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展示・販売
江戸から伝わる一筋の道 第60回東京都伝統工芸展         
              田中正武・(株)東京松屋 会員関係

日 時:2017年1月19日(木)~1月24日(火) 10時~20時(20日(金)と21日(土)は20時30分まで、最終日24日(火)は18時閉場)
場 所:〒151-8580 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号
     TEL 03(5361)1111(代)
出 品
〈洒落者が愛した江戸の技〉
〔江戸切子〕〔東京七宝〕〔江戸木目込人形〕〔東京手植ブラシ〕〔東京彫金〕〔江戸筆〕〔東京籐工芸〕〔江戸木版画〕〔江戸表具〕(田中会員)〔江戸刷毛〕〔江戸指物〕〔江戸からかみ〕〔江戸鼈甲〕〔江戸硝子〕〔江戸刺繡〕〔江戸打刃物〕
交 通:JR新宿駅 新南改札・ミライナタワー改札より徒歩2分、都営新宿線・都営大江戸線・京王新線 新宿駅より徒歩5分。(地下1階地下鉄口直結)
主 催:東京都

東京都
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/12/14/11.html

◆会員情報

100年後に残る、工藝のために 
21世紀鷹峯フォーラムin東京 工芸を体感する100日間         
              小津和紙・紙の博物館 会員関係

21世紀鷹峯フォーラムHP「はじめに」より
東京には「工芸」にかかわる美術館・博物館、教育機関、研究所、工房、ギャラリー・ショップ、そして料理 店、ホテルにいたる施設が密集しています。工芸とその使い手が集まるこの土地で、「連携」による多彩な仕掛けによって、これまでになかった工芸を体感していただく100日間が、21世紀鷹峯フォーラム in 東京です。
工芸を「みて」「体験」し「しり」、工芸を取り巻く課題を「考え」、解決のために「参加する」、100の機関による約300のイベントが用意されています。どなたでもきっと「自分にできる工芸のこと」が見つけられるでしょう。工芸に関心をもつ方々にお誘いの上、ぜひご参加ください。

開催期間:2016年10月22日(水)~1月29日(日)
会  場:東京都内全域
主  催:100年後の工芸のために普及啓発実行委員会・オールジャパン工芸連携 京都/東京/金沢実行委員会
助  成:文化庁平成28年度地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
後  援:経済産業省・東京都・京都府・石川県・東京商工会議所 日本デザイン振興会・NHK・朝日新聞社・毎日新聞社・読売新聞社・日本経済新聞社・産経新聞社

関連出版:『21世紀鷹峯フォーラム 東京ガイドブック』無料
A5版・184頁・並製・オールカラー、索引・イベントカレンダー・地図付  〈139頁は小津和紙の紹介、171頁は紙の博物館紹介〉

http://takagamine.jp/
https://www.facebook.com/takagamine/

Exif_JPEG_PICTURE「東京ガイドブックの表紙」

 

◆会員情報

展示・イベント
小津和紙ギャラリーの催しの紹介    小津和紙 会員関係

小津和紙ギャラリーでは新春から3月まで、和紙関連の催しが続きます。今月と来月にかけてご紹介いたします。
小津ギャラリー:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル2F TEL. 03-3662-1184 
営業時間:月曜日~土曜日 11:00~18:00 

新春第一弾
テーマ:21世紀鷹峯フォーラム「和紙の作り手と使い手をつなぐ」
日 時:2017年1月9日(月)~1月21日(土)11:00~18:00(21日は15時まで)
和紙の作り手と使い手に焦点を当てた展示と関連イベントを行います。今回紹介する和紙は、富山の悠久紙です。金沢の工芸と連携してさまざまな試みを行っています。
主催:小津和紙+100年後の工芸のために普及啓発実行委員会
共催:女子美術大学

シンポジウム:「日本文化にいきづく和紙」
1月14日(土) 14時~15時30分
参加:東中江和紙加工生産組合 他

※「21世紀鷹峯フォーラム」の詳細は次項を参照。

 

第二弾
テーマ:松阪もめん×深野紙展
日 時:2017年1月23日(月)~1月28日(土)10:00~18:00(23日は13時から、28日は15時まで)
この展覧会は三重の2つの文化である和紙ともめんを紹介します。三重県飯南郡飯南町で産する深野紙(ふかのがみ)、ゆうづる会(松阪もめん手織り伝承グループ)、松阪もめん手織りセンター関連の展示です。
松阪もめん手織りセンター:http://matsusakamomen.com/
深野紙:http://www.tesukiwashi.jp/p/fukano1.htm
第三弾
テーマ:土佐和紙展
日 時:2017年1月30日(月)~2月4日(土)10:00~18:00(30日は16時から、4日は15時まで)
高知県手すき和紙協同組合による和紙の展示です。

