◆会員情報
和紙関連の本格シネマ封切り迫る「つむぐもの」全国ロードショー
福井県和紙工業協同組合 関係
封 切:平成28年3月19日(土)より 全国順次ロードショー
会 場:有楽町スバル座 JR有楽町駅日比谷口前有楽町ビルヂィング2F
電話 03(3212)2326
内 容:テーマは「介護」。脳腫瘍で倒れた頑固な紙漉職人剛生(石倉三郎)と韓国からきた落ちこぼれ女子ヨナ(キム・コッピ)が繰り広げる物語。詳細は同封のパンプや公式HP参照。
ロケ地:福井県越前市五箇地区(岡太神社・大瀧神社・卯立の工芸館・石川理事長宅・成願寺などの付近)
協力団体:福井県和紙工業協同組合・一般社団法人日本介護協会・一般社団法人日本介護事業連合会
特別協力:石川 浩

2016年3月3日 |
トピック:会員情報
◆会員情報
全国手漉き和紙青年の集い杉原紙大会の開催 杉原紙研究所 関係
会 期:平成28年6月24日(金)~26日(日)
会 場:兵庫県多可郡多可町内の各施設(多可町文化会館ベルディ―ホール・杉原紙研究所など)
日 程:A~Eコースの5パターンあります。詳細は和紙研HP(3月更新分)を参照するか次頁記載の事務局まで問合せ下さい。参加費・申込み方法も同様です。
宿泊定員:100名(宿泊場所の関係で先着順)
申込締切:平成28年(2016)3月31日(木)
その他:申込み者には後日参加費の振込案内や資料を送付します。また、申込み後にキャンセル料が発生した場合は後日その分を請求します。
大会資料(案内・日程・参加コース・交通アクセス・資料)と申込み用紙はこちらからプリントして下さい。

申込み・問合先
〒679-1322 兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽768ー46 杉原紙研究所内 TEL/FAX 0795(36)0080
全国手漉き和紙青年の集い杉原紙大会 事務局 (担当:藤田尚志)
【杉原紙の里エリア紹介】
兵庫県の播磨地方には、奈良時代から優れた造紙技術があったことが知られています。多可町の北部・杉原谷で生まれたと考えられている杉原紙は、古代の播磨紙の技術、伝統をもとにして生まれた紙であると推定されています。
杉原紙の名が初出するのは平安時代。その後広く愛用されましたが、明治維新以降は機械漉き技術などにおされ徐々に衰退し、大正末期に杉原谷においての紙漉きの歴史の幕がおりました。日本が高度経済成長をはじめた昭和40年代のころ、町民の間で杉原紙を復活させたいという気運が高まりはじめます。昭和45年に当時唯一の紙漉き経験者であったお年寄りを中心に、約半世紀ぶりに杉原紙の紙漉きを現在に再現することに成功、同47年に町立杉原紙研究所を設立して本格的な再興に乗り出しました。
杉原紙研究所と杉原紙発祥の地碑
現在、杉原紙は国産コウゾを100%使用し、書道用紙やハガキ、障子紙など多様な紙の生産を行っています。自然なままの純白さを出すためのコウゾの川さらし作業は、1月から3月かけて行っており、冬の風物詩として多くのカメラマンが訪れます。
川晒しの様子

杉原紙研究所周辺には様々な施設があります。『杉原紙研究所』では身近に作業工程を見ながら職人とも気軽に話ができ、紙漉き体験コーナーもあります。
紙漉体験コーナー

研究所に隣接する和紙博物館の『寿岳文庫』には他産地の和紙や貴重な和紙本の展示があり、また和紙販売所『でんでん』では杉原紙製品を買うことができます。
寿岳文庫 展示の様子

杉原紙製品の数々

隣接の道の駅「R427かみ」(※平成28年4月下旬頃からは、名称が『杉原紙の里・多可』になる予定)では、多可町内の特産品が買えるほか、レストランもありお食事ができます。一番の人気メニューは地元特産の百日鶏を使った「車留満(しゃるまん)定食」です。樹齢800年とも言われる杉の木に囲まれた『青玉神社』では心を癒される空間が広がり、清流『杉原川』では夏場には川遊びで賑わいます。
学んだり遊んだり食事ができたりと、ゆっくりと過ごすことの出来るエリアとなっていますので、多くの方のご来訪をお待ちしております。
道の駅「R427かみ」

車留満定食

青玉神社

研究所前にある杉原川の夏の様子

http://www.kitaharima-hi.com/pdf/area_a2.pdf
http://www.kitaharima-hi.com/kami/07_ken.html
2016年3月3日 |
トピック:会員情報
月例会見学ご希望の方々へ
見学希望の方は、3月17日(木)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。
FAX 申し込み書<Wordファイルです>
3月例会
日 時:3月19 日(土)13:30~17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:00~13:30 フリートーク
13:30~14:45 特別講義「三大手鑑について」宍倉佐敏会員 (下記参照)
14:45~15:00 休憩
15:00~16:40 会員発表
「リーフキャスティング(漉き嵌め)による修復処置について その2」
阿久津智広 会員(下記参照)
16:40~16:30 事務連絡・片付け・退出
会員発表
題 名「リーフキャスティング(漉き嵌め)による修復処置について その2」
阿久津智広 会員 PC・プロジェクター使用
リーフキャスティングは、新しい繊維を水の中に分散させて、虫喰い等の欠損部分へ流し込み、新しい紙を形成させて直す修復方法です。
前回の発表では、リーフキャスティングの歴史、原理、特徴(長所、短所)、そして和紙の資料への処置事例を紹介しました。今回の発表では、脆弱化した資料(竹紙、洋紙等)への処置事例を紹介したいと思います。皆さんにリーフキャスティングへの理解を深めていただくとともに、ご意見をいただきたいと思っております。
【講師プロフィール】
1979年栃木県生まれ 日本・イタリアで書籍、版画、素描等の修復を学び、現在、国立公文書館の修復室に勤務。
リーフキャスティンク作業

