10月2018

◆会員情報

研究発表会
第1回文化財科学研究発表会
~文化財科学を学ぶ学生の合同研究発表会~
                         稲葉政満会長 関連

日 時:2018年10月28日(日)13:00~17:00
会 場:東京藝術大学 美術学部中央棟 第一講義室
-    〒110 -8714 東京都台東区上野公園12-8東京藝術大学大学
仮プログラム:
13:00~13:05  開会の挨拶
13:05~14:15 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻
保存科学研究室
13:05~13:15  研究室紹介              教授 稲葉政満
13:15~13:30 「壁画に用いられたアズライトの緑色化に関する研究」
修士2年 大迫美月
13:30~13:45 「日本における近代製鉄技術と輸入鉄鋼」修士2年 中村 舞
13:45~14:00 「肥前陶磁に関する自然科学的研究」 博士1年 隋 藝博
14:00~14:15 「鉄釉の発色に及ぼす融剤の効果」 博士3年 猪狩美貴
14:15~14:35  休 憩
14:35~15:15  東京学芸大学教育学部 新免歳靖研究室・服部哲則研究室
14:35~14:45  研究室紹介              講師 新免歳靖
14:45~15:00 「塚本貝助家文書と釉薬見本から見た明治期の
尾張七宝製作技法」 修士2年 高橋佳久
15:00~15:15 「ウズベキスタン、パイケンド遺跡出土ガラスにおける白色
風化生成物の自然科学的研究」 修士1年 遠藤綾乃
15:15~15:35  休 憩
15:35~17:00 筑波大学大学院人間総合科学研究科
世界遺産専攻 松井敏也研究室
15:35~15:45  研究室紹介              教授 松井敏也
15:45~16:00 「CFDを用いた露出展示石室の劣化に対する風の影響に関す
る研究?猪方小川塚古墳を事例として」 修士2年 田 夢儀
16:00~16:15 「被災した文化財等資料の活用に関する調査」
修士2年 相澤桃子
16:15~16:30 「猿島砲台跡におけるモニタリング調査と
明治期の煉瓦について」修士2年 深見利佐子
16:30~16:45 「保存箱としての桐箱の変遷とその環境特性に
関する研究」 修士1年 久我昌江
16:45~17:00 「石造文化遺産の落書きの
除去法についての研究」 修士1年 小柴まりな
17:00~17:10  閉会の挨拶

◆会員情報

実演と地下鉄内の吊り広告 
沿線地域文化の紹介
伝統工芸 職人の技を見よう! 中野区
                         田中正武 会員関連

日 時:2018年10月27日(土)・28日(日)
10:30~15:30   ※当日の実演は1日に数回を予定
会 場:地下鉄博物館ホール
〒134-0084 東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号
東京メトロ東西線葛西駅高架下  電話:03-3878-5011
Web http://www.chikahaku.jp/contents/about/access.html
実演者:江戸表具:27日は江戸から9代目続く祐正庵 田中正武氏
28日はその後継 成澤啓予氏
東京無地染:中原健太郎氏
入館料:大人210円、こども100円
入場料:無料(会場の都合で入場を制限する場合があります。あらかじめご了承下さい。)
関連HP http://www.metrocf.or.jp/culture/local_20181026.html
問合せ:公益財団法人 メトロ文化財団 公益事業部
電話03-3253-6948 (10:00 ~ 17:00 土・日・祝日を除く)

「現在、地下鉄車内に掲示中、右の写真が田中さんと成澤さん」

 

◆和紙情報

セミナー
NPO 文化財保存支援機構セミナー
『平成30 年 文化財保存修復を目指す人のための実践コース「Ⅲ. 高知研修ツアー」』募集について

今年度3回目の実践コースは、日本でも有数の紙生産地である高知県を訪ねます。土佐楮紙に加え、修復に欠かせない機能紙を生み出しているのも高知です。日頃お世話になっている紙の里を訪ね、生産に携わる方々と情報交換ができる貴重な機会です。是非ご参加ください。

