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「小津和紙リニューアルオープンのお知らせ」 小津和紙 会員関連
日頃和紙研の例会会場でお世話になっております小津和紙本館ビルが耐震工事も終了して、3月2日リニューアルオープンしました。1Fの店舗では一般的な和紙や東北?九州まで楮・雁皮・三椏など本格的な手漉き和紙、様々に加工・装飾された和紙製品や和紙周辺の用品・道具が揃い、日本画・書道・ちぎり絵・版画・表装など和紙の様々な分野の相談にも応じてくれるソフト面も充実しております。
また、和紙製品以外にも、1F入口で専門(漉き手)の方が丁寧に指導してくれる体験可能な手漉き和紙工房、和紙作品などをはじめ多数の芸術作品の展覧が注目される2F小津ギャラリーも同時オープンし、現在は「全国和紙画展東京展」を開催しています。(下記参照)そして、オープンは5月ですが、国内の和紙資料を多数展示する小津和紙資料館(入場無料)も併設しており、他にカルチャースクール・多目的空間など国内屈指の和紙総合空間です。是非一度この機会にお立寄下さい。
http://www.ozuwashi.net/





2015年4月5日 |
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本美濃紙「和紙:日本の手漉和紙技術」ユネスコ無形文化遺産登録記念展
美濃和紙の里会館 会員関連
会 期:平成27年1月29日(木)から3月23日(月)
会 場:美濃和紙の里会館(岐阜県美濃市蕨生1851-3 電話 0575-34-8111)
内 容
この企画展では登録された3産地の和紙を紹介し、また、登録にいたるまでの経緯や、現在の美濃の手漉き和紙職人の和紙、全国和紙産地の和紙も展示しております。和紙は日本を代表する伝統工芸のひとつでもあり、その品質の高さは世界に誇る技術がなせる技でもあります。今回の登録が、3産地だけでなく全国の和紙に関心を高めていただく機会になることを期待しております。
http://www.city.mino.gifu.jp/minogami/pages/1051
2015年3月14日 |
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久留米大学文学部講演会
「イタリアと日本 400年の『遠距離恋愛』」の開催について 狩野啓子会員関連
日時:平成27年3月15日(日)13:00~14:30
会場:久留米大学御井キャンパス 800号館 82A教室
講師:河野 雅治
参加費:無料
申込:不要(直接会場にお越しください。)
お問合せ:久留米大学文学部 狩野啓子
FAX/0942-43-4797 E-mail/kano_keikokurume-u.ac.jp
主催:久留米大学文学部
後援:久留米大学地域連携センター、西日本新聞社
http://www.kurume-u.ac.jp/announce/kouhou/info2014/20140089.htm
講師プロフィール
前イタリア駐箚特命全権大使、現東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事、日本政府代表
広島県出身。1973年東京大学法学部卒業、外務省入省。イギリス・アメリカ・ロシアでの外交官勤務の後、2011年よりイタリア全権大使となる。2014年退職。現職に就任。
文化や歴史をたどりながら、イタリアと日本の交流についてお話しして下さいます。福岡県の伝統工芸である和紙や久留米絣にまで、お話が及ぶ予定です。

2015年3月11日 |
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第24回 ギャラリー創 勉強会 山本順子会員関連
演 題:「古筆切の炭素14年代測定について」
講 師:池田和臣 先生 (中央大学文学部教授)
会 場:ギャラリー創(京都市中京区河原町御池上ル ヤサカ河原町ビル1F)
日 時:3月14日(土)16時~18時
定 員:15名
参加費:無料
参加資格:紙素材の年代測定を研究しているまたは興味のある方
参加希望締切:3月12日(木)
(会場の関係でお断りする場合も出てくるかもしれませんので、お早めにお申込下さい)
〈炭素14年代測定〉
(前略)炭素14年代測定は、物質に含まれる放射性炭素14の残留量から、年代を割り出す方法である。炭素14年代測定の原理は、おおよそ次のとおりである。宇宙空間に存在する高エネルギーの放射線(主成分は陽子)は地球大気に入射し、地球大気を構成する原子と原子核反応を起こす。 その時放出される放射線のひとつが炭素14であり、炭素14は酸化され二酸化炭素のかたちで大気中に分散される。二酸化炭素は光合成に始まる食物連鎖によって、植物・動物の生命体内に取り込まれる。生命体が生命活動を行っている間は、生命体の中の炭素14の含有率は大気中のそれと同じ値をとる。しかし、生命体が死ぬと、大気中の炭素14が供給されなくなる。そして、生命体の中の炭素14は固有の半減期(五七三〇年)にしたがって、時間の経過とともに一定の割合で減少していく。測定対象物の中の炭素14の含有率を測定することで、その生命体が死んでからの経過時間が算出される。…
連絡方法:メール g.so@aioros.ocn.ne.jp まで
問合せ:株式会社ギャラリー創 TEL:(075)251-0522FAX:(075)251-0759
京都駅からのアクセス
JR京都駅から地下鉄烏丸線の「烏丸 御池駅」で東西線に乗り換え、「京都市役所前」で下車。改札を出て、③番出口より京都ホテルオークラ(③番出口と直結)河原町通側の玄関より北へ徒歩1分。


