8月2016

◆会員情報

グループ展「煌の会」 

                       長瀬香織(日本画)会員関連                  
平成28年8月29日(月)~9月3日(土)まで
(11:00~19:00 最終日17時まで)
銀座スルガ台画廊 〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-8 トップビル2F
tel: 03-3572-2828

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◆和紙だより

【季刊 和紙だより51号 2016夏号の紹介】
目次 〈越前和紙への提言〉…… 1頁
三輪 薫さん(写真家)「独自の和紙プリントを追求」
〈活動紹介〉…… 2頁
第二十一回PIARAS学習会「和紙のお買い物ワークショップ」
〈レポート「越前千年紀ロマン塾」〉…… 3頁
「江戸中期 越前奉書荷の三都配送を追う」史料から見えてきた江戸紙商いの側面  講師:岩原正吉氏(郷土史愛好家)
〈情報欄〉…… 4頁
イベント情報、新刊案内他 

http://washidayori.jimdo.com/

◆和紙情報

新刊紹介『奉書紙の判元・商人史―内田吉左衛門』 

部 数:限定300 部    

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著 者:河野徳吉   
編 集:越前和紙を愛する会           
発 行:紙の文化博物館
装 丁:A4 判・並製・70 頁
発行日:2016 年4月発行  
価 格:1,500 円(税込)   

 

 

 

 

中世の紙の主要な消費層は公家・僧侶と武家でしたが、近世には町人層が加わり、紙の需要は著しく増大し、重要な商品となります。
越前五箇では、三田村家・河内家など御紙屋として格式の高い奉書・鳥の子の
「御用紙」が主流だったのが、江戸中期元禄の頃になると、紙の流通が格段に拡大し、御用紙の「誂物」に並んで、一般の「商物」の紙の種類・量もいよいよ増加し、国内・他国販売仲買の勢力は強大な地歩を築きます。中でも有力だったのは内田吉左衛門、野辺小左衛門で、商業紙本的活動は酒造・布類取引等、諸方面にわたり、圧倒的な地位を占めていました。
本書は河野徳吉先生が集録された内田家文書、および三田村家・河野家文書などを検証し、三都(江戸・京都・大阪)を舞台に総合商社活動を展開し、福井城下の両替商・回船問屋と並ぶ豊かな財力で福井藩の懐を賄った奉書判元・仲買人の内田吉左衛門の栄枯盛衰を小冊子にまとめたものです。
(越前和紙を愛する会・紙の文化博物館の案内より)
ご購入について
ご遠方の方々には郵送にも対応しております。詳細は下記までお問合せ下さい。
紙の文化博物館(現在工事中につき、仮事務所はパピルス館2F)
 〒915-0232 福井県越前市新在家町8-44  電話0778(42)0 016

◆和紙情報

「いの町紙の博物館 ワークショップ」  

高知県いの町の紙の博物館では、夏の間玄関ホールにてワークショップを開設しています。
折り紙ワークショップ
日 時:8月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、21日(日)、27日(土)、28日(日) 10:00~16:00
内 容:うちわ、モビール、金魚、紙のブレスレット
体験料:200円
マーブリング・缶バッジ
日 時:8月11日(木)、12日(金)、13日(土)、14日(日)
体験料:マーブリング/ 100円、缶バッジ/ 200円

会 場:いの町紙の博物館 〒781-2103高知県吾川郡いの町幸町110-1
    TEL.088-893-0886 FAX.088-893-0887
http://kamihaku.com/
http://kamihaku.com/news
 

 

◆会員情報

新刊紹介  柳橋眞・和紙と漆 著作目録・略年譜『柳橋先生を偲んで』                          増田勝彦 会員関係

この書籍は和紙文化研究会の増田勝彦副会長が本年6月に刊行されたもので、和紙と漆工芸の振興に情熱を注いだ柳橋眞氏への敬意と追悼の想いが迸る内容です。

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内容(目次にかえて)

肖像
Ⅰ 著書:昭和47年刊「茨城の美術史」(共著)から、平成13年刊「国宝修理裝師連盟定期研修会講演集」(共著)まで63種
Ⅱ 論文・解説文等:昭和48年「文部時報 現地にみる蒔絵・沈金の後継者養成-石川県立輪島漆芸技術研修所 文部省篇」から、平成20年、季刊銀花155号「日本人と漆」まで43種
連載論文等:「月刊文化財」の9種、「日本美術工芸」の30種、「百萬塔」の5種、日本農業新聞日曜口座「和紙はかぜのひとりごと」10種、「季刊和紙」巻頭言21種、「日本・紙アカデミーニュース」9種、金沢美術工芸大学紀要他5種、技術記録の編集刊行3種
Ⅲ 映画製作・監修:文化庁関係12種、ポーラ伝統文化振興財団関係7種、その他1種
履歴、委員・講師等社会活動30種
柳橋眞 文章:2稿「序言 今こそ、紙屋に生きた教科書を」「東日本大震災について」
寄稿文:浅野昌平・大堀節子・勝富美江・北村昭斎・絹山嘉郎・久保田彰・小林康生・齋藤博・桜井貞子・白石和己・高橋隆博・長谷川聡・増井一平・宮崎謙一・室瀬和美・(敬称略)各人、さらにWeb上からの追悼文に久保孝正・小林抄吾・浦部喜代子・森木貴男(敬称略)、そして、増田勝彦副会長の寄稿と「おわりに」で締めくくられています。
A5判・64頁・並製 洋本ですが、表紙は檀紙の雰囲気、見返しは雲竜紙と藍紙を配した、和紙をこよなく愛した柳橋先生に相応しい装丁となっています。
〈※なお、この書籍は限定配布につき残部はありません。〉