日 時:2018 年11 月5 日(月)~ 7 日(水)
定 員:30 名
協 力:高知県立紙産業技術センター /高知県製紙工業会 / 三和製紙株式会社 /
鹿敷製紙株式会社 / いの町紙の博物館 /尾崎製紙所
主 催:特定非営利活動法人 文化財保存支援機構
共 催:独立行政法人国立文化財機構 東京国立博物館
後 援:公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団 /公益財団法人 日本博物
館協会 /国立大学法人 東京藝術大学 /一般社団法人 文化財保存修復
学会 /文化遺産国際協力コンソーシアム /日本文化財科学会

受講料:JCP 会員 24,000 円 / 非会員30,000 円 / JCP 学生会員15,000 円
/ 非会員学生 21,000 円
※料金には、旅費は含まれません。各自で手配いただくか、ご希望の
場合は航空券、ホテルの手配を承ります。現地ではバスをチャー
ターして移動します。
申込方法:別紙の申込用紙に必要事項を明記の上、JCP 事務局まで郵送・FAX・
メール添付にて送信願います。
申込用紙:以下ホームページをご確認ください。
https: / /npojcp.wixsi te.com/seminar2018/blank-3

申込締切:2018 年10 月19 日( 金)

【お申込み・お問合わせ】
NPO 法人 文化財保存支援機構(担当:八木)
〒110-0008 東京都台東区池之端4-14-8ビューハイツ池之端 102 号室
TEL:03-3821-3264 FAX:03-3821-3265  E-mai l:j imukyoku@jcpnpo.org
URL:http:/ /www. jcpnpo.org

 

研究会
膠文化研究会第11回公開研究会   膠と修理 -『序の舞』を守る-」 

日 程: 2018年10月14日(日)
会 場: 〒110-8714 東京藝術大学美術学部中央棟第1講義室
東京都台東区上野公園12?8
定 員: 100名(先着)
参加費: 3,500円
主 催:膠文化研究会、東京藝術大学大学院保存科学研究室
後 援:文化財保存修復学会、国宝修理装潢師連盟

プログラム
12:30 開場・受付開始
13:00~13:10 開会挨拶
13:10~113:50 「上村松園作《序の舞》の美術史的位置づけについて」
古田 亮(東京藝術大学大学美術館准教授)
13:50-14:30 「膠の性状と装潢における適性」
宇高 健太郎(東京文化財研究所保存科学
研究センター客員研究員)
14:30~115:10「『序の舞』肌の白さを如何に守るか。」
宇和川 史彦(株式会社半田九清堂主任技師)
15:10~15:25休憩
15:25~15:50質疑応答
15:50~16:00閉会挨拶: 未定
* プログラムは変更になる場合があります。

参加申込み
受付期間:9月1日(土)~9月28日(金)
参加費払込期限:10月5日(金)
参加証発行開始:10月1日(月)

事前受付制
膠文化研究会公式サイトhttp://nikawalabs.com/index/から参加応募様式を
ダウンロード、必要事項を記入の上、事務局 nikawalabs@gmail.com 宛
メールに添付してお送りください。受付後、参加受付確認メールをお送りします。
申込み・問い合わせ先:
問い合わせはメールでお願いします。
膠文化研究会事務局 (東京芸術大学日本画研究室内)
110-8714 東京都台東区上野公園12-8
メール: nikawalabs@gmail.com
電 話: 050-5525-2135(斉藤)
膠文化研究会公式サイト http://nikawalabs.com/index/
膠研フェースブックページ http://www.facebook.com/NikawaLabs

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、10月17日(水)まで、添付「Web申し込み書」に必要事項を記入の上、下記例会委員専用アドレスへ添付してお送り下さい。entry@washiken.sakura.ne.jpまた、事務局宛に「FAX申し込み書」(03-5685-7780)でお申し込み下さい。見学詳細はこちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです

◆ 10月月例会
日 時:10 月20日(土)13:30 ~17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:30 ~ 14:40 第4回増田ゼミ増田勝彦 副会長(下記参照)
14:40 ~ 14:50 休憩
14:50 ~ 16:40 「旧前田家本邸和館他耐震対策工事付随修理工事につ
いて」「 茶道と表具経師の役割」 田中正武会員
(下記参照)
16:40 ~ 16:50 事務連絡
16:50 ~ 17:00 事務連絡・片付け・退出

