会員情報

〖季刊 和紙だより2013秋号の紹介〗

「季刊 和紙だより40号」(2013秋号)に2014年3月15日の和紙研月例会の講演「楮数種類の繊維と紙質の分析(仮題)

として予定されています招聘講師のロギール アウテンボーガルト氏が一面に紹介されました。二面には日野楠雄会員、四面情報欄に今月30日の当会「和紙文化講演会」が紹介されています。

40号の構成〉

  • 越前和紙への提言:手漉き紙漉匠・紙漉き民宿「かみこや」主宰Rogier Uitenboogaart(ロギール アウテンボーガルト)氏「ペーパー・ツーリズムで引き出す地域の個性」
  • 取組紹介:文房四宝研究家の日野楠雄氏「講演 和紙と墨色」

 ロギールさんの紙に書いた作品が2点紹介されています。

  • レポート:第17回越前千年紀ロマン講座「岩野平三郎と近代日本画の巨匠たち」

情報欄:

「うつす和紙・棚井文雄写真展・越前和紙の世界」展

「越前和紙伝統工芸士認定試験」

「第30回伝統的工芸品月間国民大会関連行事」(和歌山大会)

「第21回和紙文化講演会」

和紙だより40号 1

和紙だより 40号  2

和紙だより 40号 3和紙だより 40号 4

(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)

 

「季刊 和紙だより」について

福井県和紙工業協同組合が2004年(平成16)から春夏秋冬の年4回発行している全国で唯一の和紙関連季刊誌です。編集の右衛門佐美佐子(Yomosa MISAKO)さんは全国を飛び回って旬な和紙情報を集めています。

 これまでに和紙研関係者も掲載されておりますので、ご紹介いたします。

会員関連

【越前和紙への提言】

26 2010春 府川次男(和装本・研究・指導・制作)「アイデア無限の和装本作り」

25 2010冬 尾村知子 (編集者・和紙企画)「作り手を作る前に、使う人にとどける場作りを」

18 2008春 花牟禮亜聖(ペーパーデザイナー) 「紙と対話する喜び」

ショップレポート

15 2007夏 東京松屋 国内最大の襖紙ショールーム、リニューアルオープン

9 2006冬 小津和紙舗 「東京圏の和紙の文化拠点」

3 2004夏 紙の温度 

【取組み紹介】

40 2013秋 日野楠雄 講演「和紙と墨色紙・墨・水、三位一体の世界」

12 2006秋 美濃和紙 行政と協力し合う美濃和紙振興事業「イベントでシンボル効果つくり」

講演会関係

35 2012夏 内藤恒雄さん(手漉き和紙工房主宰)「作って売るのが自分のテーゼ」〈第18回和紙文化講演会関係〉

28 2010秋 ナンシー・ジャコビさん (和紙卸売販売会社経営、在カナダ)「きちんと伝えれば持続的な効果をもたらす」〈第17回和紙文化講演会関係〉

イベント

25 2010冬 Dard Hunter「紙・未来・宇宙」フレンズ・オブ・ダードハンター作品展

招聘講師

40 2013秋 ロギール・アウテンボーガルト (紙漉き民宿「かみこや」主宰)「ペーパーツーリズムで引き出す地域の個性」

 

 「季刊和紙だより」発行主旨 

中国大陸から朝鮮半島を経て日本に伝わった紙は、長い年月、日本の美術や書物を根底で支えた情報・文化媒体であると共に、その技術は現代まで脈々と継承されてきた日本が誇るすばらしい文化です。

和紙を含む伝統産業は、国民のライフスタイルの大きな変化の波を受けて、いずれも苦戦を強いられています。中でも今まで「素材」の生産を中心としてきた和紙産業は、目の超えた商品に通じた消費者への訴求が難しいなど、将来を展望しにくい状況にあります。

一方で、「和」「アジア」あるいは「エコ」「自然志向」への関心の高まりの中で、グローバル化を背景に、海外から多くの和紙風素材が流入しています。

今こそ「和紙」が生き抜く新しい道筋を見つけ出す時です。そのためにまず、内外の状況と時代の流れをつかみ、産地・業界・ユーザーがこれを共有するための情報源が必要であると考えました。原料・生産・流通・企画・デザイン・加工・マーケティング・文化研究などが連携して、新しい流れを自ら創り出していくために、この和紙情報誌が少しでもお役に立つことを願ってやみません。「季刊和紙だより」は、越前和紙のみならず、和紙産業全体の活性化に資するささやかな情報ツールを目指しています。

 この度、創刊号からダウンロードできるようになりました。小さな媒体ですが、和紙に関わる人、和紙に関わるビジネス、和紙産地の今を伝え、「業界活性化のための様々なヒントがある」とご好評をいただいております。

 現在、5号以降のバックナンバーを以下アドレスよりダウンロードできますのでご覧下さい。

http://washidayori.jimdo.com/バックナンバー一覧/no-37/

 

また、越前和紙を愛する会(福井県和紙工業協同組合内)では、会員を募集しております。会員には情報誌『和紙の里』(年1回発行)を発行・送付しており、今年で34号になります。

http://www.echizenwashi.jp/information/magazine.html

 

「季刊 和紙だより」『和紙の里』ともにお問合せは以下までお願いします。

915-0234

福井県越前市大滝町11-11(福井県和紙工業協同組合内)
TEL:0778-43-0875