和紙文化講演会

◆和紙情報

和紙情報

出版

貴重書 手漉和紙の用具関連出版 PDFで公開

高知県 商工労働部 紙産業技術センターHPで手漉和紙の用具関係の貴重な書籍(非売品)が公開されています。

「和紙の研究―紙史・製法・用具・文化財修復―」
財団法人ポーラ美術振興財団助成事業研究報告書

「手漉和紙用具 製作技術記録」
全国手漉和紙用具製作技術保存会 創立40年記念誌

関連HP:https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/151406/publication.html#washi

会員情報

展覧会
渇筆の天才画家 小杉放菴 ー最高の和紙を求めてー

 福井県和紙工業協同組合 会員関連

“放菴の麻紙か麻紙の放菴か”で有名な小杉放庵の展覧会。本展は小杉放菴記念日光美術館と福井県立美術館が所蔵する放菴の麻紙を用いた作品とともに、書簡など岩野平三郎家ゆかりの資料をあわせてご紹介。

期 日:2022年09月16日(金) ~ 2022年10月17日(月)
9:30~17:00(入館は16:30まで)※火曜日休館
会 場:越前和紙の里 紙の文化博物館
〒915-0232 福井県越前市新在家町11-12 TEL 0778-42-0016
利用料金:大人300円 ※卯立の工芸館との共通入館料
※高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方は半額
関連HP:https://www.echizenwashi.jp/
https://www.echizenwashi.jp/museum/
https://www.echizenwashi.jp/event/1158/

 

現代美術紙展 Art Camp 2022 アーティスト・イン・レジデンス

期 日:2022年10月01日(土) ~ 2022年10月16日(日)  10:00~16:00
入館は9:30?17:00(最終入館16:30)休館4日(火)11日(火)
会 場:
今立会場:越前和紙の里 卯立の工芸館
〒915-0232 福井県越前市新在家町9-21-2 TEL 0778-43-7800」
大滝町周辺の民家など
武生会場:ギャラリー墨唐三六六 越前市本多3-2-5
【Art Camp入場料】
一般 1,000円 (団体10名以上 900円)、高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方 500円
【卯立の工芸館のみ入館の場合】
大人300円(15名以上の団体200円)、高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方は半額 ※紙の文化博物館との共通入館券

どちらかの会場で入場手続きをし、シールを付けて各会場をご観覧ください。
※マップは入場手続き時にお渡しします。
※卯立の工芸館のみ入館の方は、入館料は300円です。

関連HP:https://www.echizenwashi.jp/event/1168/
https://www.echizenwashi.jp/udatsu/

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展覧会
「北川コレクション 和刻法帖-にっぽんのてほん」

会 期:2019年10月26日(土)~12月15日(日)
9時~16時(最終入館は15時半)休館日は月曜日(休日の場合は開館し、翌平日休館)
会 場:成田山書道美術館
〒286-0023 千葉県成田市成田640 ℡.0476-24-0774
ギャラリートーク(列品解説):11月23日(土・休)14:00~
講師:北川博邦 先生
入館料:大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主 催:成田山書道美術館
交 通:JR・京成ともに成田駅下車 徒歩25分またはタクシー
関連HP:https://www.naritashodo.jp/

概要
書の学びに古今の名筆が不可欠であることは言うまでもありません。日本では遣隋史・唐使の時代から中国の名筆を輸入し、それらを学びながら風土に見合った表現を確立してきました。江戸時代を迎えると全国で学習意欲が高まり、それに伴って数多くの名筆の複製が出版されます。名筆を版木に彫り、拓本に採って折帖などに仕立てたものを墨帖と呼び習わしています。和様、唐様に関わらず、こうした数多くの墨帖が書の手本として用いられました。墨帖の刊行は近代まで続き、コロタイプをはじめとする近代印刷が定着するまで広く用いられました。
北川博邦先生蒐集の和刻法帖は、質量ともに国内屈指のコレクションです。今回はそのなかから『淳化閣帖』や『集古浪華帖』などの集帖、さらに王羲之や空海、平安古筆など、和漢の名筆を再現した墨帖、約100件を出品します。本展において、近世・近代の日本の書を考える上で不可欠なものでありながら、これまで見落とされがちだった和刻法帖の魅力の一端をご覧いただきたいと思います。
会期中、1階では成田山書道美術館所蔵の江戸の書を展示します。

関連資料:
『和紙文化研究19号』「第一回日本の法帖総合調査報告」(79~122頁)「装幀と損傷状態に関する報告及び考察」(123~133頁)(2011年12月 和紙文化研究会刊)この中の調査対象37種の内27種が展示されます。
「和紙文化研究」注文アドレス

和紙研月例会拡大版 講演と実演の御案内

和紙文化パネル‐workⅥ  「京版画の歴史と技術」

日  時:2019年7月20 日(土)13:00~17:00
会  場:小津和紙本社ビル 3階展示場「小津和紙照覧」フロア
参 加 者:和紙研会員及び一般の希望者 (会場の関係で人数を確認する必要が
     ありますので今回は会員も「申込書 会員用」で出席確認をお願いし
     ます)
入場人数:60名以内(一般の方は30名以内)
参 加 費:会外の方は2000円(機関誌「和紙文化研究26号」含む)
参加申込:下記参照
展  示:京版画作品及び使用する道具、和紙等

