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3月2015

◆会員情報

本美濃紙「和紙:日本の手漉和紙技術」ユネスコ無形文化遺産登録記念展
                    美濃和紙の里会館 会員関連
会 期:平成27年1月29日(木)から3月23日(月)
会 場:美濃和紙の里会館(岐阜県美濃市蕨生1851-3 電話 0575-34-8111)
内 容
この企画展では登録された3産地の和紙を紹介し、また、登録にいたるまでの経緯や、現在の美濃の手漉き和紙職人の和紙、全国和紙産地の和紙も展示しております。和紙は日本を代表する伝統工芸のひとつでもあり、その品質の高さは世界に誇る技術がなせる技でもあります。今回の登録が、3産地だけでなく全国の和紙に関心を高めていただく機会になることを期待しております。
http://www.city.mino.gifu.jp/minogami/pages/1051

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、3月18日(水)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです>

月例会  
日 時:3月21 日(土)13:30?17:00 
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
 13:00~13:30 フリートーク
 13:30~13:45 事務連絡 
 13:45~14:25 日常の和紙7  和紙と『みんな』の絆作り
       ~和紙を身近に感じるために、もしくはファンを作るために~
 14:25~14:40 休憩 
 14:40~16:00 会員発表 
       「リーフキャスティング(漉き嵌め)による修復処置について」
 16:00~16:15 休憩 
 16:15~17:00 和紙文化in越前アンケート結果報告
         事務連絡・片付け・退出      

会員発表 

「リーフキャスティング(漉き嵌め)による修復処置について」 
                              阿久津智広 会員  PC・プロジェクター使用
リーフキャスティングは、新しい繊維を水の中に分散させて、虫喰いなどの欠損部分へ流し込み、新しい紙を形成させて直す修復方法です。
著しく虫損の被害を受けた資料を伝統的な修復方法(裏打ち、繕いなど)で直すことは、時間とコストを必要とします。そのような資料の修復を効率的に行うために、考え出された方法です。
今回の発表では、リーフキャスティングの歴史、原理、特徴(長所、短所)などを見ていくとともに、実際に直した資料を見ていただき、皆さんにリーフキャスティングがどのようなものかを知ってもらいたいと思っております。

【講師プロフィール】  阿久津智広(Tomohiro AKUTSU )
1979年栃木県生まれ 日本・イタリアで書籍、版画、素描等の修復を学び、現在、国立公文書館の修復室に勤務。

リーフキャスティング作業

リーフキャスティング作業



日常の和紙6

「和紙と『みんな』の絆作り
~和紙を身近に感じるために、もしくはファンを作るために~
                                 和紙造形作家 青木真奈美 会員
私は世田谷区の生涯学習で「和紙造形」という表現方法に出会いました。それは、染色した楮を絵の具に見立て、流し漉きの応用で作品を作るというものです。この遊びはいつしか私の家の中にまで入り込んでいました。「和紙造形」を続けるうちに、小川町へ訪れたり、和紙についての本を読んでみたり、お店で和紙の商品を手にとって見たりと興味が深くなっていきました。
和紙に対する知識も浅い自分ですが、「和紙造形」を通して楮に触れ、興味や愛着を持ちました。そして、「和紙のすばらしさ」を他人と共有できないかと考えるようになりました。
このように考えながら続けている活動について、今回はご報告すると共に、教えてくださった先生と一緒に、大人や子供たちと「和紙造形」で遊んだときのエピソードも交えながら、気軽に楽しむことができる「和紙造形」という表現方法についてご紹介していきたいと思います。そしてぜひ最後に、普段から和紙の将来や過去について考えている皆様に、ご意見なども頂戴できましたら幸いです。

 

和紙造形製作風景
和紙造形製作風景

 

作品展示
作品展示

 

子供たちの作品
子供たちの作品

◆会員情報

久留米大学文学部講演会
「イタリアと日本 400年の『遠距離恋愛』」の開催について  狩野啓子会員関連

日時:平成27年3月15日(日)13:00~14:30
会場:久留米大学御井キャンパス 800号館 82A教室
講師:河野 雅治
参加費:無料
申込:不要(直接会場にお越しください。)
お問合せ:久留米大学文学部 狩野啓子
FAX/0942-43-4797  E-mail/kano_keikokurume-u.ac.jp
主催:久留米大学文学部
後援:久留米大学地域連携センター、西日本新聞社
http://www.kurume-u.ac.jp/announce/kouhou/info2014/20140089.htm

講師プロフィール
前イタリア駐箚特命全権大使、現東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事、日本政府代表
広島県出身。1973年東京大学法学部卒業、外務省入省。イギリス・アメリカ・ロシアでの外交官勤務の後、2011年よりイタリア全権大使となる。2014年退職。現職に就任。

