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月例会見学ご希望の方々へ


見学希望の方は、7月17日(水)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、月例会担当の日野宛(東京文物)にFAX03−3759−7103)でお申し込み下さい。なお、当日見学代として2,000円ご用意下さい。

会場の関係で先着10名様までといたしますのでお早めにご連絡下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです>

 

◆7月例会

日 時:7月20日(土)13301700

会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室

13151330 特別講義原本観覧と実演レイアウト準備

13301430 ミニ研修旅行「あきるのふるさと工房」報告

14301440 休憩

14401640 特別講義「和刻法帖について」 原本観覧・版木実演

PC・プロジェクター使用

16401700 事務連絡・片付け・退出

特別講義と実演

題名「和刻法帖について」

招聘講師 日本近世書道史・近世金石研究 岩坪充雄先生

「和刻法帖」とは江戸時代の日本で出版された書道の手本である。現在の芸術「書道」とは意味が大きく異なり、全てが毛筆筆記の時代の中、出版物も毛筆由来の文字に依拠した時代を考える上で、当時の筆記手本「和刻法帖」は日常的であるが故に重要な資料である。明治以降の西洋化で活字・硬筆文化に移行し、それに慣れ切った現代人とは、本質的な感覚が異なる。さらに近年急加速するPCや携帯電話などの電子化も加わって、江戸筆記文化の真相は増々遠のいてしまうのだろうか。

重要資料であるはずの「和刻法帖」研究は遅々として進んでいない。原因は『国書総目録』の未収録扱いから、出版数の厖大な数が想像されるがその全容すらつかめない。現代の図書分類では抜け落ちてしまう部分など考えられるが、和紙研で始まった興味深い紙質調査(「日本の法帖調査研究報告」)なども踏まえて、今回はそのあたりを掘り下げたい。

そして、皆さんに和刻法帖を実感していただくために、江戸時代の版本類に3種の印刷方法に即した左版・凸字版・正面版の原物も展観し、また手に取っていただきたい。原版(版木)を実際に摺る実演もしたい。希望者には摺る体験を通し和刻法帖の理解をしていただきたい。

 

観覧予定の原本と版木

写真「太極帖 4C

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正面版の例:拓本と同様の技法で摺られるもの。この「太極帖」は「草書千字文」「白雉帖」と共に正面版としては最も古いものの一つ。

 

写真「版木 千字文 4C            「遊蜀 4C

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凸字版の例:通常の整版本と同じ原理。千字文の版木と同類の例

 

写真「十七帖 拓 4C

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「版木 十七帖 4C

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左版の例:拓本に似た仕上がり。十七帖の版木と同類同箇所の例

 

【講師プロフィール】

岩坪充雄(いわつぼ みつお)日本近世書道史 1960年生まれ 53歳 文京学院大学職員 東京都荒川区在住 日本中国学会会員 書学書道史学会会員 近世金石研究会会員

善補楽工房主宰 『東隅随筆』は現在359号まで刊行 岩瀬弥助記念書物文化賞受賞

著書『江戸・唐様書道史研究叢稿』 論文「和刻法帖理解のために − 近世毛筆文化理解の一歩−

(『書物・出版と社会変容』研究会刊)ほか

 

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