 

第4回 増田ゼミ                P C・プロジェクター使用
題 名「絵巻物の料紙3題ー絵因果経、鳥獣戯画、鎌倉時代の絵巻物」
増田勝彦 和紙文化研究会副会長

絵巻物の料紙3種類について、墨線の状態に注目した結果、得られた事柄を中心にお話ししようと思います。料紙に見られる文字や描線、彩色の状態に興味を持って推測を重ねた結果ですので、統一した視点で調査した結果をまとめた論文ではなく、随筆のようなモノですのご了解ください。いずれも、博物館の展示ケースで見たときの印象が調査をした出発点です。どなたも博物館で目にすることが出来る料紙が、何を語ってくれているのだろうかと、興味をもっていただけるきっかけになればと思います。
◆絵因果経
1.墨線は、紙に対する吸水実験の結果を見せている。
2.墨線の滲み方が変だ。
3.奈良時代の麻紙- 絵因果経を実際に見る。
4.奈良時代の紙漉工人の名人ばかりではないのでは。
5.大変な料紙造りの伝統技術は守り切れない。

会員発表
題 名 「旧前田家本邸和館他耐震対策工事付随修理工事について」
「茶道と表具経師の役割」
祐正庵 田中正武会員〈江戸表具伝統工芸士〉

①重要文化財( 建造物) 旧前田家本邸和館他耐震対策工事付随修理工事
旧前田家本邸
旧加賀藩前田家の本邸。16 代前田利為侯爵が、大正15 年に文京区本郷( 現東京大学) より駒場へ移転することを決定しました。昭和4 年に洋館が竣工し、続けて昭和5 年に和館が竣工いたしました。
建築施工業者は、現在の竹中工務店です。
戦後、GHQ により撤収され、昭和42 年に都立駒場公園として開園されました。
【修復復元】
*耐震工事に伴う1 階大広場床の間床脇の工事に伴う新規張り替え作業。
*2 階書斎の床脇( 現存残す) 修復。床の間の補修。
*1 階茶室古写直による修復。その他壁面の傷補修等
この建物の2 階書斎の床脇に張ってある雲形金砂子は、新築の時からの唯一のオリジナルになってます。

②茶道と表具経師の役割 「掛け物ほどの第一の道具はなし」
掛け軸エトセトラ
障子張り・・・千鳥張り
壁の腰張り
襖 給仕口のタイコ張り
屏風 風呂先屏風
利休屏風

◆会員情報

シンポジウム
平成30年度文化遺産を活かした地域活性化事業
杉原紙シンポジウム
多可町立杉原紙研究所 会員関連

日 時:2018年11月17日(土)11:00~16:00
会 場:多寡町文化会館ベルディホール
〒679-1113 兵庫県多可郡多可町中区中村町135
TEL:0795-32-1300 FAX:0795-32-4060
主 催:多可町文化遺産活用実行委員会
参 加:要予約
内 容:
11:00~16:00 杉原紙商品開発コンテスト作品展
〈会議室〉   寿岳文章が集めた和紙展
13:50~14:20 基調講演
Ⅰ「日本の和紙文化における杉原紙」
湯山賢一(神奈川県立金沢文庫長)
Ⅱ「地元史料にみる杉原紙の歴史 中世~近現代」
小栗栖 健治(播磨学研究所副所長)
14:40~16:00 パネルデスカッション
パネリスト:湯山賢一・富田正弘(富山大学名誉教授)・小栗
栖健治・埴岡真弓(播磨学研究所研究員)
コーディネーター:安平勝利(那珂ふれあい館館長)

13:00~16:00(12:00受付開始)<大ホール>
杉原紙アイデア商品コンテスト表彰式
シンポジウム(基調講演・パネルディスカッション)
入 場:無料
お問合せ・予約申込み:
那珂ふれあい館 Tle0795-32-0685 Fax0795-30-2730

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