文化や歴史をたどりながら、イタリアと日本の交流についてお話しして下さいます。福岡県の伝統工芸である和紙や久留米絣にまで、お話が及ぶ予定です


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◆会員情報

第24回 ギャラリー創 勉強会             山本順子会員関連
演 題:「古筆切の炭素14年代測定について」
講 師:池田和臣 先生 (中央大学文学部教授)
会 場:ギャラリー創(京都市中京区河原町御池上ル ヤサカ河原町ビル1F)
日 時:3月14日(土)16時~18時
定 員:15名
参加費:無料
参加資格:紙素材の年代測定を研究しているまたは興味のある方
参加希望締切:3月12日(木)
(会場の関係でお断りする場合も出てくるかもしれませんので、お早めにお申込下さい)
〈炭素14年代測定〉
(前略)炭素14年代測定は、物質に含まれる放射性炭素14の残留量から、年代を割り出す方法である。炭素14年代測定の原理は、おおよそ次のとおりである。宇宙空間に存在する高エネルギーの放射線(主成分は陽子)は地球大気に入射し、地球大気を構成する原子と原子核反応を起こす。 その時放出される放射線のひとつが炭素14であり、炭素14は酸化され二酸化炭素のかたちで大気中に分散される。二酸化炭素は光合成に始まる食物連鎖によって、植物・動物の生命体内に取り込まれる。生命体が生命活動を行っている間は、生命体の中の炭素14の含有率は大気中のそれと同じ値をとる。しかし、生命体が死ぬと、大気中の炭素14が供給されなくなる。そして、生命体の中の炭素14は固有の半減期(五七三〇年)にしたがって、時間の経過とともに一定の割合で減少していく。測定対象物の中の炭素14の含有率を測定することで、その生命体が死んでからの経過時間が算出される。…
連絡方法:メール g.so@aioros.ocn.ne.jp まで
問合せ:株式会社ギャラリー創 TEL:(075)251-0522FAX:(075)251-0759
京都駅からのアクセス
JR京都駅から地下鉄烏丸線の「烏丸 御池駅」で東西線に乗り換え、「京都市役所前」で下車。改札を出て、③番出口より京都ホテルオークラ(③番出口と直結)河原町通側の玄関より北へ徒歩1分。

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G創 地図

◆会員情報

『細川紙』ユネスコ無形文化遺産登録記念 ~和紙の可能性~
                          岡嶋利英 会員関連
会場:埼玉伝統工芸会館 (埼玉県比企郡小川町大字1220 TEL 0493-72-1220 )
会期:3月3日(火)~29日(日)
http://saitamacraft.com/

内容:和紙の可能性を探り日本文化を世界へ広げるために、細川紙に加えて越前紙や越後紙を使った、岡嶋多紀さんの紙衣作品、岡嶋利英さんのあかり作品(これまでにない和紙を使った灯りの表現)が多数展示される。

以下、柴生田 元子 館長 3月5日付「埼玉新聞」掲載文
先日、小川町内で行なわれた『細川紙ユネスコ文化遺産登録記念式典』において、素晴らしい『紙衣(かみこ・・・和紙で作った衣服のこと)』ファッションショーを見せてくれた岡嶋多紀さん・岡嶋利英さん(東京都在住)が、今回は『和紙の可能性』について様々な角度から追求した作品展を開催している。
作品は、和紙のコサージュをあしらった紙布のドレス、同じく紙衣のコート、木綿和紙の灯り、小川和紙、越前和紙、美濃和紙、越後の和紙などで作った時計と灯り、そして、それらの切れ端をうまく利用したアート作品など。
中でも注目すべきは、細川紙を8mmの幅に切り、手でもんで柔らかくした後、縒りをかけて糸状にしたものを織った紙布。縦糸に木綿を使っているので洗えば洗うほど柔らかくなりしっとりとなじんでくる。夏涼しく冬は暖かいので、昔の人の知恵が生きている。
そして、すっかりおなじみになった紙衣のコートやパンツなど。今回は、世界に発信した『日本の和紙技術』ということから、日本を代表する和紙の産地、『越前和紙』の紙衣も登場する。細川紙は楮を100%使っているが、越前和紙は、楮の中に雁皮(がんぴ・・・楮と並ぶ和紙の原料)を混ぜ込んでいるので、同じ和紙とはいえ、細川紙とは風合いも見た目も出来上がりがまるで違う。このあたりの微妙なところは、風土やその土地に伝わった漉き方などの差であり、全国の和紙を研究し、作品に利用している岡嶋さんがもっとも興味深く思うところかもしれない。
岡嶋さんは、『昔、和紙がたくさん使われていたころ、人の技術や知恵って本当にすごかった。それらを今に生かしながら新しいものを作る。そして、次の世代にまた残す、ということが我々の義務かな。世界中に自信を持って発信できるよう頑張らなきゃね。』と、語る。
和紙作品には、柿渋を塗り重ね丈夫さを強調したもの、墨、藍など天然の染料で色の美しさを強調したものなどがあり、まさに先人の知恵と現代の洗練されたデザイン性の融合で出来上がっている。
展覧会は今月29日まで。お問い合わせ:(0493?72?1220)埼玉伝統工芸会館まで
http://saitamacraft.com/
柴生田館長が紹介されています『細川紙ユネスコ文化遺産登録記念式典』(2月11日小川町リリックにて)の中で行なわれた紙衣(かみこ)のファッションショーの風景を写真で紹介します。モデルはエスモードジャポン(ESMOD JAPON)の皆さんです。

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