◆和紙情報
和紙情報
TV放映
NHK教育 日曜美術館 「よみがえる 天平の息づかい~第73回 正倉院展~」
放送日:2021年11月7日(日)9:00~9:45
再放送:2021年11月14日(日)20:00~20:45
今回公開されるのは、初出陳8件を含む55件の宝物。聖武天皇ゆかりの4弦楽器「螺鈿紫檀阮咸」、光明皇后が自ら筆をとって書き写した書「杜家立成」、ハスの花をかたどった香炉の台座「漆金薄絵盤」などの至宝が並ぶ。日々の暮らしを彩った道具や仏の世界へのあこがれを映す品々など、天平人たちのリアルな姿を伝える宝物を紹介。(NHK HPより)
関連HP:
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/V95WNNJ2ZR/
https://tver.jp/episode/92215443
2021年11月4日 |
トピック:和紙情報
Zoomで配信 オンライン月例会 見学ご希望の方々へ
Zoomで配信 オンライン月例会 見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、11月17日(水)まで、添付「オンライン例会見学申込み書」に必要事項を記入の上、entry@washiken.sakura.ne.jp(例会委員専用アドレス)にお申し込み下さい。見学詳細(配信URLなど)はこちらからご連絡いたしますので、必ずメール@を明記して下さい。もし、明記がない場合は、受付・配信はできません。なお、見学代として1回500円(限定5回まで参加が可能です)必要ですので、〒振替口座に事前にお振込みいただくことになります。
FAX 申し込み書<Wordファイルです>
◆ 11月オンライン例会
日 時:11 月20 日(土)13:30 ~15:40
配 信:Z00M(ズーム) 希望者にはURLを送信
13:30 ~ 14:30 「植物用紙と和紙の変遷 第2回」(下記参照)
14:30 ~ 14:40 休憩
14:40 ~ 15:40 連続企画4回シリーズ「正倉院の筆・紙・麻を見る」
第2回「正倉院の筆Ⅱ 雀頭筆の紙の質と役割」
―2016 ~2019年 正倉院宝物特別調査「筆調査報告」より―
(下記参照)
15:40 退出
*13:00からZoomの会議室への接続ができます。
*宍倉ゼミは、台風による影響で中止となりました、9月例会の内容となります。*スケジュールが多少前後する場合がございます。予めご了承下さい。
宍倉ゼミ「植物用紙と和紙の変遷 第2回」
宍倉佐敏 会員
和紙の原料となる植物繊維の内部構造と周辺物質や水中での変化を学び、我が国へ伝わった頃の紙はどのような物であったか? 原料は? その製法は? など前回想像しました。
今回は繊維が水中でどのような物質的変化をするのかを知り、私が観察した聖武天皇の書や世界で最も古い印刷物として知られる百万塔の料紙が造られた頃の紙がどのような紙であったか?
補助原料(雁皮・マユミなど)として使われた繊維がその後の紙にどのような影響を与えたか?
雁皮のヌルヌル感はヘミセルロースと言われるが、ヘミセルロースは紙に与える効果はプラスかマイナスかなどを学びましょう。
「正倉院の筆Ⅱ 雀頭筆の紙の質と役割」
―2016 ~2019年 正倉院宝物特別調査「筆調査報告」より―
日野楠雄 会員
先月の1 回目では、毛と紙が交互に重なりあう正倉院筆の内部構造とその機能性、そして歴史的な位置と
意味などを紹介しました。2回目は紙に焦点を当てて筆を見ていきます。
17 本についての材質調査は、筆管(軸)が紀要6号「正倉院宝物の竹材筆調査報告」(1984年)、筆穂(筆鋒)が紀要37 号「毛材質調査報告」(2015年)で報告されていますが、巻かれている紙の調査はなされていませんでした。今回はデジタルマイクロスコープ(DMS)を使って、巻紙の非破壊調査に臨み、紙部分が見えない4号と11 号以外は紙質を推定することができました。また、繊維の種類だけでなく加工されているものも類推できました。
この結果から考えられることは何か、そして、筆なのに、15 本の材料は毛よりも紙の方が使われた量(体積)が多いという、不思議なもので、どちらも興味深いところです。
どういう紙が、どれだけの量をどう使われているのか、それが筆というものの役割をどう果たしているのか、言い換えれば、紙の存在が筆の機能をどう支えているのか、さらに、どこで作られたのか、「筆の紙」を新しいアプローチから迫ってみたいと思います。
紙質調査には画像判定など宍倉佐敏先生にもご協力いただきました。今回は宍倉ゼミがあるので、宍倉先生のお話も聞くことができると思います。また、1回目と同様、一緒に調査をした方々にも参加していただく予定です。
関連HP:https://shosoin.kunaicho.go.jp/bulletin/ (宮内庁HP 正倉院紀要)
■プロフィール
日野楠雄(Nanyu HINO) 1961年山形県生。号は子雲、開物庵など。?書芸術活動をもとに、文房四宝(筆墨硯紙)と拓本を研究する。20代に書体字典の編纂に関わり古代文字と出会い、近年はそれを和紙に淡墨で表現する新しい世界を拓いている。大東文化大学・國學院大學非常勤講師、和紙文化研究会運営委員、正倉院宝物特別調査員(2016?2019年)、武蔵野美術大学特別指導教員、土佐硯アドバイザー
連続企画4回シリーズ 予 告
第3回 2021年12月18日(土) 14:30~15:30
講師 増田勝彦(和紙文化研究会副会長)
第4回 2022年1月15日(土) 14:30~15:30
講師 増田勝彦(和紙文化研究会副会長)
2021年11月3日 |
トピック:例会
2021年度(2021年7月~2022年6月) 和紙文化研究会オンライン月例会年間予定表
2021年度(2021年7月~2022年6月)
和紙文化研究会オンライン月例会年間予定表

