和紙文化研究会 > 和紙研お知らせ > 2015

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、12月17日(木)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです>

月例会
日 時:12月19日(土)13:30~17:00
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
13:00~13:30 フリートーク
13:30~14:45 特別講義「トロロアオイについて」増田勝彦 副会長
14:45~15:00 休憩
15:00~16:40 招聘講師発表
「紙の時代判定―紙漉方法の変遷―  (下記参照)
16:40~17:00 事務連絡・片付け・退出

招聘講師発表
PC・プロジェクター使用
題  名
「紙の時代判定  ―紙漉方法の変遷― 」     藤本孝一 講師
古文書や古写本の時代判定をする場合、年号のないものを判定する時は、多くは、判定者の知識の形成による年表で判断してきた。それは個人の判定でしかない。客観的な方法はどのようなものかと模索してきた。現在おおよそ、江戸時代か、それ以前かに分けることが出来た。その方法は時代の漉き方の変遷により、判定できる。溜漉と流漉である。古写本を中心に検討していきたい。
 1回紙の時代判定 

【講師プロフィール】
冷泉家時雨亭文庫調査主任 大本山随心院顧問(文化財担当)

特別講義
                        PC・プロジェクター使用                             
題  名
「トロロアオイについて」              増田勝彦 副会長
 和紙の手漉き作業にはトロロアオイの根から浸出する粘液が大きな働きをしています。まず、『和紙文化辞典』久米康生著、わがみ堂、1995.10.1に当たってみると、平凡社版『寺崎日本植物図譜』の記述を典拠として、江戸期に製紙家がその知識を応用してトロロアオイを使い始めたと考えられる、と書かれていました。しかし『寺崎日本植物図譜』には渡来時期の典拠は示されていません。
 和紙に興味を持つ私にとってトロロアオイの渡来時期は重要な問題なのですが、肝心の植物事典が典拠を示していないのでは、頼りない限りです。
 そんなこともあって、実際にトロロアオイが描かれている絵画を探すことにしたところ江戸時代以前に描かれた絵画にもトロロアオイが美しく描かれていました。そのような事情をお話ししようと思います。

トロロアオイの写真
ロンドンのV&A博物館で撮影した中国清朝の磁器に描かれたトロロアオイ

 

小津和紙ご案内200

◆和紙情報

関 出 退任記念展
                         関 出先生関連
期間:2015年12月15日(火)- 12月24日(木)
   午前10時 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館2階
   〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
問合:ハローダイヤル03-5777-8600
入場:無料

月例会や講演会の講師をつとめていただきました東京藝術大学美術学部絵画科日本画研究室関出先生の退官記念の展覧会です。1970年代の作品及び近作をはじめ素描などが展覧されます。

http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2015/seki/seki_ja.htm

◆和紙情報

ロギール  アウテンボーガルト 和紙の世界 展                                         
                    ロギール  アウテンボーガルトさん関連  

期間:2015年12月4日(金)~26日(土) 11:00~24:00 (日曜・祝日休み)
会場:ART FOR THOUGHT 〈アート フォー ソート、ギャラリー+カフェ&バー〉
OPEN:CAFE 11:00~18:00  BAR&DINNER  18:00~23:00
東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座8丁目ビル1F  Tel/Fax 03-6228-5922
アクセス:地下鉄銀座駅A3出口より6分 JR新橋駅銀座口より6分
www.artforthought.jp

 招聘講師として例会で発表していただいたロギール  アウテンボーガルトさんが今月銀座で展覧会を催します。会場は「銀座経済新聞」で「銀座にギャラリーカフェ「ART FOR THOUGHT」-個性生かし姉妹が開く」と紹介されたアートと食が融合した空間。和紙と蔓を使用したペンダントライト、草花を漉き込んだ和紙のスタンドライト、コットンペーパーとの融合で和紙の魅力を引き出した平面作品等、アウテンボーガルト氏の和紙の世界感をお楽しみ頂けます。ギャラリーとしてご利用も可能です。 併せて「銀座和紙」の紹介もしています。

昼から夜へ色々な佇まいに変化、興味深い空間なので、ART FOR THOUGHTのArt Director 山際百合子さんにコメントをいただきました。

銀座でも特にギャラリーの多い場所にあり、アートや文化に造詣の深い方々が多くいらっしゃいます。一方、ギャラリーは敷居が高く入りにくいと感じる方々にも気軽に入って頂けるようカフェ機能を持たせています。 夜は本格的なお食事もお召し上がり頂けます。アーティストとシェフがコラボレーションしてメニューを作り、五感で楽しんで頂けるようなお料理を提供する特別期間もございます。