特別講義 「三大手鑑について」 宍倉佐敏 会員
PC・プロジェクター使用
和紙文化研究会において昨年4月の月例会では早稲田大学會津八一記念博物館で「文彩」の特別観覧がありましたので「手鑑」については皆さん興味あるところと考えます。今回は「手鑑」の意味や歴史から、手鑑の代表格である「三大手鑑」と宍倉会員がこれまで調査してきた数々の手鏡について講演いただきます。特に「大手鑑」については13種をより選ってスケッチなどを交えて解説予定です。

2016年3月3日 |
トピック:例会
◆和紙情報
SurajKund international crafts Mella (インド ハリヤナ州)
(スーラジクンド インターナショナル クラフツ メラ)
昨年9月の例会で「飯能紙再生プロジェクトと出ヶ原紙再生計画始動に当たって」の報告をいただきました滝澤徹也氏が現在参加されています。
日 時:2016年2月1?15日(月)
場 所:インド ハリヤナ州 スーラジクンド(デリー市南郊20k)
参加・出演:インド全土および海外20 カ国におよぶ手工芸・舞踊・音楽など
主催・共催:ハリヤナ州観光局、インド観光文化省他
内容
インド最大規模の手工芸の祭典。今回日本からは和紙・雅楽・太鼓・凧・刀剣からダンボールを使った造形作品まで、10名の日本の手工芸者と9名の音楽、舞踊の方々幅広く日本文化を紹介しております。
滝澤氏はインドにてガンジス川で紙を漉いた映像と作品、日本の伝統的な和紙を漉いている映像、そして紙匠雅さん、小川の関根さんに提供いただいた日本各地の和紙の展示、また、西会津の出が原紙も展示いたします。9日から15日まで和紙の実演も行います。
http://indofestival.com/surajikund_icm/surajikund_icm_top.html
2016年2月18日19日 japanese traditional paper workshop
会場:インド バラナシ アッシーガート Hotell Ganges View
講師:滝澤徹也
2016年2月8日 |
トピック:和紙情報
◆会員情報
Recycling: Washi Tales 〔和名:舞台「リサイクリング‥和紙物語」 〕
田村 正 会員関連
会 期; 3月24日(木) 25日(金) 8:00pm – 9:30pm
会 場;Asia Society 〈 725 Park Avenue, New York, NY 〉
入場料 $22 members; $26 students/seniors; $30 nonmembers.
http://asiasociety.org/new-york/events/upcoming?page=2
http://www.washitales.com/timeline.html
和紙造形作家の伊部京子さんが 原案を、米国人の脚本家Elise Thoronさんがシナリオと演出を手がけた、米国人俳優が案内役となって和紙を巡る物語。
水上勉氏原作「名塩川」越前の紙漉き職人の話。和紙の誕生と再生を描いた反故紙。反故紙で茶室を作った千利休。亡くなった清和天皇の書き残した手紙を漉き返して「還魂紙」にした藤原民子など和紙にかかわる人々をめぐる物語が、伊部さんが制作した和紙の舞台装置で展開する。
田村会員はオープニング前に舞台に立ち紙を漉き、原料調整と道具の確認をして静かに舞台を去りその後物語が始まります。
日本初公開は2016年9月27日から30日まで奈良で開催を予定している。
以下英文内容紹介(HPより)
1. Najio River
A bittersweet tale of how paper making became a tradition in the village of Najio. During the Edo era, paper making was industrious at Echizen, so a traveler from Najio, in order to support his family, came to Echizen and befriended a village woman. He took her has his wife and learned all he could before returning to Najio, and spreading the traditions of Echizen. As the story unravels, the woman from Echizen, along with their daughter, go to search for her missing husband and the truth.
2. Hogosho
Hogo paper is scrap paper used to document the people, taxes, receipts, and documents from the village. This depiction shows how it is recycled and made into new paper. It also dwells deeper into the meaning of Hogoshi as the scraps come alive with the laughter, songs, whispers, and voices of the people.
3. Sen no Rikyu
Rikyu is a man of great looks and height. He is a zen and tea master who has a tea room that upsets and defies the power of the shogun. The entrance to the room is lowered so that any man or creature who enters is of the same rank, and the grey paper on his walls tests his loyalties. When serving some officers of the shogun, he is ordered to be killed, which he takes with his own hands only after serving them tea. His legacy, bigger then before, continues to live on.
4. Fujiwara Tamiko
Fujiwara Tamiko is the lover of the 10th century Seiwa Emperor. After his death she uses his old love letters to write sutras for him and passes them out to their close friends and families. She transforms her loss into prayer through the help of washi.
Presented with support from The Japan Foundation
1、Recycling: Washi Tales

2、『HAND PAPERMAKING』(2014年夏号)表紙を飾ったWashi Talesの舞台、文学座俳優今井園子氏。

3、『HAND PAPERMAKING』(2014年夏号)Washi Tales紹介記事

4、舞台上で和紙の飾る位置を指示する伊部京子氏

5、Shonosuke Okura and Karen Kandel

2016年2月8日 |
トピック:会員情報
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