2015年3月7日 |
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『細川紙』ユネスコ無形文化遺産登録記念 ~和紙の可能性~
岡嶋利英 会員関連
会場:埼玉伝統工芸会館 (埼玉県比企郡小川町大字1220 TEL 0493-72-1220 )
会期:3月3日(火)~29日(日)
http://saitamacraft.com/
内容:和紙の可能性を探り日本文化を世界へ広げるために、細川紙に加えて越前紙や越後紙を使った、岡嶋多紀さんの紙衣作品、岡嶋利英さんのあかり作品(これまでにない和紙を使った灯りの表現)が多数展示される。
以下、柴生田 元子 館長 3月5日付「埼玉新聞」掲載文
先日、小川町内で行なわれた『細川紙ユネスコ文化遺産登録記念式典』において、素晴らしい『紙衣(かみこ・・・和紙で作った衣服のこと)』ファッションショーを見せてくれた岡嶋多紀さん・岡嶋利英さん(東京都在住)が、今回は『和紙の可能性』について様々な角度から追求した作品展を開催している。
作品は、和紙のコサージュをあしらった紙布のドレス、同じく紙衣のコート、木綿和紙の灯り、小川和紙、越前和紙、美濃和紙、越後の和紙などで作った時計と灯り、そして、それらの切れ端をうまく利用したアート作品など。
中でも注目すべきは、細川紙を8mmの幅に切り、手でもんで柔らかくした後、縒りをかけて糸状にしたものを織った紙布。縦糸に木綿を使っているので洗えば洗うほど柔らかくなりしっとりとなじんでくる。夏涼しく冬は暖かいので、昔の人の知恵が生きている。
そして、すっかりおなじみになった紙衣のコートやパンツなど。今回は、世界に発信した『日本の和紙技術』ということから、日本を代表する和紙の産地、『越前和紙』の紙衣も登場する。細川紙は楮を100%使っているが、越前和紙は、楮の中に雁皮(がんぴ・・・楮と並ぶ和紙の原料)を混ぜ込んでいるので、同じ和紙とはいえ、細川紙とは風合いも見た目も出来上がりがまるで違う。このあたりの微妙なところは、風土やその土地に伝わった漉き方などの差であり、全国の和紙を研究し、作品に利用している岡嶋さんがもっとも興味深く思うところかもしれない。
岡嶋さんは、『昔、和紙がたくさん使われていたころ、人の技術や知恵って本当にすごかった。それらを今に生かしながら新しいものを作る。そして、次の世代にまた残す、ということが我々の義務かな。世界中に自信を持って発信できるよう頑張らなきゃね。』と、語る。
和紙作品には、柿渋を塗り重ね丈夫さを強調したもの、墨、藍など天然の染料で色の美しさを強調したものなどがあり、まさに先人の知恵と現代の洗練されたデザイン性の融合で出来上がっている。
展覧会は今月29日まで。お問い合わせ:(0493?72?1220)埼玉伝統工芸会館まで
http://saitamacraft.com/
柴生田館長が紹介されています『細川紙ユネスコ文化遺産登録記念式典』(2月11日小川町リリックにて)の中で行なわれた紙衣(かみこ)のファッションショーの風景を写真で紹介します。モデルはエスモードジャポン(ESMOD JAPON)の皆さんです。



(クリックすると拡大画像を表示できます)
2015年3月7日 |
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