ギャラリートーク
1F和紙体験工房で14:00~と6:00~に行います。 
土佐和紙の職人による紙漉き体験
場所:1F紙漉き体験工房 1/31(火)~2/2(木) 随時・予約不要
高知県手すき和紙協同組合 http://www.tosawashi.or.jp/
第四弾
テーマ:日本画の紙を極める ~越前和紙が創り出す日本画の粋~
日 時:2017年2月6日(月)~2月11日(土)10:00~18:00(6日は15時から、11日は14時まで)
概要
大正10年、大陸から伝わった良質な麻紙を目指し、初代岩野平三郎氏が開発に取り組み、顔料の発色や墨付きの良さ、線描の豊かさの優れた日本画用の麻紙を復活させました。当時、横山大観氏、竹内栖鳳氏、富田渓仙氏、小杉放菴氏などが画材として愛用し、現在も、平山郁夫氏や千住 博氏に使用されています。
このように、越前では多くの日本画用紙が漉かれ、多くの芸術家たちに愛されてきました。この機会に、越前和紙の魅力に触れてみて下さい。
展示品(予定)
〔日本画用紙〕
岩野平三郎製紙所で漉かれた日本画用紙を中心に、越前で漉かれている日本画用紙
〔日本画の作品〕
〔三代目岩野平三郎を偲ぶコーナー〕

ギャラリートーク
2月11日(土)11:00~12:00
「岩野麻貴子さんが語る三代目岩野平三郎のすがた」

紙漉き実演
2月11日 11:00~16:00(途中休憩有)
越前の伝統工芸士による、楮紙の実演
場所:小津和紙1F実演コーナー

福井県和紙工業協同組合 http://www.washi.jp/

 

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、1月18日(水)まで、添付「Web申し込み書」に必要事項を記入の上、下記例会委員専用アドレスへ添付してお送り下さい。
entry@washiken.sakura.ne.jp
また、HP担当の日野宛に「FAX申し込み書」(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細はこちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。

FAX申し込み書

◆ 1月例会
日 時:1 月21 日(土)13:30 ~17:0 0   
  会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
  13:00 ~ 13:30 フリートーク
            ※会員相互の情報交換の時間としてご利用ください。
  13:30 ~ 14:40 2016年度 第5 回宍倉ゼミ宍倉佐敏 会員(下記参照)
  14:40 ~ 14:50 休憩 
  14:50 ~ 16:30 招聘講師発表 高橋裕次講師(次頁参照)
  16:30 ~ 16:45 事務連絡
  16:45 ~ 17:00 片付け・退出

 

2016年度 第5回 宍倉ゼミ                     
題 名:和紙の歴史   その5「雁皮の利用が和紙開発のヒントになった」        
                            宍倉佐敏 会員 
 手漉き紙の先進国であった中国は麻やカジノキなどの長い繊維を切断・叩打・打紙や瑩紙の製法改善策として、切断工程の少ない短い繊維の植物を紙に利用する研究を進め、最終的にタケ・ワラ・草類で筆記性の良い手漉き紙を完成した。
 我が国も同様にマユミで荼毘紙など作ったが脆弱で後加工が必要であった。雁皮・オニシバリなどの中間長さの樹皮繊維を楮や麻に混ぜて製紙すると今までの紙とは異なった良質紙が生まれた。
 これらのジンチョウゲ科植物繊維は腐食させると一層粘性が増し、手漉き紙の品質が一段と向上した。これをヒントに長い椿繊維でも粘性の高い物質を加えて漉くと上質紙ができる事を知り、楮にネリ剤を加える新たな製紙法が誕生した。ネリ剤に使える植物と雁皮類の性質を中心に発表する。  
 前回同様にDMSとプロジェクターで繊維拡大写真を観察する。

 

印刷の際を比較して下さい。
1)6、那須楮 ソーダ灰煮(200xDMS画像)%ef%bc%92%ef%bc%89%ef%bc%96%e3%80%80200x
2)12、雁皮 ソーダ灰煮(200xDMS画像)%ef%bc%94%ef%bc%8912%e3%80%80200x

3)13、楮・雁皮 ソーダ灰煮(200xDMS画像)%ef%bc%96%ef%bc%8913%e3%80%80200x
紙資料は「繊維判定用 和紙見本帳」(2008年 紙の温度(株)発行)より

 

 

招聘講師発表                  PC・プロジェクター使用

題 名「朝鮮国書の料紙」                
                           高橋裕次 講師

 朝鮮国書とは、朝鮮国王が江戸幕府の将軍である徳川氏に宛てた外交文書です。それは朝鮮通信使が江戸へ持参したもので、江戸時代の日朝外交の展開を象徴的に伝えるものです。現存している朝鮮国書は、東京国立博物館や宮内庁書陵部、京都大学総合博物館等に所蔵されており、これらの国書について、繊維分析等の詳細な調査が行わているようです。
 今回は、この調査結果を基に朝鮮国書に使用されていた料紙についてお話いただきます。

【講師プロフィール】
 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館 学芸研究部保存修復課長