以下のように、和紙研ではオンラインで様々な例会を予定しています。一般の方でも見学できますのでご参加下さい。
宍倉ゼミ
連続企画4回シリーズ「正倉院の筆・紙・麻を見る」
連続企画3シリーズ「宮内庁書陵部と修補」(仮)
中国手漉き紙の現状について(陳剛講師 上海から参加予定)
2021年11月3日 |
トピック:例会
◆会員情報
会員情報
イベントと展示 同時・別会場開催
Ⅰ 赤山渋を知る 江戸表具と川口
Ⅱ 常ト樂〈とこしえとたのしみ〉 ―伝統工芸の技と心―
田中正武 会員関係
Ⅰ 赤山渋を知る 江戸表具と川口
期 間:2021年10月23日(土)~11月23日(火) 9:30~16:30
休館日:月曜日(祝日の場合はその直後の平日)
会 場:川口市立文化財センター分館 郷土資料館 土の家
埼玉県川口市赤山501-1 イイナパーク川口(赤山歴史自然公園)内
連絡先:文化財センター TEL:048-222-1061
アクセス:
電車 埼玉高速鉄道 新井宿駅2番出口より徒歩約15分
バス 川口市みんななかまバス
戸塚・安行循環(1日7便)「門下町」下車徒歩約8分
郷土資料館
関連HP http://www.kawaguchi-bunkazai.jp/kyoudo/index.html



Ⅱ 常ト樂〈とこしえとたのしみ〉 ―伝統工芸の技と心―
期 間:2021年10月23日(土)~11月23日(火) 9:30~16:30
休館日:月曜日(祝日の場合はその直後の平日)
会 場:川口市立文化財センター分館 旧田中家住宅
埼玉県川口市末広1丁目7番2号
連絡先:文化財センター TEL:048-222-1061
アクセス:
電車 埼玉高速鉄道:川口元郷駅より徒歩8分
バス
JR川口駅東口11、12、14番乗場から「末広1丁目」停留所下車
JR赤羽駅東口6、8番乗場から 20系統:川口市立医療センター行き または 21系統:鳩ヶ谷公団住宅行き「坂口」停留所下車
旧田中家住宅
関連HP http://www.kawaguchi-bunkazai.jp/tanaka/index.html




川口市立文化財センター
関連HP http://www.kawaguchi-bunkazai.jp/kyoudo/
2021年10月21日 |
トピック:会員情報
◆和紙情報
和紙情報
展覧会
第73回 正倉院展
The 73rd Annual Exhition of Shoso-in Treasures
会 期:2021年10月30日(土)~11月15日(月)会期中無休
10:00~18:00(金・土・日、祝日は20:00まで)
会 場:奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町50)
主 催:同館
特別協力:読売新聞社
問合せ:電話:050-5542-8600(ハローダイヤル)
※観覧には「前売日時指定券」の予約・発券が必要です。当日券の販売はありません。
関連HP https://shosoin-ten.jp
2021年10月21日 |
トピック:和紙情報