあり、人にやさしい空間です。JR浜松町・地下鉄大門から徒歩5分、気軽に一度お越し下さい。

関連HP https://minato-ecoplaza.net/?p=264

はがき

わずか数十センチの土で5mの楮が育っています。隣に立つのはロギールさん楮 500