概 要
木版印刷の歴史は古く、昔から経典や漢文学等の印刷物が作成された。江戸時代になると京都で商業的な出版事業がはじまり、多くの印刷物が作成され、江戸にもその文化は広がった。江戸では錦絵等の浮世絵が作り出され木版印刷がさらに発展する一方、京都では優美な宮廷文化や伝統芸能と融合し扇子や絵巻物、調度品等が作り出され独自の発展を遂げた。
木版印刷の作成工程は分業化され、絵師の描いた絵を基に彫師が版木を作り、その版木で摺師が和紙に絵を摺ることで完成する。京版画の特徴は、多くの色を重ねるとともに胡粉や雲母等を使い厚く色を乗せながらも柔らかな仕上がりになることで、これらの彫師、摺師の技術を受け止めたのが和紙であった。
大量に必要とするとともに、技術を再現するための素材、何回も摺るための強度が必要であった和紙。京版画ではその多様性から越前奉書、鳥の子等の和紙が使用された。和紙という視点から木版印刷を見るとともに、現在に引き継がれている京都と江戸の技術の違いを比較しながら、職人の技術の賜物であった木版印刷の技術について見ていく。今年の和紙文化パネルでは「京版画」をテーマにし、来年は「江戸版画」をテーマにする予定である。

会場の映像について
実演の状況をライブ中継してスクリーンに映写予定ですので、臨場感を味わえます。

和紙文化パネル workⅥ スケジュール

開 場
12:00     同フロアには各地の和紙や関連資料が展示されておりますの
        でご観覧下さい。

開 会
13:00~13:10 開会の挨拶:稲葉政満会長
        コーディネーター:三井田盛一郎(東京藝術大学准教授)
        司会・講師紹介:阿久津智広
基調講演
13:10~14:00 講演:「京版画の歴史と特徴」 
                 佐藤景三氏(佐藤木版画工房)

14:15~14:15 休 憩

14:15~16:50 実演:「刷り」   原田治氏(佐藤木版画工房) 

16 :50~17:00  閉会の挨拶 増田勝彦副会長

※アクシデントなどで予定が変更になる場合もありますのでご了承下さい。

これまでの和紙文化パネルとこれから

2013/9 第1回「神田神保町古書街を10倍楽しむ法」
2015/6 第2回「ユネスコ無形文化遺産登録と和紙のこれから」
2016/6 第3回「オランダに渡った紙・欧州で使われる紙―和紙の多様性の
中で―」
2017/6 第4回「和紙に見る藍と紫、日本人の美意識」
2018/7 第5回「楮生産の現状と課題」

来年の予定
2020/6 第7回「江戸版画」
我が国が誇る木版画は奥深く、和紙文化パネルでは始めて2 回分(2年連続)を当てて、探っていくことになりました。1回目(京)と2回目(江戸)の間でどう温められていけるか、どんな紙がその2つの文化と技術を支えているのか、2回目を終えてどんな結果が見えてくるのか、今からワクワクするところです。これからの1年は和紙研にとって“木版画Year”かもしれません。様々な角度と視点から木版画を考え、時に話題にできれば和紙文化の広がりや深まりにつながることになるでしょう。

参加申込方法 詳細

会員:
今回は会場と実演の関係から席に限りがあります。来場された会員には席を確保をしていただくために事前確認をお願いしています。出席予定の方は例会委員の阿久津か青木まで、メール・FAXで予約のご連絡をお願いします。(連絡がない場合は立ち見となる場合がありますのでご容赦下さい)

一般(会外の方):
申  込:事前申込
締  切:郵送の場合7 月8日(月)必着
郵送以外は7月17 日(水)必着
申込方法:
以下「お申込み情報」を記載したものを、① ~ ④のいずれかの方法でご連絡ください。
「お申込み情報」・・・氏名、所属、郵便番号、住所、電話、Mail@
「お申込用紙」は和紙研ホームページ(以下URL)からダウンロードして下さい。申込用紙のダウンロード先 http://washiken.sakura.ne.jp/blog/

①メール 下記アドレスに「お申込用紙」か「お申込み情報」を入力し、送信して下さい。
送付先アドレス: entry@washiken.sakura.ne.jp

②FAX  「お申込用紙」か「お申込み情報」を記載の上、以下FAX 番号に送信下さい。
03-5685-7780  和紙文化研究会事務局 宛

③郵送 下記住所に「お申込用紙」か「お申込み情報」を記載の上、郵送願います。
〒110 – 8714 東京都台東区上野公園12?8東京藝術大学 美術研究科
保存科学気付 和紙文化研究会事務局 宛

申込書 一般

④会員紹介 知人・友人を和紙研会員が参加紹介する場合、その方々の「お申込み情報」を例会委員(阿久津、青木)に責任をもってお伝えください。①のメールでも結構です。

申込書 会員

関係書籍紹介
会場では和紙文化研究会関連の書籍や和紙関連新刊書籍などのご紹介・販売を予定しています。ご利用下さい。

2019年度和紙文化研究会月例会予定

2019年度会員発表予定表(エクセルデータ)
※2019/8月は休会ですので見学はできません。
※テーマは仮題です。担当がまだ決定していない場合もあります。なお、発表者・発表内容・スケジュールなど変更になる場合があります。各月のお知らせをご確認下さい。