5月2017

◆和紙情報

第39回 日本新工芸展」             月岡裕二先生関連

会 場:国立新美術館 東京都港区六本木7-22-2
会 期:平成29年5月17(水)~5月28(日)午前10時~午後6時
    休館日23日(火)休館
主 催:公益社団法人 日本新工芸家連盟
後 援:文化庁・東京都・京都府・京都市・NHK
入場料:一般:700円 学生:400円 中学生以下:無料
列品解説:
叶 道夫先生:第39回展審査員(陶・磁を中心に)
日 時:5月20日(土)午後1時30分~2時30分 
兼先 恵子先生:第39回展審査員(染・織を中心に)
日 時:5月27日(土)午後1時30分~2時30分

http://www.nihon-shinkogei.or.jp/honten/index.html

「第2回日本新工芸関東地区会展」
会 場:上野の森美術館ギャラリー
会 期:6月1日 (木) ~ 6月7日 (水)
    10:00~17:00最終入場閉館30分前まで(最終日15:00閉館)
入 場:無料
概 要:陶磁器、金属、染色、人形、漆、金切硝子など約100点
主 催:日本新工芸家連盟 関東地区会
ジャンル:工芸
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=209

◆協力隊

因州和紙へ協力隊求む
鳥取市青谷町は、「因州和紙」の一大産地で、書道用紙の生産を中心に和紙職人たちの営みが続く「和紙の里」です。しかし、近年伝統技術を受け継いできた手すき和紙職人が減り、手すき和紙産地としての存続と後継者の育成が喫緊の課題となっています。
こうした課題を解決し、この地域を「和紙の里」として活性化するためには、和紙関係者や地域、行政との連携による取り組みが肝心です。そして、地域外からの視点、発想で因州和紙の魅力を引き出し、積極的に活動する「地域おこし協力隊」がぜひとも必要です。           〔鳥取県鳥取市〕

募集人員:1名 20歳以上 男女不問
賃金:月額166,000円(賞与なし)
雇用期間:平成29年7月1日(委嘱予定日)から平成30年3月31日まで(予定)ただし、最長で平成32年6月30日まで更新することができます。
申込受付期間:2017年05月01日~2017年05月31日
他に諸条件がありますので以下に問合せ下さい。
〒689-0592 鳥取県鳥取市青谷町青谷667番地
TEL:0857-85-0011 FAX:0857-85-1049 担当:松原
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1458088327708/index.html
http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1493600301456/index.html

◆和紙だより

〖季刊 和紙だより54号 2017春号の紹介〗
目次
越前和紙への提言〉…… 1頁
三宅賢三(竹紙漉き職人)
「竹紙に憑かれて三十年–和紙以前の紙を漉きたい」
〈ショップレポート〉…… 2頁
「京都和とじ館」編集力を生かし、特殊用途の和綴じ本制作
〈レポート〉…… 3頁
「越前生漉き鳥の子紙保存会」活動近況と目指すところ
〈和紙ミニコーナー〉…… 4頁
「和紙素材の研究展IV」開催 
〈情報欄〉…… 4頁
越前市「紙の文化博物館」リニューアルオープン、第三回国際木版画会議ハワイ会議開催予告、「紙と紙まつり」開催、他 

バックナンバー一覧(下記URL)からダウンロードできます。
http://washidayori.jimdo.com/

◆産地交流

「大切な国産和紙原料 ―トロロアオイの作付け会議―」       
 
 4月26日(水)午後、小川町トロロアオイ生産組合(代表 黒沢岩吉さん)・JA・県の方々が集まり、今年度の作付会議が開かれました。和紙研からも2名お邪魔しました。
 3月~4月の希望を集約しましたら、昨年秋にご協力いただいた方々以外にも各地から希望があって、昨年の余剰分を含めても多い結果となり、組合員で今年度分の作付けを割り振りしました。また、農林振興センターの担当から営農指導もありました。
 今月後半に作付けが始まりますが、生育状況などこのHPで「トロロアオイ日記」として時折お知らせする予定です。

 

「紙の神様 ー壱千三百年の大祭・御神忌に向けて」

 今年の岡太神社・大瀧神社春の例大祭は無事終了しました。式典の最後に宮司様から来年の「千三百年の大祭」についての話がありました。遠く長き間、毎年行なわれてきた祭礼、来年はそれが1300回という節目の年で、その意味は、紙漉きの心の拠り所であり、伝統を継承し、そこからブランド力を創造するということではないかということでした。越前地区のみならず、全国各地の和紙関係者には、この節目に向けて和紙力の再確認と新たな発信をしてもいいのではないでしょうか。
 この1300年という時間の経過を年表(福井県和紙工業協同組合提供)で確認できるようにしました。長い越前和紙の歴史をご覧下さい。

 

千三百年表

 来年の春の「一壱千三百年の大祭・御神忌」予定
5月2日 お下り
  3日 法華八講
  4日 式典
  5日 お神輿渡り お上り

場 所:岡太神社・大瀧神社 
    〒915-0234 福井県越前市大滝町23-10 電話0778-42-1151
http://www.washi.jp/history/maturi1.html
 
神社風景Exif_JPEG_PICTURE

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宮司様のお言葉Exif_JPEG_PICTURE

月例会見学ご希望の方々へ

見学希望の方は、5月18日(木)まで「添付申し込み書」に必要事項を記入の上、事務局へ月例会担当の日野宛にFAX(03-3759-7103)でお申し込み下さい。見学詳細こちらからご連絡いたしますので、必ずご連絡先を明記して下さい。もし明記がない場合は受付できません。なお、当日見学代として1,000円ご用意下さい。また、見学者が多い場合はお断りすることもありますので、お早めにお申し込み下さい。
なお、今月は総会がありますので、宍倉ゼミの見学だけとなりますのでご了承下さい。

FAX 申し込み書<Wordファイルです>

 

entry@washiken.sakura.ne.jp

WEB 申し込み書<Wordファイルです>

 

5月例会  
日 時:5月20 日(土)13:30~14:40 
会 場:小津和紙本社ビル 6階会議室
      13:00  13:30   フリートーク
      13:30~14:40 宍倉ゼミ( 特別講義は「ゼミ」と呼称を変更しました )
                     「戦国時代の紙と武将」宍倉佐敏 会員(下記参照)
     以降 定期総会
             
第9回 宍倉ゼミ           PC・プロジェクター・DMS使用
題名 和紙の歴史 近世の和紙 -1
『製紙が地方の主な産業になり、紙の種類も生産量も増大した』              
                            宍倉佐敏 会員
  江戸時代は町人も紙の消費者になり、紙の種類も多くなり、生産量も拡大して製紙が我が国を代表する産業の一つに数えられ、紙は日常生活の必需品となった背景や、需要の高い庶民の紙「半紙」「チリ紙」などの製法と特徴や紙漉き農民達の厳しい生活などの様子を探る。
 近世に作られた数多い紙の中で、後に江戸の三大和紙と呼ばれた「檀紙」「杉原紙」「奉書紙」の調査結果と江戸時代に大名たちの間で急激に話題となった「白石紙布」の製法と特徴を纏めてみる。
 「檀紙」「杉原紙」「奉書紙」をDMSで分析予定。

 

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