“ART FOR THOUGHT(アートフォーソート)”という店名は、英語の慣用句の”FOOD FOR THOUGHT(=思考の糧、思考の材料)”をアレンジしたものです。

2-3週間ごとに様々な分野の個展、グループ展を開催しています。(平面:写真・書・絵画、立体:彫刻・陶芸・ガラス等)完成体としての作品だけでなく、その背景にあるストーリーや、視点の面白さを大事にしています。 またこの場所が、作家にとっては活動を続ける上でのチャンスにつながるように、鑑賞者にとっては作品や作り手にふれることで新たな視野が広がっていく機会となるように…サロンのように色々な出会いがうまれる場所になればよいなと思っております。

お料理は、素材をいかしたお野菜やお肉の創作料理で、ごちそうサラダ、季節のシチュー、日替わり総菜なども人気です。そしてドリンクは自家製ジンジャエールやリキュールなどもオススメです。どうぞ気軽にお越し下さい。

はがきハガキ (2) 地図地図 4C

ギャラリー入り口

外観

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灯りスタンド 

 

◆和紙情報

調布市・木島平村姉妹都市盟約30周年
この村でつくる ―木島平村の3人の作家たち― 展
                          上埜曉子さん関連
期間:2015年11月14日(土)~12月24日(木)
会場:調布市文化会館 たづくり1階 展示室 10:00~18:00
182-0026 調布市小島町2-33-1 最寄駅:京王線調布駅から3分
問合:(公財)調布市文化・コミュニティ振興財団たづくり事業課 電話042(441)6150
入場:無料

http://www.chofu-culture-community.org/forms/info/info.aspx?info_id=4455
http://www.kijimadaira.jp/docs/2015102900019/

以前研修旅行でお邪魔したり、講演会の講師をつとめていただきました長野県下高井郡木島平村、内山手漉き和紙体験の家の上埜曉子さんと同村で活躍するガラス工芸の安藤ひかりさんとアートランプの菊池晃一さんの展覧会。調布市との交流30年を記念して行なわれています。

上埜さん作品
CA3F0020

CA3F0033

 

チラシ
チラシ 1

チラシ 2

チラシ 3

◆会員情報

新刊情報「筆の源流  巻筆の世界― 攀桂堂雲平筆四百年 ―」

日野楠雄 関連

 

和紙の優位性と多様性を証明する筆があります。「和紙がないと作れない筆“紙巻筆(巻筆)”」を世界で唯一受継ぐ筆師、十五世藤野雲平氏。その工房攀桂堂(はんけいどう)が創業四百年を迎え、記念誌が刊行されました。貴重な存在である巻筆20種と歴代雲平氏の紹介に加えて筆の歴史や構造に触れ、著名な先生方のご寄稿も多数掲載されております。

B5版・並製・160頁(80頁カラー)   

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発行日:2015年10月
発行者:藤野雲平
発行所:攀桂堂
編著者:日野楠雄
企画製作:(有)東京文物

内容
◇ 筆の歴史と巻筆 ◇雲平筆の種類と形状 ◇雲平筆の歴史 ◇略年表 ◇筆師と攀桂堂の所在地 ◇名家書画作品と書簡
◇寄稿(敬称略)
写経と巻筆(荒井湧山)・源氏物語と紙巻筆(右近正枝)・藤野雲平謹製「巻筆」を使ってみて(神崎充晴)・皇室と雲平筆(久能 靖)・有栖川御流「有栖川宮家から高松宮家へ」(佐藤 進)・古画の筆に思いを馳せる(島尾 新)・大仏開眼用筆の復原模造と十四世雲平(杉本一樹)・攀桂堂・巻筆との関わりと普及(高城弘一) ・仮名文字と巻筆(名児耶  明)・現代書を拓いた筆(比田井 和子)・千二百年の伝承が語る世界(宮里 司)・巻筆礼讃(村上翠亭)・筆の歌 筆百首(佐野光一)他
今回は私家版ということで一般流通はいたしませんが、ご興味ある方は
(有)東京文物または攀桂堂にお問合せ下さい。